43マイクロワールド

1/43スケールのカーモデルキットの製作を中心に、模型の話・レースの話・クルマの話・なぜかサッカーや映画の話題など。

43モデラー、AFVを作るの巻

2017-04-09 | 1/72AFV

春うらら。
福井の桜は満開です。


(足羽川堤防の桜並木)

 

桜を横目に、私は映画館へ。

電撃引退された清水富美加さんの遺作、「暗黒女子」を観てきました。

お嬢様学校の文芸部を舞台にしたドロドロの愛憎劇。一人ひとりの視点から順番に語らせることによって最初は上品で優しいと思われた女の子たちの陰惨な本性があらわになっていく様が面白い。
ちょっと盛り込み過ぎで最後はお腹いっぱいだったけどねw  最近、一般向け映画ばっかり観てたのでたまにはこういうマニアックな映画もいいね。

 

最近じつは1/72AFVに興味が移っちゃってるんですけど、中学生の頃にタミヤのMMシリーズを数点作っただけで全くノウハウの蓄積が無いので、キットを買うばかりでなかなか作れない。

素組で作ってダークイエロー一色で塗ってみても、ここから迷彩塗装だのウォシングだのに進めない・・・自分の中ではドイツ物と言えばダークイエロー+レッドブラウン+ダークグリーンの三色迷彩なんだけどな。このサイズにエアブラシで迷彩ぼかし塗装する自信がない・・・
このまま北アフリカ戦線仕様になりそうです。

最近はAFVミニスケも組立キットは価格高騰しちゃって気楽に作れないのも痛い。

そんな中、日本メーカーが発売している自衛隊アイテムだけはまだ常識の範囲内の価格なのに気づいて、今まであまり興味が無かった我が国の防衛力に目を向けてみたわけです。

 

ま、あれこれ作りたいと思ってますが前回チョイ見せしちゃったのをちゃんと書かないとね。

前回見せたのは牽引用トレーラーで、あくまで脇役です。で、牽引される主役はコチラ

地対空ミサイル発射台です。最近、北が撃つぞ撃つぞと脅しをかけてくると首都防衛などに出動してくるアレです。

発射台は仰角も付く可動ギミック。
すべてプラパーツですけど、うーむダンパーのシリンダー部分は金属に置き換えたいな。さかつうのステンパイプを注文しました。

とは言え、もともとがカーモデラー。単なる構造物にしか見えない発射台よりも牽引用のトレーラーのほうにチカラが入りますw

1/72スケールでもダッシュボードはどうにかモールドされてます。メーターのデカールもあります。見習って、43・・・

広々とした室内。ふだん狭っ苦しいスポーツカーに乗ってる身には羨ましす。

そんな広いコクピットも、車台に乗せるとこんなちっさいw トレーラーのデカさが分かりますねー

ボディー色は航空自衛隊の独特のグリーン、プラの成型色もいちおうグリーンなんですが、AFVの塗り方はいわゆる「黒立ち上げ」というのが主流らしく、効果のほどは良く分からないままとりあえず全て黒に塗ってみます。

黒下地の効能としては、プラの透けを抑える、窪んだ部分の奥行き感を出す、色に重量感を持たせるなどがあるみたいですが、上に塗る色の塗り方が重要なんでしょうね。

普通に塗ると普通に塗れてしまって、なんの効果があったんだか無かったんだか・・・w

でも、色を吹き付けてる時は金属に色を塗っているような気分になって、まあ気分だけは理解出来るかな・・・

インストでは窓枠の黒塗りの指定は無いけれど、これはやらないと絶対ダメですね。このあたりはカーモデラーの意地です。

プラ製の窓は厚みもすごい上に内側にタブも付いてて、外から見えちゃうのでタブの目立つ足元の窓と後ろの窓は内側から黒フチを筆塗り。画像で見ると汚いなあ・・・
フロント窓は外ハメ式でタブは無いものの、黒フチも無いので少量の透明エポキシで慎重に貼りました。多少の擦り合わせが必要です。

このキットはアオシマ製。今の日本では一番面白いメーカーなんですが、バンダイとかと比べるとパーツはシャープさに欠けパーティングラインも目立つしズレも多少あります。とにかくパーツひとつひとつ丁寧に削って仕上げてあげないと後から後悔しそうです。気を付けないとパーツの付け間違えもやっちゃいそうです。

でも、昔は当たり前だったそんな模型作りの作業をちゃんと残しといてくれるのは逆に嬉しかったりします。作る人の腕と努力で仕上がりが変わってくるんです。

だから模型は面白いのだ。

 

(アオシマ1/72 航空自衛隊パトリオットPAC-3発射機)

 

 

 

 

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