blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

気持ちのよい滑り出し

2012-02-01 20:16:50 | 日記
毎月末日がいつもタダもらいのような日になるのに対して、その翌日の毎月1日は一転大変な仕事量になる。
大ざっぱに言って、毎月末の段階では在庫を抑えたい取引先が多数派であるためで、それが過ぎて一気に注文が集中するというわけだ。

今日は自動倉庫の担当であることは事前に分かっていて、よりによって1日に順番が回ってきてしまったことで多少はプレッシャーを感じながら臨んだ。
フタを開けてみれば、全体の量のわりには思ったほどのことはなく、午前の終わりがけが多少バタバタした程度であった。
他のセクションとのからみでどうしても昼休みが削られるのはつらい。
しかし早くに動き出したのは私だけでなく、職場の何人かがあれこれと手伝ってくれた。
こちらから頼んだわけではないのでありがたいことだ。
繁忙日にはありがちの作業の積み残しも今日はなく、大雪の予報が出ている明日の朝に早出残業ということにならずに済んだ。

もともとわが職場の自動倉庫は、かつての私自身も含めて派遣会社から来た「外様」が中心となってやっていた。
体力的な負荷が大きく、しかしわりあい単純な仕事だから、言葉は悪いが正社員様にさせるにはもったいないということであったろう。
日雇い派遣が禁止されていない時代は、今日のような忙しい日は、毎日来る自動倉庫担当に加えてさらに10人くらい呼び寄せて箱詰めにあたらせていた。
会社にとっては使い勝手の良かったそんなシステムも今は不可能になり、人員は直接採用に移行している。
わが職場にはいわゆる正社員と契約社員が混在していて、ほとんどを外様にやらせていた自動倉庫も、現在は作業ローテーションの中に正社員が2名入っている。

私は今の環境に来てまだ2年は経ってなく、身分としても採用当初の契約社員のままである。
何年経てば正社員などという話も全然ないが、仕事自体は自分の性格にフィットしていると思うので、できれば長く続けていっていずれは正社員に、というのは当然ある。
しかし、数年前のひどい状況と比較して、まず仕事をする場所があってありがたいという思いのほうが先に来るため、上役と面接する機会があっても正社員がどうだこうだという話は忘れてしまうことが多い。
直接的にガリガリとアピールするのではなく、「正社員でないとやっぱり結婚は難しいですかね~?」などとあえて柔らかいところから話を振ってみたことはあるがハッキリした手ごたえはない。

富山県内であれば名前は通る企業に在籍させてもらってはいるものの、遅まきながら「人生の春」を迎えるにあたっては、やはり自分の中のケジメとして正社員になってからという思いはある。
あるいは順番を逆にして、「パートナーができたもんですから・・・」といければいいとも考えるが、なにぶんその見通しもまるで立っていない。
フォローの風は受けながらも激しい競争の中にあるわが社が、むやみに正社員の割合を増やす方向に行くとは考えづらい。
希望がかなうのにはまだ時間がかかるのかもしれないが、正社員うんぬんばかりにこだわるのではなく、日々の仕事をまずはしっかりとこなしていきたい。
あまり自ら求めすぎるとかえって逆の結果を招くことも世の中には多いのである。