ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

54年目の生誕祭

2023年08月22日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

 今日は私の誕生日。
 54歳になりました。
 そろそろ初老でしょうか。

 今年の夏休みもコロナの流行に鑑み、旅行は取りやめました。
 
 せめて映画くらいは観ようかと、車で15分ほどのシネコンに出かけました。
 観たのは「リボルバー・リリー」です。
 

 大正末期の帝都東京で暗闘が行われる物語です。
 私はてっきり精神上の暗闘が主なのかと思っていたのですが、銃撃戦ばかりでした。

 特殊機関で暗殺術を身に付け、その機関の最高傑作とまで言われた女を綾瀬はるかが演じています。
 53人もの各国の政府要人を暗殺した伝説のダーク・ヒロインです。
 すでに引退していましたが、昔愛した男の長男に面倒事が起きていることを知り、身に付けた戦闘能力で次々に敵対勢力を殺していきます。
 敵対勢力は主に日本陸軍。
 これに日本海軍、内務省までもが長男を拉致しようと必死になります。
 三者三つ巴で長男を拉致しようと暗闘を繰り広げるのです。
 そこで大きな壁になるのがリリーというわけ。
 というのも、長男の父親が国家予算の10%にも及ぶ大金を秘密銀行に預金しており、父親が亡くなってしまい、お金をおろすには暗証番号が必要になりますが、これを知っているのは長男だけなのです。

 長男を巡って起こる泥棒劇と言うべきで、精神上の暗闘などかけらも出てきません。
 このあたり、殺し屋と殺し屋志願の少女、それに警察が血みどろの戦いを続ける「レオン」には厭世的で哲学的な部分がありました。

 

 綾瀬はるか演じる暗殺者にも陸軍にも狂気の色が見られ、一方海軍と内務省は陸軍に仕事をさせ、最後に自分が金を得ようと冷酷に計画を立てるあたり、狂気よりも正気に見える奴が怖ろしいのだと思わせます。

 惜しむらくはあまりにもアクションシーンが多いことでしょうか。

 晩は誕生日のお祝いに高級鰻を食す予定です。
 実家の母が毎年送ってくれるもので、白焼きや蒲焼でいただきます。

 


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