前回に引き続き、小さい(4~5才・1971〜1972年)頃の記憶をもう一つ思い出した。それは家の前の田んぼで父と一緒に「ギンヤンマ」を捕まえた記憶。田んぼと言っても、背の高い草が生えていたので、田んぼの傍の草むらだったかも知れない。
父と二人で、背の高い草の影にしゃがんで、隠れていた。父は柄の長い虫取り網を持ち、ギンヤンマの現れるのを待つ。ギンヤンマが頭上を通過する瞬間、一気に網を伸ばして、それを捕まえる。
ギンヤンマはトンボの中では別格だ。ひときわ大きく、力強く、そして美しい。主観だが「オニヤンマ」も大きいが何となく弱弱しく、シャープさがない。「シオカラトンボ」や「アカトンボ」がプロペラ機なら、ギンヤンマはジェット機だ。速度もあるが、軽快に方向を変えるから、簡単には捕まえられない。
ギンヤンマを捕まえると、その網を地に伏せ、網の上からそーと指で掴んだ…
ギンヤンマは写真で見れば緑色だが、草むらの中から見上げた姿は、磨かれたようにピカピカと光っている。
父と二人で、背の高い草の影にしゃがんで、隠れていた。父は柄の長い虫取り網を持ち、ギンヤンマの現れるのを待つ。ギンヤンマが頭上を通過する瞬間、一気に網を伸ばして、それを捕まえる。
ギンヤンマはトンボの中では別格だ。ひときわ大きく、力強く、そして美しい。主観だが「オニヤンマ」も大きいが何となく弱弱しく、シャープさがない。「シオカラトンボ」や「アカトンボ」がプロペラ機なら、ギンヤンマはジェット機だ。速度もあるが、軽快に方向を変えるから、簡単には捕まえられない。
ギンヤンマを捕まえると、その網を地に伏せ、網の上からそーと指で掴んだ…
ギンヤンマは写真で見れば緑色だが、草むらの中から見上げた姿は、磨かれたようにピカピカと光っている。