ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

8日ぶりの「ブログ見たでえ!!」開催です!!!!

2011年09月11日 03時13分18秒 | ニュース

いやいや、昨日は暑かったですねえ。何しろ蒸します。

そむりえ亭は暑さの他に、今日の予約が無く、ガックリきています。

「ブログ見たでえ!!」を開催して皆さんに元気を貰おう、と思います。

今回は8アイテムいっときましょうね。

泡1:ラックス04サンミッシェル  1,150円→800円

(ワシントン州のブラン.ド.ブラン。色は薄いがコクは充分。美味しいです)

泡2:アリストン.ヴィエイユ.ヴィーニュ.ブラン.ド.ブラン 1,700円→1,200円

(こちらは本場シャンパーニュ。長い熟成の本格派)

白1:サンセール10シャトー.ド.サンセール 1,050円→700円

(ソーヴィニヨンブランによる爽やかな白)

白2:ウィラケンジー.ピノグリ09  1,050円→700円

(オレゴンのピノグリは円やかで桃のような香りで、しかも爽やか)

白3:ドメーヌ.セリーヌ.シャルドネ.コート.スッド08 1,800円→1,300円

(ドメーヌセリーヌはオレゴンの雄。芳醇なウットリ系です)

赤1:ダンハム.スリーレッグド.レッド08 1,000円→700円

(ダンハム家に長年可愛がられた3本足の犬、ポート君。彼を偲ぶ鎮魂の赤。ボルドーブレンドにシラー)

赤2:ジゴンダス.ギャランシエール06サンタ.デュック 1,050円→700円

(南仏の名門の造る豊かだけれど角のない、ほんのりスパイシーなワイン。鹿にどうぞ!!)

赤3;ケン.ライト.グアダルーペ.ピノノワール08 1,750円→1,300円

(オレゴンの産地としての認知度を挙げるのに一肌脱いだケン.ライト氏のピノ。グアダルーペは赤いフルーツが弾ける畑。オレゴングラスでユッタリどうぞ!!)

さあ、ブログ見たでえ!!」ってささやいてお得にお召し上がりください!!!


デキャンタの目的

2011年09月10日 05時35分49秒 | ワインの事

ワインを扱う中でデキャンタという技術があります。

ボトルのワインをデキャンタ(カラフェともいう器)に移し替えることを指します。

これには幾つかの目的があります。

1:古いワインのボトルの底に溜まっている(意図的に集めている)沈殿物をボトルに残すべく上澄みの美味しい部分のみをデキャンタに移し替える。

2:セラー温度から移し替えることで温度を上げる。(場合によっては冷やしたデキャンタに移すことで温度を下げる場合もある)

3:移し替えることで空気接触を促進して飲み頃に近づける。

などがあります。

若いワインを扱うことの多い現在では、が最も多い目的でが続きます。また若いワインでも沈殿物が無い、とは限りませんので同時に沈殿物もチェックします。

さて、より早く酸化を促し、美味しいワインにするにはどの様な技術が必要でしょうか?

一つはデキャンタの内壁に薄い膜状にワインを流すことです。これにより同じ容積のワインが広い面積で酸素と接触することになります。

もう一つはボトル全部をデキャンタせず、必要量のみ最初にデキャンタし、残りは後からする方法です。全部を一気に行うと、最後のほうはデキャンタの口から入った液面までの距離が短く、十分に広がらないので効果を得にくいのです。

さて私は以前もう一つの方法を試みていました。

高い位置からデキャンタする、というものです。これはあるマンガでも描写されていたようですね。今ちょっとした流行になっています。

高い位置からデキャンタ口までの距離があるので効果があるはず、というのがその理由です。

しかし、この方法が果たして効果があるのか、と疑問に思い実験したことがあります。

デキャンタ口から遠くない位置からゆっくり液体を広げるようにデキャンタしたのと、高い位置から落としたものを飲み比べるのです。

結果は低い位置から液体を広げる方法の勝ちでした。

何故か?

つまり高くから落としたデキャンタまでの間の液体は、細くひも状になっていて酸化がほとんど進まないですし、また、デキャンタに近づくにつれ、速度が上がりより細い糸状になって落ちていくのです。それはデキャンタ内でも同じで速く滑り落ちていきますから結果は望めません。

勿論、効果はあるのです。が、低い位置からゆっくりデキャンタしたほうが、より若いワインの覚醒には向いているのですね。

お客様からも「あのマンガみたいにする必要はあるのか?家でも練習したらいいか?」などと聞かれますが、どうぞ、普通にゆっくりしてください。

但し、ちょっとのコツがあります。家で実践したい方は、どうぞ私のやり方を見に来てください。「見たい!!」とおっしゃって頂ければ、一日何回もやっていますので、「今からしますよ!!」ってお声をお掛けします。

とはいうものの、ワインによっては全くデキャンタの必要のないものもありますので御注意を!!!


いろんな野菜がありますね。

2011年09月09日 03時06分09秒 | 食・レシピ

お客様から「これ何?」と聞かれても、すぐに答えられないほど野菜の種類は沢山あります。

付け合せにするものは決して毎日同じではなく、どんどん替わっていきますから追いかけるのが大変です。(メニューに表記しているものは替わりませんが)

一昨日からお出ししているエゾ鹿に新しい野菜が登場しています。

「にんじん芋」です。

調べたところ、諸説ありますが鹿児島生まれというのが多いですね。

人参のような形状、色、栄養素をもったサツマイモの仲間です。

βカロチン豊富な繊維の感じも人参に似た、しかし甘みはサツマイモ。

鹿はよく栗と合わせますが、今回は栗の代役を務めるに充分な実力です。

データによると安納芋に負けない甘さ、とあるのですが、今回使っているものは甘すぎません。

胡椒を効かせたソースといいバランスですね。

酸味の少ない南ローヌ系の品種で造られたワインだと、甘みが抑えられて感じ、胡椒の辛味が溶け合います。

八百屋さんのいうところでは最近は生産量が少なく、滅多に見なくなったとのこと。

どうぞ、一度お試しください。


奈良

2011年09月08日 03時32分16秒 | ちょっと休憩

私はソムリエ協会のお手伝いを始めて20数年。その間に国内はいろいろな所に出掛けていきました。

行っていない県は数えるほどです。

北から南。さまざまな風景と人情を感じるものです。

が、基本的にセミナーや総会ですので観光地に出かける事は目的でなく、会場のある街の中を歩いていても実は「似たような」感じがする、という事も否めません。

しかし、私の本拠地の大阪から僅かな移動で行ける場所「奈良」はちょっと存在感が違います。

近鉄奈良駅を降りて「もちいどの」=「餅飯殿」商店街を抜けて「ならまち」と呼ばれる路地を散策しながら向かうのは奈良ホテル。

一世紀に及ぶ歴史のホテルは玄関を眺めるだけで感動です。更にはその立地は歴史を360度の方向に見渡せる丘の上。ご存知の鹿も「当たり前」のように闊歩しています。

京都の歴史も凄いのですが、奈良はまた格別な風情なのです。

言っておきますが大阪は難波から快速急行で40分。

遷都1300年祭で賑わった昨年。今年はどうなるのでしょうか?

昨日はそんな歴史の街、奈良にボルドーワインのセミナーをしに出かけました。必ず協会の用事です。

一度は純粋に奈良を楽しみに出かけたいな、思った一日でした。


ローヌ.レンジャー

2011年09月07日 02時22分22秒 | ワインの事

ローヌ.レンジャーという言葉はカリフォルニアで生まれたものと認識しています。

フランスのコート.デュ.ローヌ地方由来の葡萄品種をカリフォルニアのパソロブルス地区などで育てワインを造る人たちのことを言いますね。

しかし、ワシントン州にも負けじとローヌ.レンジャーが存在します。

今月使っているマックレーはその代表格です。

育てている葡萄はシラー、グルナッシュ、ムールヴェードル等の赤ワイン用、マルサンヌ、ルーサンヌ、グルナッシュブラン等の白ワイン用、すべてローヌ系。

ラベルは1度見ると忘れられない「燃え盛る真っ赤な太陽」です。ソムリエ泣かせなこのラベルは全てのワインに同じデザイン。小さく書かれている文字を老眼の私が確認する姿は情けないものです。

しかし品質ははっきりした個性を持っています。

ローヌのものでも、オーストラリアのものでも、カリフォルニアのものでもない酸とタンニンとミネラルが混在し、ボリュームのあるアルコールが丸みをもたらします。

昨日書きました鹿などには最適なローヌ系赤。オマールや秋に美味しいキノコ(トリュフも含む)にばっちりなローヌ系白。

これからの季節には是非お勧めしたいアイテムです。

取り敢えずは今日から登場のエゾ鹿にお試しください。

お待ちしています。


自転車で感じました。

2011年09月06日 03時26分22秒 | ちょっと休憩

そむりえ亭は通常深夜の2時に閉店いたします。ラストオーダーが1時過ぎ、としていますのでお客様がいらっしゃらなければ2時以前に閉店です。

昨日(正確には今日)は1時の時点でノーゲストでしたので早めに閉めました。

その後、キュッとビールを一飲みして帰路に就いたのは2時になっていませんでした。

颯爽と?自転車にまたがり家路を急ぎます。その時、ついつい叫んでしまいました。

ムッチャ涼しい~~~~~!!

そう、秋です。

まだまだ暑くなる予報ではありますが、天高く馬肥ゆる秋、の到来ですよ!!

今日6日は定休日ですが明日7日(水)からは早速「いかにも秋」の食材が登場します。

エゾ鹿です。

ま、近年は害獣駆除のお蔭で秋から冬しか食べられない、ということはないのですが、やはり季節感って大事ですよね。

脂肪が少なく、鉄分が豊富なエゾ鹿。大阪にいると判りづらい話ですが、北海道はもう十分に涼しい訳ですから、いい感じだと思います。7日には食べ頃に近づいていますよ!!

料理法は小保内シェフが考え中です。

シラーやローヌブレンドで美味しく頂けると思います。

ちなみに2007年にワシントン州訪れた時、ワイナリーで鹿とワシントン州にシラーを合わせましたが大満足したのを覚えています。今月はワシントンのローヌタイプか本場フランスのローヌものいずれでもお試しいただけます。

お楽しみに!!


ワシントン州のワイン

2011年09月05日 04時02分26秒 | お勧めワイン

ワシントン州はアメリカの西海岸の北の端にあります。

イチローがいるシアトルがある州、といったほうが早いでしょうか?

シアトルは雨の街ですが、そこから内陸に入るとカスケード山脈が雨をせき止めるかの様に立ちはだかっています。

お蔭で内陸部分=コロンビアヴァレーは年間降雨量が極端に少ないブドウ生育に向いた土地、ということになります。

緯度はフランスの優良産地と並ぶ位置にあります。よって日射はゆっくりと降り注ぎます。

雨が少ないということは果実の凝縮がなされるということです。

乾燥によって夜は冷涼ですから酸を失いません。

アメリカというとカリフォルニアが有名ですが、それに負けない凝縮度とメリハリの効いたの酸を持ったワインが生まれるのです。

よって生まれるワインは赤はボルドー系品種=カベルネ、メルロ、シラー等のタンニンの効いた濃い色のワインです。白はシャルドネの逞しいものも造られますが、意外にリースリングが素晴らしい。オフドライ、つまり辛口でも甘口でもない僅かな甘みを伴った酸がバックボーンにあるワインです。

いずれにせよ、素晴らしいワイン産地ですが、まだまだ認知度は低いのです。そむりえ亭は過去も此処のワインを特集したことがありますが、今月、来月は隣のオレゴン州と並んで幅広くご紹介いたします。

どうぞ、お楽しみください!!


オレゴン.ピノノワール

2011年09月04日 03時08分27秒 | ワインの事

今月、来月はオレゴンのピノノワールが出ています。

既にその品質はアチコチで証明されていると思います。

私も(今は亡き)「クイズ紳助くん」でブルゴーニュの高いワインと飲み比べるクイズを出題したのは昨年末のことです。

私は優劣をつける気は毛頭ありませんが、オレゴンのピノノワールはコンディション(温度、グラス等)に気を配れば高級ブルゴーニュを凌駕する華やかさや円やかさがあります。

そのグラス、体験されたことがある方には説明の必要もないくらいオレゴンを引き立てます。

逆にブルゴーニュをこのグラスに入れても存在が隠れてしまいます。

グラスって大事だな、と思わせる好例ですね。

これで番組での回答者全員が間違えたのですから・・・・

どうぞ、一度体験してみてください。

といっても番組で使ったような「高いブルゴーニュ」はお出ししませんのでご安心を!!(それでは参考にならない、って方はおっしゃってくださいね)

ちなみに合わせる料理は鳥系、煮込み系、濃いめの魚料理などなど、幅広く大丈夫ですよ!!

では、台風が去った今日、皆様のお越しをお待ちしています。


油断大敵、とはいうものの・・・・

2011年09月03日 03時45分17秒 | ニュース

しかし、大阪は何にも無かったかのような静けさです。もちろん、台風の話です。

昨日の予報では昨日から雨が激しくなり、今日もこの時間は風も強くなっている、はず・・・・・・

ところが今、つまり朝3時半過ぎですが、風も雨も全く平穏です。

昨日はあちこちの飲食店でキャンセルが相次いだというのに、どうしたことですか?これは?

しかも、今日は土曜日=最多忙日なのに予約がないのです。

ま、油断大敵、と言いますので気を付けなければなりません。

しかし、天気予報に裏切られることを願います。

さて、兎にも角にも予約が無い、ということです。

当然ながら「ブログ見たでえ!!」を開催です。

今回は全てのグラスワインを300円引きといたします

久しぶりの「ブログ見たでえ!!」ですので、どうぞたっぷりとお楽しみください。

台風なんぞへっちゃらだい!!って気合いでお越しくださいね。

とは言え、本当に暴風雨なら、無理しないでくださいね。スタッフは大掃除でもして時間を潰します。

お越しの際、大掃除中でしたら「ブログ見たでえ!!」って言いながらご入店頂くと即座に中止して、接客体制に戻ります。


改めて9月の定休日変更のお知らせ

2011年09月02日 03時05分58秒 | スケジュール

少し前にお知らせしましたが、改めて9月のスケジュールの変更についてです。

通常第1、第3火曜日が定休日ですが、今月の第3火曜日の20日は営業いたします。

代わって24日の土曜日は勝手ながら臨時休業とさせていただきます。

忙しい土曜日を休むのは忍びないのですが、5年に1度の高校の学年同窓会なのです。また、若手の三宅君もフランスに行かせており、不在。2名欠員ですので休まざるを得ない、ということです。

ご容赦くださいませ。

また13日(火)はいつもの東京での会議にて19時頃の出勤です。ゆっくり目にお越しいただくと助かります。

それと25日(日)は22時頃に抜けさせていただく予定です。この日はお早めにどうぞ!

                                                                      

というわけで9月は申し訳ありませんが変則です。ご来店予定のお客様はメモしていただくと有難いかな、と思います。

(ちなみに10月も変更あるかも、です)