blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

忙しいままだった

2012-12-07 23:59:59 | 日記
わが部署が月初めに仕事が集中して忙しいことは何度か書いている。
そうはいっても、みんながイッパイイッパイになり、箱詰め終了が18時前後までズレ込むような日はせいぜい3営業日目くらいまでが通常だった。
それが師走に入った今週は、数的には少しずつ落ちてはいったものの最後の最後までかなり多い量をこなすことになった。
世の中全体として何かとせわしい月であることは理解しても、この雰囲気だとそれほどヒマな日ができないまま年末を迎えそうな気がする。
ひと頃に比べてかなり人員も増えてはいても、何事にも過去最高に向かっている今は、誰もが毎日「未知の世界」を生きているとさえ言える。

わが倉庫に出入りする運転手さんにも話し好きの人はいて、「今、景気のいいところは薬品関係くらいかな~」などと言ってくる。
確かに世の中の追い風を受けてわが社は業績を伸ばし、組織改革や設備投資も積極的に行なっている。
ただそれも永遠に伸び続けるということでもなく今後当然浮き沈みはあるだろうし、かつてリストラの嵐が吹き荒れた時代もあったとは年長の社員から聞いたこともある。
反面、世の中から必要がまったくなくなる製品ではないから、景気動向には左右されにくいとは言えるし、公開されている財務データを見ても内部留保がかなり大きい。
簡単なことではそうそうグラつかない組織にいさせてもらっていることが、私自身のひと頃を思えば奇跡的でもあり、ありがたいとも思う。

正直、たとえ私が今いる物流倉庫の業務やシステムを完璧に理解し「知らないことはない」くらいになったとしても、会社から見れば「ふーん」くらいのものだ。
製品に関する知識がなくてもつとまってしまう部署だけに、私のような中途組も多いし表舞台か裏方かと言われれば間違いなく後者であるのは事実だ。
もちろん花形ではない部署だからといって毎日をイイカゲンに考えていると、そういう気持ちは仕事や態度に如実に出てしまう。
先のことに悩むことなく、目の前を一日一日誠実に乗り切っていくよりほかはない。

私自身は、入ったトシがトシだから、どこかに異動になるにしてもやはりそれほど製品そのものの知識が必要とされないところにはなるだろう。
過去の経験や貯金が生きる部署というのもないことはない。
ただ、モノと数字が相手だけに冷静さと確実性が求められる倉庫の仕事は自分には合っているから、今の段階で突然行きたい部署があるかと聞かれても答えられない。
どうなっていくにしても、決める人は別にいるのでその時はその時である。
手前勝手に自己評価してヘタなアピールをすることは避け、悔いのない日々を積み重ねることのみに集中して、あとは成り行きということである。
今は「見てくれている人がいる」ことを実感できているし、ある意味そのあたりはオマカセということでやっていきたい。

手のかかる人?

2012-12-05 22:06:56 | 日記
例によって月初めのバタバタに忙殺されている数日だが、明日あたりからは落ち着きを見せるだろう。
今日は出荷もさることながら入荷がハンパでなく、私を含む担当の数名は昼を除けば休憩もままならなかった。
受付にかかっている間は箱詰めなどの出荷作業に協力ができないからもどかしいものの、トラックをいたずらに待たせるわけにはいかない。
わが社から頼まれて製品を作っている業者には申し訳ないと思いつつ、こうも示し合わせたように来られると正直シンドイ。
月初の3日間くらいは人間ひとりの重さをいつもよりも感じることになる。

さて、今月のアタマから人事異動で1名、50歳代前半のT氏がわが部署に入ってきた。
1名減った直後だけに部署としてはありがたいものの、本人はずっと営業畑だったから抜けていった人の穴埋めにはすぐにはならない。
加えて、たった3日間眺めただけとはいえ、いかにも現場仕事には不向きなところが垣間見える。
さしあたりは箱詰めのほうをやってもらっているが、直接指導している社員の言葉を借りれば「職業体験に来る中学生に教えている方がラクだ」というほどだ。

手が異常に遅いなど仕事そのものの問題はいずれ改善はされていくだろうと思うが、心配なのは周囲との接し方である。
反抗的だとか言葉遣いが悪いとかというのとは違って、逆に「クソマジメ」に近い。
ただ、本人に悪気はないとはいえ、周囲に気を使いすぎるあまりに言動がどことなくウソくさく周囲を疲れさせてしまう。
本人は指導役の社員とほぼ同世代であるが、しきりに「先生」とか「師匠」などと呼んで持ち上げようとする。
それが逆に不興を買って「そんな呼び方はやめてくれ」などと言われている始末である。
50年以上生きてきて、他人との間合いの取り方にいまだ難があるように思える。
来たばかりの緊張があるとはいえ、堅苦しいばかりではいつまで経っても周囲に打ち解けることはできない。

わが部署には、本欄に毎度登場のM氏という非常に手のかかる人がいるが、同じような人が1人増えただけではないかというのが私の周囲でのもっぱらの評判である。
そのM氏は、今日も今日とて自動倉庫のトラブルから完全にパニックになってしまい、他の助けを借りる前にロクに分かっていない復旧作業に手を付けて余計にひどい状態を作ってしまった。
チーフのK氏と私が地上10mはあろうかという自動倉庫の高い階まで行ったりして何とか復旧させたが、当のM氏はそこに特に関心を持つでもなくその場からいなくなってしまったから開いた口がふさがらない。

そうは言っても縁あって同じ部署で働く仲間、T氏にしろM氏にしろ早く何とか「一人分」になっていってもらわなくては困る。
できるならT氏がM氏を刺激する存在になってくれればとは思ったのだがそれも期待薄だ。
両人に共通するところの他人頼みの性分がどうにかならないと、増えるのは部署の悩みだけということになってしまうかもしれない。

活動、らしきこと

2012-12-02 20:58:13 | 休日
雪模様の天候もありゴロ寝で過ごした土曜だったが、日曜の今日は「曇り」という予報よりはいい天気になった。
クルマは代車ながら、まったく外に出ない週末というのももったいない。
ほんの小さな目的のため、ドライブも兼ねて実家のある魚津方面に向かった。

代車は良くも悪くも典型的な日本車で、少なくとも私の愛車よりは静かでスムーズである。
ストップ&ゴーの多い日本の道では、このスムーズさというのは大きな武器であろう。
踏めばそれなりに走り、操作系にもムダはない。
日頃の感覚からするとすべてにおいて軽く運転できてしまう。
ただ、CVT車独特と言うべきか、そもそもAT車なら本来それが当たり前と言うべきか、Dレンジだとエンジンブレーキがほとんど効かないためフットブレーキをどうしても多用することになる。
私のクルマに積んでいるATのエンジンブレーキがかなり強烈、MT車的とも言えるシロモノで、日本車と比較していかに特殊であるかを他のクルマに乗ってあらためて痛感することになった。

クルマの話はさておき、その小さな目的というのは、私が作ってから4、5年は経とうかという「行政非公認」のご当地ソングのCDのPRに行ったのである。
場所は中央通りと呼ばれる旧市街にある「アサオ楽器店」さんである。
初めてご主人にPRに行ったのが数年前、大した内容でもないCDを今まで捨てないで並べていただいていたことが奇跡的ではあるが、今回はCDケースの「背中」の部分に曲名が分かるシールを貼らせてもらい、さらに数枚を追加して置いてきた。
もともと無料配布のつもりであったから、非売品であることが分かる印刷物も渡してきた。
ご主人は穏やかな方で、私のワガママもスンナリと聞いていただき感謝の一語である。

同店のウェブサイトには「旧作20%OFF」といまだに出ているが、実際は「旧作50%OFF」である。
魚津市内にあっては唯一の老舗と言ってよく、私もそれこそCDではなくレコードの時代からよくお世話になってきた。
しかしながら旧作に限るとはいえ半額という表示を見るにつけ、いよいよ同店もある種の節目を迎えつつあるのかもしれない。
そんな同店に対する私なりの感謝の意味もこめて、他店や他の組織(観光案内所など)にはPRはしないのである。
音源はもちろん保存してあるが店頭には現在10枚だけでこれ以上増やす気もない。
同店がいつまで続くかはともかく、1枚でも2枚でもハケてくれれば御の字である。
ウェブサイト上の「地元関係CD」の一覧にでも載せていただければなおうれしいが。

自宅に戻り本欄を書いている今、今日に関しては悔いのない一日だったかなと思える。
これから曲に対して反応があるとかないとかではなく、時間をずいぶん置いたとはいえ「自ら動いた」ことで今日は納得できるのである。
明日からの数日は月初めのバタバタに追われることになるから、気分的にもスッキリした今日は早めに休んで仕事に備えることにしたい。