blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

独り相撲には付き合えぬ

2012-02-07 20:58:56 | 日記
わが部署のわがセクションは、男性9名で成り立っている。
毎日のことだが、午前と午後の小休憩の時にはそのうちの7名はまず同じ場所にいる。
全員がタバコを吸うわけではないが、ただ一つタバコを吸うことができる場所であるトラックヤードにみんな集まってくる。

休み時間なので話題といっても大したことはない。
どこまでが冗談でどこからが本気か分からないような下衆な話がほとんどで、大概は笑い声も起きる楽しい時間である。
細かいとはいえ単調な仕事をやっていると、休み時間にバカ笑いでもしていないとやっていられない。

暖かい季節ならベテランのTs氏もその場所に来ているはずである。
高齢だしタバコも吸わないので今の寒い季節は暖房のきいた食堂に上がっているようだが、それ以外の時期はやはり同じ場所に来てジュースを飲んだりしている。

となると、休み時間にその場所に絶対に来ないのはセクションのリーダーであるIw氏のみということになる。
あまり注意深くも見ていないが、マトモに休憩していることはまずなくなぜか仕事にいそしんでいる。
仕事をしているからセクションの大半の人間がいる中には当然入って来ない。

このIw氏、自分より経験ある年長者も含めて自分の直接の部下にあたる人たちには仕事以外の話はまったくしない。
口を開けば仕事のことだけだから、声が聞こえるとか名前を呼ばれるとかすると「何を言われるのだろう」と一瞬身構えてしまう。
少なくとも心を許して接することができる相手ではない。

わがセクションは、「リーダー」と「それ以外」の間に完全に溝ができてしまっている。
補佐役の任にあるKu氏も、ソトヅラはともかくIw氏の仕事の進め方には批判的だ。
もちろんIw氏は誰も自分に付いてきていない現状に気づいてはいるが、自分から距離を縮めようとは絶対にしてこない。
とりあえずセクションでいちばん上なのは自分という体面だけは必死で守ろうとしているように見える。
本人はよかれと思っているようだが、他のメンバーが誰も賛同していない仕事を頑なにやり続けていたり、メンバーに伝えるべきことを伝えないまま突然独断で何かを始めたりする。

一見物腰は穏やかでめったに大声をあげるようなことはないから見えない人には見えないが、Iw氏は仕事そのものも非常に雑で、性格的にも陰湿なところがある。
そのあたりは個人の資質だから目をつぶるにしても、やはり人の上に立つ人間として直接の部下とのコミュニケーションを「避ける」というのはリーダーの器としてはどうなのか。
他のメンバーの善意と良心によって辛うじてセクションは回っているが、それらに甘えていられる時間はそう長くない。
文字通りの「独り相撲」になって、セクションの空中分解、機能不全などということになってからでは遅いのである。

今日で本ブログ開設からまる5年が経過しました。
SNS全盛の世の中ですが、駄文雑文を書き散らす場所としてはやはりこういう形が最適と感じています。
最近はPVも伸びていてありがたい限りです。
今後ともよろしくお願い申し上げます。