ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

「不安の種」、そして「おちょなんさん」

2014年02月05日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

 昨夜はなかなかよく出来た不条理系Jホラーを鑑賞しました。

 「不安の種」です。



 何かが奇妙な町に住む人々。

 オムニバスかと勘違いするほど、いくつもの奇妙な物語が同時並行的に進んでいきます。

不安の種 [DVD]
石橋杏奈,須賀健太,浅香航大,岩井志麻子,津田寛治
Happinet(SB)(D)

 しかしラストにいたって、全ては10数年前の怖ろしい事件に行きつくことが判明するのです。

 幼女の頃、謎の凶悪な物体に両親を惨殺され、兄は行方不明となり、孤独に生きてきた女。
 彼女は普通は見えないはずの物が見えてしまうという特殊能力があります。

 そのため様々なストレスを抱え、普段はにこやかで優しいのに、突然ブチ切れたりするおっかない女でもあります。

 ある壺にストレスを封じ込め、その壺からは不気味な瘴気が漂っています。

 そんな彼女も結婚して男の子を授かります。

 しかし、男の子は、家族構成を、両親と祖父だけのはずなのに、それに+しておちょなんさんがいる、と作文に書き、その似顔絵を描きます。

 そのおちょなんさんこそは、十数年前行方不明になった兄が、瘴気を含んで禍々しい存在に変貌した化け物だったのです。

 原作は漫画らしいですが、久しぶりに震え上がるような、とてつもなく怖ろしいJホラーを鑑賞することができました。

 漫画も読んでみようかと思います。

不安の種+全4巻 完結セット (少年チャンピオン・コミックス)
中山 昌亮
秋田書店

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