鈍い色に憂う日は終わり
鮮やかな土の色が畏れを心に植え付ける
それでも街を歩く死の色は
とぼとぼ、とぼとぼと
無言で足跡を刻むのだ
手足がひどくしびれている
頭がひどく不明瞭だ
しかし考えることは必ずしも
動物としての人間に最良はもたらさない
今はただ
ただ生きるだけの獣であれ
四肢も頭も心さえ
酷使して泥に沈んで眠るがいい
穏やかな泥濘にひたる間は
どんなにか穏やかであることだろう
暗く、澱んだ、眠りの泥は
あの土色よりずいぶん眩しい
鮮やかな土の色が畏れを心に植え付ける
それでも街を歩く死の色は
とぼとぼ、とぼとぼと
無言で足跡を刻むのだ
手足がひどくしびれている
頭がひどく不明瞭だ
しかし考えることは必ずしも
動物としての人間に最良はもたらさない
今はただ
ただ生きるだけの獣であれ
四肢も頭も心さえ
酷使して泥に沈んで眠るがいい
穏やかな泥濘にひたる間は
どんなにか穏やかであることだろう
暗く、澱んだ、眠りの泥は
あの土色よりずいぶん眩しい
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