blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

手のかかる人?

2012-12-05 22:06:56 | 日記
例によって月初めのバタバタに忙殺されている数日だが、明日あたりからは落ち着きを見せるだろう。
今日は出荷もさることながら入荷がハンパでなく、私を含む担当の数名は昼を除けば休憩もままならなかった。
受付にかかっている間は箱詰めなどの出荷作業に協力ができないからもどかしいものの、トラックをいたずらに待たせるわけにはいかない。
わが社から頼まれて製品を作っている業者には申し訳ないと思いつつ、こうも示し合わせたように来られると正直シンドイ。
月初の3日間くらいは人間ひとりの重さをいつもよりも感じることになる。

さて、今月のアタマから人事異動で1名、50歳代前半のT氏がわが部署に入ってきた。
1名減った直後だけに部署としてはありがたいものの、本人はずっと営業畑だったから抜けていった人の穴埋めにはすぐにはならない。
加えて、たった3日間眺めただけとはいえ、いかにも現場仕事には不向きなところが垣間見える。
さしあたりは箱詰めのほうをやってもらっているが、直接指導している社員の言葉を借りれば「職業体験に来る中学生に教えている方がラクだ」というほどだ。

手が異常に遅いなど仕事そのものの問題はいずれ改善はされていくだろうと思うが、心配なのは周囲との接し方である。
反抗的だとか言葉遣いが悪いとかというのとは違って、逆に「クソマジメ」に近い。
ただ、本人に悪気はないとはいえ、周囲に気を使いすぎるあまりに言動がどことなくウソくさく周囲を疲れさせてしまう。
本人は指導役の社員とほぼ同世代であるが、しきりに「先生」とか「師匠」などと呼んで持ち上げようとする。
それが逆に不興を買って「そんな呼び方はやめてくれ」などと言われている始末である。
50年以上生きてきて、他人との間合いの取り方にいまだ難があるように思える。
来たばかりの緊張があるとはいえ、堅苦しいばかりではいつまで経っても周囲に打ち解けることはできない。

わが部署には、本欄に毎度登場のM氏という非常に手のかかる人がいるが、同じような人が1人増えただけではないかというのが私の周囲でのもっぱらの評判である。
そのM氏は、今日も今日とて自動倉庫のトラブルから完全にパニックになってしまい、他の助けを借りる前にロクに分かっていない復旧作業に手を付けて余計にひどい状態を作ってしまった。
チーフのK氏と私が地上10mはあろうかという自動倉庫の高い階まで行ったりして何とか復旧させたが、当のM氏はそこに特に関心を持つでもなくその場からいなくなってしまったから開いた口がふさがらない。

そうは言っても縁あって同じ部署で働く仲間、T氏にしろM氏にしろ早く何とか「一人分」になっていってもらわなくては困る。
できるならT氏がM氏を刺激する存在になってくれればとは思ったのだがそれも期待薄だ。
両人に共通するところの他人頼みの性分がどうにかならないと、増えるのは部署の悩みだけということになってしまうかもしれない。