箪笥の肥やしという物言いがありますね。
結構なお値打ち品を、何年も箪笥に寝かせておくこと。
数年前、母から着物をプレゼントされましたが、着ていく所などあるはずもなく、箪笥の肥やしになっていました。
紋付でもない限り、男の着物は趣味的にわざわざ着ないと無駄になると思い立ち、引っ張り出して着てみました。
こんな感じです。
着物は意外に暖かく、小雪が散らつくなか、マフラーと手袋だけして、内科に出かけました。
無事、明日から出勤して良い、との診断書をゲットしました。
本当に良かった。
病院の人々、看護師などは私の着物姿をガン見していましたが、医師はまるで気に留めていないようでした。
買えば高いのでしょうが、売ればいくらにもならない着物。
母も厄介なものをくれたものだと思っていましたが、おっさん化したせいか、こういう趣味的な物が面白いように感じるようになりました。
どうも生身の女を口説くことができない、あるいは口説いてもことにあたって自信がないという年齢にいたって、そうなったようです。
もっとも、今も若い女性と一杯やるだけなら、大好物なのですがねぇ。
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