約束は常に違えてきた
そうして許され生きている
あっちへ行ってはこっちへ戻り
みずから作った檻の中で
ぐるぐるぐるぐる巡っている
だからこの約束だけは
どうにか果たさなければならないのだ
祈りなど何の救いになるだろう
心の慰めになったところで
先は静かによこたわる
だからこの約束だけは
どうにか果たさなければならないのだ
何も知らない何も見ない
それがどれほど苦しいのかを
味わうことはかつてなかった
不確定に揺らぐ先が
いっそ自分の檻の中なら
どれほど安らかにいれただろう
揺らいではならない
憂いてもならない
だからどうか、
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