goo blog サービス終了のお知らせ 

気を感じながら暮らす

からだや自然について思うことなどを気ままに

「紫」つかまる

2010-08-16 17:29:20 | 風景・自然

Murasaki

 山道に階段があり、それは木材や切断された木の幹で作られている。その一つに紫色のナニかが付いている。

 私にとってはこの正体を知ることよりも、この「色」が大事である。紫に近い色は、他色に比べて私をグッと惹き付ける。

 この「紫」は今後、色を変えて行くだろう。黒味がかって来るのか、あせて来るのか。それもまた楽しみなことである。

 私は既にとらわれてしまったようだ。もう暫く、その「色」が完全に無くなるまでは。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

私の足を止めるもの

2010-08-10 15:57:03 | 風景・自然

Nanahushi1

 いつもより遅く家を出た私は、少し急いでいた。

 山道に入る前に石段があり、その横の壁にコレがいた。

 ナナフシである。

Nanahushi2

 彼を見つめたり、持ったりしているうちに、

 いつのまにか枯れ(彼)の時間に合わせていた。

 ナナフシには私とは違う時間が流れていた。

 電車に乗り遅れることなど、すっかり忘れていた。

 キャデラックもハーレーも私の足を止めることはできないのに・・・


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白い窓

2010-08-05 17:23:51 | 風景・自然

(8月5日夜7時35分過ぎに一部書き直しました。)

Shiroimado(真ん中辺の小さいもの)

 坂道を登っていたら、眼の前に「白い窓」が現れた。写真では地表に見えるが、実際は垂直に近い感じでそれは在った。穴のやや奥まった処に、白いものが見える。

 この山の下には地下壕があり、戦時中には航空機のエンジンなどを造っていたという。

 陶淵明の「桃花源記」では、漁師が偶然にユートピアを発見するが、そこには数百年前に秦の乱世を避けて、移り住んだ人々の末裔が楽しく暮らしていた。

 もしもこの「白い窓」が開いて、道が地下壕に続いていても、そこには戦争のために働いていた人々の末裔はいないだろう。

 私は想像したい。私の歩いているこの山の下で、命を削った人々の毎日を・・・

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

木登り下手な幼虫

2010-07-30 16:27:55 | 風景・自然

Nanashinoyoutyuu写真をクリックすると、大きいサイズで観られます。

Nanashinoyoutyuu2

 私はこういう蝶や蛾の幼虫の類は、あまり好きではない。しかしコレは、深い赤紫色が美しく、歩く速度があまりにも速かったので、ついつい見入ってしまった。

 インターネットの図鑑などで名前を調べてみたが、どれも少し違うようだ。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

その羽

2010-07-28 20:20:50 | 風景・自然

Aosujiageha (クリックすると大きくなります)

 アオスジアゲハの羽が落ちていた。

 数日前、2頭のアオスジアゲハが、じゃれる様に飛んでいたが、「その羽」だろうか。

 恋は成就したのか。フラレタノカ。知る術もない。

 死してなお美しさを残していた。

 羽は落ちたのではなく、置いてあったのかも知れない。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする