ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

ミーシャ ホロコーストと白い狼

2010年10月03日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

 過酷なDVDを観ました。
 「ミーシャ ホロコーストと白い狼」です。
 第二次大戦中、ドイツ占領下のブリュッセルで、ユダヤ人少女ミーシャが留守中に両親がナチに連行されてしまいます。
 ミーシャは両親は東に連れて行かれたらしい、という情報を頼りに、一人、磁石だけを持って旅立ちます。
 東へ、東へ。
 途中、生きるためにミミズやウサギを食ったりして、状況は過酷を極めます。
 それでも両親に会いたい一心で、ひたすら歩き続けます。
 森では狼との交流があったり、ヨーロッパの美しい自然を背景に、デヴュー作だという子役(マチルド・ゴファール)が、演技だか素だかわからないほどの凶暴な演技力を見せつけます。
 ラストは悲哀に満ちていますが、だからこそこの映画に説得力があるのでしょう。
 この子役は、これを最後に演技ができなくなるか、大女優になるか、どちらかしかないでしょう。 
 それほど強烈な演技でした。

ミーシャ/ホロコーストと白い狼 [DVD]
マチルド・ゴファール,ヤエル・アベカシス,ベンノ・フユルマン,ギイ・ブドス,ミシェル・ベルニエ
エースデュース

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