43マイクロワールド

1/43スケールのカーモデルキットの製作を中心に、模型の話・レースの話・クルマの話・なぜかサッカーや映画の話題など。

戦争は良くない!

2014-01-27 | 模型

ちょっと遅ればせながらですが、「永遠の0」観て来ました。

原作も読んでません、ヤフーや2ちゃんねるの評判も一切見ていません、映画がヒットしているという風のウワサと、ブログのお仲間さんの評価だけしか知りませんが、私も自分なりの感想を書いておきますね。

まず、映画作品そのものの評価は60点てとこです。一般の人が観て感動できる、一般向けの映画としてそこそこの出来かな、ってとこ。

良かったところは零戦をはじめ、今までなかなかリアルに再現できなかった大戦中の飛行機や空母などを、おそらくCGですけど実にリアルに再現していたこと。赤城の航行シーンや零戦の離発着シーンを映画でこれだけしっかり見れたのは初めてで、もう素直に嬉しかった。
真珠湾への出撃シーンが未明でなく早朝だったのは絵的に美しくなかったとか、空戦シーンが混雑過ぎるだろーというツッコミは、リアルにしても演出が過ぎても誰かが文句を言うでしょうということで我慢しましょう。

ドラマとしては、残念過ぎました。
まず、終戦後のくだりは全く消化不良。もう公開後だいぶ時間が経ってますからネタバレ覚悟で書きますけど、主人公の妻・松乃の再婚相手があの人であることを最後に言い出すのも不自然だし、結婚に至った経緯も全然描けてませんよね。原作が悪いのか、監督の技量不足か、いずれにせよ映画としては完成度低いですよね…。

あと、主人公が特攻に至った経緯、これは映画を観ていると心を病んだ結果だと考えられるんですが、なぜか演出的には仲間を救うため犠牲になったというふうに捉えられるようなミスリードがある。なんでそんな意味のない演出をするのかなあ?理解出来なかった。この、理解不能の演出のせいで、特攻精神が美しいものだとか国のために死んだ人は偉いというような危険な思想をばらまいているように見えてしまうんだよねえ。

(誤解されないように書いておきますと、私は戦争で無くなった人たちの命は尊い犠牲だと思います。そんな犠牲の上に成り立っている今の日本は、なんとしても守り続けていかなければと思います。だからと言って、自ら犠牲になる精神を讃えることとは違うんですよ。)

私は、映画は娯楽だと思うので思想とかそんなことはどうでもいいんですが、変な思想をゴリ押しするような映画は嫌いです。そうじゃなくても、そんなふうに間違って捉えられる映画はダメだと思います。

せっかく、戦闘機乗りをしっかり描いた作品なのに、変な演出と消化不良の後日談によって台無しになっちゃったなー、という感想であります。もちろん人によって感じ方は様々ですし、原作にはもっとしっかり書かれていて良い話なのかも知れませんが、年間にある程度の本数を観ている映画ファンとしては、あまり高い評価は出来ないということです。

それにしても、零戦はカッコ良かったねー。米軍機を次々と撃墜する場面とか胸アツですわ。

そういえば21型も、52型も、以前スイートで作りましたねー。21型の色は、やっぱりクレオス128番・灰緑色がしっくりきます。映画ではちょっと明る過ぎたかな…。

スイートは、すっかり零戦専門メーカーみたいになっちゃって、出るたび買ってたらすっかり罪が増えてしまってますよ。でもまた作りたいなあ。

 

えーと、206とかクルマのほうはすっかり手が止まっちゃってまして、

前に作りかけてたFA-18Cに色塗ったりデカール貼ったりしてます。
これがけっこう大変で…。全部デカールってわけじゃないので塗り分けもしなきゃいけないし、デカールも大きさがいい加減で、合わないんだよねえ。ただでさえ曲面やらでっぱりが多くて貼りにくいのに…。記念塗装って難しいわ。
ようやく貼り終えたけど、このあと怒涛のタッチアップが必要であります。モールドも出るようにしてやんなきゃ。

 

気分転換に、いろいろ違うキットを作ってみたい欲望ばっかり湧いてきて、そのわりに手はほとんど動かない毎日であります。
ブログ更新も遅れ気味になりますが、なにとぞご容赦を…。

 

…こうゆう罪もちゃくちゃくと増えてきてるんですけど…大丈夫かな、自分???

 

 

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