とうとう亡くなったのですね。初代若乃花の弟・元大関貴ノ花・元藤島親方・現二子山親方。兄の若乃花“土俵の鬼”が苦労上がりで、偉大すぎて、その弟はサラブレッドの弟と期待されたようでもあり、“兄の七光”がきっと重かっただろう。
然るに大関止まり、貴ノ花の頃は周りが大きく、体重が100kgちょっとでは大変だったろう。でも、初代若乃花も大きくはなかったが、“仏壇返し”なる神業のような豪快な技を見せて『威風堂々』、兄の影にどうしても追いつけなかった。
九勝六敗が目立ち、“九六(くんろく)大関”では、“土俵の鬼”の呼び名に対しては差がついてしまった。
しかし、頑張って上級中間管理職までは上がったが、その上の取締役にはどうしても上がれない、一生懸命やっても上がれない。
土俵際の粘り腰は、うならせるが、最後は土俵を割って、ついには勝てない。
はらはらさせて勝てないのです。
この、“どうしても”って感じの哀愁の背中が、見せたのでしょう。
現役最後の頃は、負けそうな相撲が多くて、辛そうだった。
口腔底ガン、あんまり聞いたことがない場所の癌で、口の様に体表に近いところは、胃ガンなどの奥と違って見た目でもきついね。
貴ノ花は、自分の子供達(貴乃花、若乃花:三代目)の為の戯曲のエチュードを演じたような生き方だった、と書くと書きすぎだね、合掌。
然るに大関止まり、貴ノ花の頃は周りが大きく、体重が100kgちょっとでは大変だったろう。でも、初代若乃花も大きくはなかったが、“仏壇返し”なる神業のような豪快な技を見せて『威風堂々』、兄の影にどうしても追いつけなかった。
九勝六敗が目立ち、“九六(くんろく)大関”では、“土俵の鬼”の呼び名に対しては差がついてしまった。
しかし、頑張って上級中間管理職までは上がったが、その上の取締役にはどうしても上がれない、一生懸命やっても上がれない。
土俵際の粘り腰は、うならせるが、最後は土俵を割って、ついには勝てない。
はらはらさせて勝てないのです。
この、“どうしても”って感じの哀愁の背中が、見せたのでしょう。
現役最後の頃は、負けそうな相撲が多くて、辛そうだった。
口腔底ガン、あんまり聞いたことがない場所の癌で、口の様に体表に近いところは、胃ガンなどの奥と違って見た目でもきついね。
貴ノ花は、自分の子供達(貴乃花、若乃花:三代目)の為の戯曲のエチュードを演じたような生き方だった、と書くと書きすぎだね、合掌。