ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

2023年3月のスケジュール

2023年02月28日 01時07分49秒 | スケジュール
小出しにしながら3月のスケジュールをご案内していましたが完全版をお伝えいたします。

3月5日(日):お休みを頂戴します。

3月10日(金):お休みを頂戴します。

3月12日(日):「ドメーヌ ド ラ ヴージュレ ワインメーカーズディナー」
        お陰様で満席になりました。

3月15日(水):お休みを頂戴し、外部で喋ってきます。

3月18日(土):少し前にチラつかせていた「ごっつええワインの会」
      7名様限定で募集します。
       かな~りええワインです。
       直接(電話、SNSなど)お問合せください。
          (一般営業もしながらの開催です。)

3月20日(月):お休みを頂戴し、東京にて会議です。

3月21日(火):お休みを頂戴し、前日に続き連休です。

3月26日(日):お休みを頂戴し、後輩のお祝いに行ってきます。

ちなみに3月はご接待等でテーブル使用のご予約が多めです。

大人数(4名以上)をお考えの方はお早めにお問い合わせください。
(全体としては沢山空いているんです)

3月もどうぞ宜しくお願いいたします。


            樋口誠

デキャンタ等について

2023年02月27日 00時37分59秒 | ワインの事
常々書いていますように高級なワインの消費量というのは限られています。

市販価格5,000円以上のシェアは1%と少々。

ワインを扱う店で飲まれる量を引くと自宅での高級ワイン消費は圧倒的に少ないのです。

しかし、一定数の方は自宅にワインセラーを持ち、5桁以上のワインをコレクションしてらっしゃるのも確か。

ただ、意外にそういう方が「デキャンタってプロがするもんやね?」「え、デキャンタって知らなんだ」「面倒くさいからしてへん」などと言われる事が、まあまああるのです。

むしろ数千円程度のワインをストックされている方の方がデキャンタを上手にしてられるかもしれません。

もちろん「デキャンタ万能」ではありませんが、「あ、そんなワインを今開けるのならデキャンタしてみて」「それをデキャンタせずに乱暴に注ぐと澱だらけやん」と思うことしきり。

また、お持ちのデキャンタの形状も古酒に向かないものであったりしますし、「そのやり方は古酒向き」とか「こういう方法の方がワインが開くのに」「その産地の、そのヴィンテージならデキャンタは避けましょう」というケースも沢山聞きます。

白やシャンパンでもデキャンタの効能はありまして、以前に比べて知られてきていますが、まだまだ市民権は得ていないかな?と・・・・

是非、お近くの信頼のおけるソムリエ等(ベテランが望ましいです)にデキャンタについて聞いてみてください。

そむりえ亭でも惜しみなくお話いたしますので遠慮なく聞いてください。


さて今日27日は「わずかな期間で休み3回」の最終です。

ご容赦くださいまし。


           樋口誠

天災は・・・

2023年02月26日 00時52分10秒 | ちょっと休憩
国内の天災は当然のことながら、海外でのそれも心を痛めます。

今般のトルコ・シリアでの大地震の被災者数・死者数も桁違いで、目を覆いたくなります。

恥ずかしながらトルコには行ったことが無く、勝手に「温かいところ」と思っていましたが、違うようです。

寒空の下で5万人を超える死者と被災者。

「阪神淡路大震災」や「東日本大震災」を経験した日本人。

その復興には想像もつかない年月を必要とすることを経験しています。

毎度のことながら「何か出来ないか?」と想いを巡らせるものの自分の無力さに呆れるばかりです。

と、諦めてはそれで終わりですし「塵も積もれば山となる」です。

またそれに向けて企画を考えたいと思います。

今日明日でなく6月頃になるかと思いますが「チャリティディナー」をするつもりです。

開催2か月前=4月半ば位=には改めてご案内をいたしますので、どうぞ宜しくお願いいたします。


           樋口誠

バーニャカウダとか・・・

2023年02月25日 02時26分41秒 | ワインの事
今(2月16日~2月28日)のメニューでバーニャカウダをご用意しています。

私は赤かロゼを合わせます。

意外に思われる方もいらっしゃる様ですが、実は奇抜なマリアージュではありません。

バーニャカウダのソースにはアンチョビや胡椒などを使いますので赤系の味わいに合わせやすいですし、だいたいの野菜には「赤系に合う素質」が充分あるんです。

特にこの数日は「ほぼ根菜」でお出ししていまして、そうなると「より赤寄り」です。

しかし「野菜スティックや天ぷらを塩だけで」とか「白アスパラ」などは白で合わせることも多いですね。
ですから「絶対に赤」というわけではありませんが、「意外と野菜は赤で美味しい」と覚えておいてください。

あくまでも私のお勧めです。

おうちで試される時のご参考になさってください。


そういえば、最近はあまりマリアージュに触れることがありませんでしたねぇ。

また何か参考にしていただけることがあればアップしたいと思います。


           樋口誠

シノニム

2023年02月24日 01時54分52秒 | ワインの事
スペインで有名な葡萄「テンプラニーリョ」

この葡萄は異呼称=シノニムに「アラゴネス」(ポルトガル)、「ティンタロリス」(ポルトガル)、「ティントフィノ」(スペイン)、「センシベル」(スペイン)、「ティンタ デ トロ」(スペイン)、ウルデ リュブレ(スペイン)等いろいろあって、しかも、それなりに市場に出回っています。

イタリアの「ネッビオーロ」も様々な呼び名。「スパンナ」とか「キアヴェンナスカ」とか・・・

フランスはローヌで知られる「グルナッシュ」も「ガルナッチャ」とか「カンノウナウ」などなど・・・

どちらの産地も「うちが本家や」「あっちが後発や」などと言っているかもしれませんね。

むしろ「それしか呼び方がない品種」というのがあるとも思えません。

そむりえ亭では沢山の品種のワインをグラスで開けていますが、「別のシノニム」を持ったワインが市場で買える場合は、その点に(なるべく)触れてお出しするようにしています。

仮にそのワインを気に入られて「ワインショップで探しても見つからない」という時でも「別の名前で出ています」という事は往々にしてあるのですし・・・

もちろん、シノニムが「アレと一緒やんか」という事になっても味わいが同じという事ではありません。

気候風土も違えば、醸造方法も違いますし、「価格のレンジ」が違えば大違いなわけです。

毎年、ソムリエの試験の前に慌てて勉強される方が増えます。

しかし、「試験の為の」ではなく「意外に役に立つやん」と思って覚えていてください。

試験を受けない方にも役に立つはずです。

あ、それと原語の読み方も然り。

最初に書いた「テンプラニーリョ」も私が2003年に訪れたムルシアでは「テンプラニーヨ」と言っていた記憶がありますし、フランス南西部マディランの「タナ」=Tannatは生産者によっては「タナートゥ」と最後のTも読んでいます。

面白いものですね。


         樋口誠

ワインの仕訳

2023年02月23日 02時03分11秒 | ワインの事
なにしろ星の数ほどあるワインです。

上手に仕訳けをしないと「こんがらがって」しまいます。

白ワイン、赤ワイン、ロゼワイン、発泡性ワイン、酒精強化ワイン、アロマタイズドワイン、そしてオレンジワイン。

他にも黄色ワイン、ヴァングリ、黒ワイン、ラマートワイン、アンバーワイン等々多様な呼び方も存在します。

黄色やグリ、黒、ラマート、アンバーは他の分類に収れんすることが多いのですが、意外に白赤ロゼ、そしてオレンジは「当たり前のようで、そうでない」こともあります。

他にも「産地別」「品種別」「収穫年別」「醸造法別」‥など、仕分けも色々できます。

大事なことは職業としてソムリエを選んでいる方は「呼び方や仕分け方ではなく、使い方」という事に注力せねばならない、ということです。

例えば、特にここ数年のオレンジワインの伸長は凄まじく、かの「サクラアワード」=女性審査員がカテゴリー別に4000アイテム以上のワインを審査する会=でも「オレンジワイン」のカテゴリーが出来、幾多のワインが賞を取っています。

認知度を上回る市場のスピードですので、買手と売手のコミュニケーションがまだ不足しています。

そして「白ワインだけれど」「赤ワインのようで」「ロゼワインなのに」「〇〇種なのに」「何年経過しているのに」と微妙に思えるものも昔からあるのです。

「どう使うか?」

「仕訳」に縛られない、という事が大事かもしれません。

そこに焦点を当てて、「難しい言葉を使わずに」、しっかり見極めてサーブすることがソムリエの肝と銘じたいと思います。


           樋口誠

2月終盤と3月初旬の状況

2023年02月22日 00時31分19秒 | スケジュール
そろそろ「水ぬるむころ」(と言っても昨日の帰りは雪でしたが)

三寒四温を繰り返しながら温かくなっていくことを楽しみたいと思います。

さて・・・

2月は先日お伝えしましたが、23日(木)27日(月)がお休み。

3月前半は5日(日)10日(金)15日(水)がお休み。

残り2席ですので、ご希望の方はお早めにご連絡をお願いいたします。

また、3月は予算執行の関係でご接待や祝いの席のご予約が増えます。

よって大人数(4名以上)のお席はお早めにご確認をお願いいたします。

3月中盤以降のスケジュールは今月末に改めてご案内いたします。

どうぞ宜しくお願いいたします。


            樋口誠

「近視眼的」な・・・

2023年02月21日 01時04分17秒 | ワインの事
よく使われる言葉です。

ワインの世界でも「近視眼的」なことが頻繁に見受けられます。

例えばテイスティング。

「ワインスクールの先生に〇〇という成分についた習った」となると、こぞってテイスティングでそれを探そうとします。

しかし、それはワインのほんの一部でしかないのに、です。

そのワインにはもっと大きな特徴があったり、違う輪郭が見えるものです。

私が若い人によく言う事は「ちょっと遠めに」「嗅ぎ過ぎない」「口に長時間含まない」

「あいつええ奴やなあ」なのに「あ、ちょっと悪いこともしてるやん」と欠点探しになってはいけない、と思うのです。

また・・・・

ワインの世界なんて小さな小さなもの。

実際の酒類別販売数量(厚生労働省)を見てもワインの位置なんて知れたものです。↓下記えんじ色部分
成人の一年間の消費量は3㍑少々。
その中の80%は小売で2,000円以下。
同じく5,000円以上は1.1%

なのにワイン周りの仕事をしている人や愛好家は「さも当り前のように難しい話」とか「最近の傾向などの話」をしているのです。

或いは「ブルゴーニュのグランクリュはえげつなく高くなった」「サロン(シャンパン)はもう買えない」など99%の日本人は気にもしていません。

また「その造り手は自然派か?否か?」「SO2は使っているか?否か?」
2,000円以下のワインではその会話は必要でしょうか?
給料が上がらない国では「むしろ差別的」かもしれません。

そういえば小栗旬さん、近藤麻理恵さん、野口聡一さん、青学の原監督などが出演する「doda X」(デューダX)のCMはご覧になられたことがあるでしょうか?

どうも「気持ち悪い」と批判が殺到しているようですが、あれを初めて見た時に出演者の名前が判らなかったのは私だけではないはずです。

まさにアレこそが近視眼的ですね。
(それでCM効果が上がっているなら余計なお世話ですが・・・)

そむりえ亭もそんな「小さなワインの世界」で営業していますので気をつけねばいけません。


          樋口誠

約1週間で3回

2023年02月20日 00時07分33秒 | スケジュール
昨日は予約のない日の「アレ」でした。

同業者のお気遣いでどうにかピンチを脱し、ホッとしています。

さて、今日20日、23日、27日と僅か1週間ほどの間に3回のお休みを頂戴します。

これは2月前半のお休みが少なかったからでして、サボりたいわけではないんです。

また、21日22日も埋まってしまっています。

滅多にないことですので合わせてご容赦ください。


          樋口誠

最近はまあまあ頻繁に・・・「アレ」です。

2023年02月19日 00時46分31秒 | 「ブログ見たでえ‼」
前回は2月1日ですので18日ぶりの「アレ」

今日19日は予約がゼロです。

という事で「ブログ見たでえ‼」の開催です。

少なくても2月中の「ブログ見たでえ‼」は今日しかありません。

で、どうお得かというと・・・

コース=ワイン6種付を12,000円を10,200円(一杯辺り300円引き)

追加ワインは各400円引き

食後酒は甘いの強いのを問わず500円引き

2次会使いの単品注文の場合は一杯辺り250円引き

如何でしょうか?

どうぞ合言葉「ブログ見たでえ‼」とささやいてください。

お電話でもSNSのメッセージ機能でも、勿論ご来店時でもOKです。

お待ちしています。


         樋口誠