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「立つ」と坐禅の違い

2018-07-07 09:32:47 | 「立つ」健康法
 坐禅は言うまでもなく禅の修行法の一つだが、最近は身心を整える手段としても活用されている。私が主宰している「理想の立ち方を身に付ける会」は後者の目的に近い。しかし姿勢の違いは顕著である。坐禅は結跏趺坐や半跏趺坐のような坐り方をするが、私の方は「立って」行なう。坐ると立つ、普通は腰の力が違う。坐る方が腰の筋肉(背骨の横を縦に通る筋肉)に力が入る。着地面の尻が腰のすぐ下にあることと関係があるのだろう。しかしこれもある程度身心のレベルが上がると、どちらの姿勢でもそれほど違わなくなってくると思っている。
 坐禅と「立つ」、どちらが良い悪いではない。初心者のうちは、腰に力が入る坐禅の方が上半身の力を抜きやすいかもしれない。「立つ」方は、坐っているときほど腰に力が入らないので、全身の力をそろえやすい。そうなると、全身で呼吸をしている感じがする。そうして得られた全身の一体感は、一体感のある動作につながっていく。一体感のある動作とはどういうものなのか、次回にまた。
 

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