goo blog サービス終了のお知らせ 

気を感じながら暮らす

からだや自然について思うことなどを気ままに

ネガティブな思考に対して②

2022-12-04 08:37:09 | 「立つ」健康法
 「自分を変えたい」と思う人は少なくないと思います。現状の自分に不満があって、そう思うのでしょう。「こうありたい」という理想の自分は、表情や姿勢など静的なものを含めて、その行動に対して思うものです。「行動」の前には必ず「意識(思考)」があり、それがネガティブであれば、行動もおのずとそうなります。そういうネガティブな思考を直接変えようとするのではなく、次元を変えた方法(ものを一つに見る)をすることで、結果的に身心が変わり、ネガティブ思考が変わってくるということは、前回お話ししました。
 この「次元を変える」ことを「気を整える」と言い換えることができます。気は単なるエネルギーではなくて、ココロを超えた次元のものです。気を整える方法として、気功や坐禅や瞑想などいろいろとありますが、「どれをやる」というよりも、「どのようにやる」という「やり方」が大事です。方法が間違っていては目的に到達することはできません。どの種目(手段)を選んだとしても、その最中には目的を離れて(放して)、快感を追い求めることなく、ただ淡々と自分の存在を薄めて、周りとの一体に近づいていくということに変わりはありません。それはいわゆる普通の身心の状態で感じる満足を目指してはいないということです。現状の身心の満足を求めることは、「気を整える」ことにはならず、「次元を変える」ことにはなりません(身心の快感があってはいけないのではなく、過程でそう感じることもあります。ただ最終目標としてそれを設定してしまうと、真に目指しているところに辿り着けないのです)。
 こうして気を整え、次元を変えた結果として、初めて変わる身心があります。それは自覚の有無にかかわらず、一番自分らしい状態です。それでもなおネガティブ思考が残ったとしても、それは仕方がないことだと思えるのです。ここで獲得した「自分らしい状態」には、ネガティブを抱えて生きていく力があるのですから。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする