blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

もはや確信犯

2012-02-20 19:54:33 | 日記
どこの会社でも掃除や整理整頓は重要なテーマだ。
そもそも職場が乱雑なままでいい仕事などできるはずもない。
イザという時に何がどこにあるか分からないということでは危機管理の上でも心もとない。
わが部署でも、半分は空念仏になっている現状はさておき、毎週2回の全体朝礼ではそれらに関する文言を全員で唱和することになっている。

とはいえ、トイレ掃除に関しては今まで明確なルールがなかった。
女性トイレは以前から独自に女性陣で当番を決めてやっていたようだが、男性トイレはだいたい週に一回のペースでナンバーツーであるKaリーダーが一人でやっていた。
その後、私と「同期」である若手のY君も自主的にやるようになってくるに至り、毎週2回、男性陣全員のローテーションのもとでトイレ掃除をすることに最近なった。

毎日の仕事の流れの中では9時半前後が少し時間が空くことが多いので、だいたいのメンバーはその時間を使ってやっている。
しかし、先週の金曜はわがセクションのリーダーであるIw氏がなんと終業時間の17時を過ぎてからイソイソとやっていた。
そんな時間にトイレ掃除をやっている人は今まで見たことがなく、これはやはり「残業大魔王」ともささやかれる氏の悪癖がまた出たものと言えよう。

2月は仕事の量は本当に落ち着いていて何をそんなにやることがあるのかと思うくらいだが、氏の勤務表には毎日のように残業の痕跡がある。
日頃からあえて残業するために仕事を作っている雰囲気すらあるが、給与ベースの高い人がいたずらに残業すれば部署のコストの食いつぶしにしかならないことが全く理解されないままである。

ある日には氏自身の初歩的なミスで自動倉庫にトラブルを起こしてしまい、その事後処理に時間がかかったのだが、その時間もしっかり残業が付いていた。
せめて自分の重大なミスで遅くなった時くらいは、自らタイムカードを定時で押して残業代返上で事後処理にあたるべきだろう。
こんなことでは、遅く帰るためにわざわざ失敗したとのそしりを受けても言い訳ができない。

日頃から部下との交流を持とうとしないことも含めてすでにセクションの中で孤立しているのは前にも書いたが、17時を過ぎてからの「粘り腰」があまりに目に余るので、私を含めてほとんどのメンバーはバカバカしくてさっさと帰ってしまう。
今日は製造工場からの入荷物が遅れてきた流れで私も30分ほど残ったが、またぞろ「残業するための仕事」が始まったので「勝手にしろ」という思いでそそくさと帰った。

氏のように家庭を持っていれば収入が乱高下するというのはいいことではないのだろうが、そんな私的な欲が会社の利益に優先するということではいけない。
稼ぎたいのはヤマヤマでも、することがなくなれば帰るのが普通であるし私もそうしている。
公の心を持てなくて人心を掌握などできるはずもなく、日々の氏の姿は痛々しいことこの上ない。
毎日思い詰めたような表情をしてトボトボと館内を歩きながら仕事をされるとこちらまで暗い気持ちになる。
セクションが本当にバラバラになってしまう前に、人心一新というのも一つの手だとは思うのだが・・・。