ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
 06‐4963‐3098 
 樋口誠

10月のスケジュール再掲と補足、です。

2013年09月30日 01時56分45秒 | スケジュール

先日、10月のスケジュールをご案内しましたが、改めて・・・・・

また、その内ワインメーカーズディナーに関しての補足です。

10月1日(火)この日は通常通りの定休日です。

10月2日(水)いつもの東京での会議の為、19時のオープンとさせて頂きます。

10月6日(日)お休みを頂戴します

10月16日(水)17日(木)連休を頂戴します。熊本でソムリエ協会の大きな行事がありますで出掛けてまいります。ご容赦くださいませ!!!

10月22日(火)ワインメーカーズディナーを開催いたしますが、高名な「ヴーヴクリコ」であったことからアッという間に沢山のご予約を頂きました。

18席の募集の所、17席埋まりました。頂いているご予約の内、一件が人数が減る可能性があるという事ですので、その場合は再度のご案内を致します。宜しくお願い申し上げます。

またこの日はワインメーカーズディナー終了とともに営業を終わらせて頂き一般営業は致しません。宜しくご理解お願い申し上げます。

10月24日(木)お休みを頂戴します

という事です。

どうぞ宜しくお願い申し上げます。


確か「テレビ離れ」と・・・・・

2013年09月29日 02時44分21秒 | ちょっと休憩

言われていたような気がしますが、ここ最近のネットを見ている限りではそうではないみたいですね。

私はと言うと仕事から帰ってPCを立ち上げると同時にテレビのスイッチをオン、です。

ただし、何を見ると言う訳でもないのです。

深夜ですから、有名なドラマやスポーツ、或いはニュース番組もやっていませんから、ま、PCのついでに眺めている訳です。

ですから「あまちゃん」も「半沢直樹」も全く知らないのです。

それが類を見ない視聴率だそうで、ちょっと前の「ミタ」も含め時代戻りの予感ですね。

私の子供の頃などはテレビも含めメディアの数が少なかったからかもしれませんが、トンデモナイ視聴率て多かったのです。

それが紅白歌合戦も存続の危機と言われるくらいになって、野球の巨人戦もドル箱ではなくなり、「大物の〇〇さんを投入したのに同じ枠での最低視聴率を更新」などのニュースが流れたり、でしたから・・・・・・

私はついていけてませんけど、こういうのは悪くないのかな、と思っています。

ある意味「共有する」ってことは大事ですよね。

感想まで「共有」する必要はないと思いますが、同じ体験をして向かい合うという事が少なくなっていたと感じていたのです。

どこかの国の様に「思想制御」的なのも困りますが「みんな違うほうを向いている」というのは寂しいじゃありませんか!!

「あの場面はこうじゃないか?」「あそこは笑えたなあ!!」「あんなことは実際にはありえへんでえ!!」なんて会話は必要かな、と・・・・


といいながらついていけていない私。

ま、何か皆さんと共有できる話題を身に着けないとな、と思う今日この頃です。


バイプレーヤー=脇役

2013年09月28日 03時17分06秒 | ワインの事

何処の世界にもバイプレーヤー=脇役という立場がありますね。

野球ではホームランも打率も目立たないけれど守備では欠かせない、とか、チームの盛り上げ役には重要人物とか・・・・・

ワイン用の葡萄の世界にもあります。

例えばボルドーでは脇役のプティヴェルド、カベルネフラン、マルベック等は典型かも知れません。

カベルネソーヴィニヨンやメルロの補助として長年扱われていました。

が、プティヴェルドは南スペインやウルグアイ、マルベックはアルゼンチンで主役級の地位を得ていますし、カベルネフランは先日紹介したニュージーランドのプロヴィダンスで名を挙げたばかりでなくイタリアはトスカーナのボルゲリでも素晴らしい成果を挙げています。

シシリアのネレッロマスカレーゼも以前はブレンド用のイメージであったと認識していましたが今は主役を張って遜色ありませんね。


これらの品種の台頭には色々理由が考えられます。

「あの地では脇役にならざるを得ない気候や状況が有った」「温暖化で主役級の葡萄として生育する」「重い強いワインへの反動の時代が来た」・・・・・・・・・etc

ここ最近のそむりえ亭のワインにもそういう品種が増えたかもしれません。

カベルネフラン、ネレッロマスカレーゼ、ピノグリ、グリッロなど・・・

そむりえ亭は国に拘らない品揃えを標榜していますから、当たり前といえば当たり前なのですが、使う側としては楽しいものです。

日本の農業事情も刻々と変っていますが、私達(特に年齢のいった=古い知識に縛られている人達)には特に大事ですよね。

若い人には「当たり前」の事が「昔は違うかった」と覚えられないことも多い訳で・・・・・

まだまだ現役でやっていくためには沢山の葡萄を使っていきたいですね!!

頑張ります。


25度

2013年09月27日 02時34分53秒 | ワインの事

昔の事です。

セミナーに大先輩が講師をされておりました。

突然「な~~にも勉強してねえな!!!てめえら!!!」って位の剣幕で怒鳴られました。

全員に対してです。

何に対してかと言うと「全て」と言えば「全て」なんでしょうが、その時のお話の流れで「水が美味しく感じる温度」について話をしている時でしたので「温度に関する理解」という事が引き金だったと思います。

で、皆さん、水は何度位が美味しいと思いますか?

講師曰く「人間の体温に25度足した温度、或いは引いた温度」なんだそうです。

つまり71度72度辺りが温かくて美味しい。

また11度12度位が冷たくて美味しい。

なるほど!!!!!!

と思ったものです。

熱さだけを求めると80度でも良いのかも知れませんし、65度でもそこそこ熱く感じます。

灼熱の夏に汗だくのときは、もっと冷たい温度を求めるかもしれませんし、冬は15度でも冷たく感じるでしょうね。

その他、湿度も影響しますし、また「水だけ」でない茶やコーヒー、ビールやワインでは感じ方が違う、という事もあります。

しかし確かに水は体温±25度というのは当たっていますね。

どうぞ、皆さんも実験してみてください。

で、そこから要素(酸、タンニン、糖、ガス‥)によって美味しい温度を調節すると面白いものです。

25度。

今でも忘れないセミナーです。


ワインメーカーズディナーのご案内

2013年09月26日 02時23分50秒 | ニュース

今日あたりから暫くの間、気温が下がりそうですね!!

最高気温も30度を下回り、最低気温も数日は20℃以下になりそう、という事です。

どうぞ皆さん、寝相にご注意!!!!


さて昨日10月のスケジュールを先行案内という事で書きましたが、その中でワインメーカーズディナーの事も書いていました。近日発表としておりましたが、やっぱりお待たせするのも申し訳ありませんので・・・・・・

【ヴーヴクリコ.ワインメーカーズディナー】

日時:10月22日(火)19時~

場所:そむりえ亭

参加費:お一人様15,000円(税込)

内容:ヴーヴクリコのシャンパン5種(その中には最高レンジのラ.グランダムを含みます)と、そむりえ亭の料理5皿をワインメーカーと共にお楽しみいただきます。

定員:18名(ワインメーカーと通訳を含めて20名)

ご予約:お電話06-6484-0530にて樋口をお呼びいただくか、

     メール sommelier-tei@woody.ocn.ne.jp までお願い致します。

名門中の名門「ヴーヴクリコ」の素晴らしいシャンパンをこの機会にタップリお楽しみ頂ければ、と思います。

お電話、メールお待ちしています!!!


10月のスケジュールを先行案内

2013年09月25日 02時43分06秒 | スケジュール

10月は少し変則的なお休みを頂戴します。

今月は通常の定休日+2日でしたから「まともな月」でしたが、7月8月も変則的でしたから、ここ暫くはまともな月が無いですね!!

10月1日(火)この日は通常通りの定休日です。

10月2日(水)いつもの東京での会議の為、19時のオープンとさせて頂きます。

10月6日(日)お休みを頂戴します

10月16日(水)17日(木)連休を頂戴します。熊本でソムリエ協会の大きな行事がありますで出掛けてまいります。ご容赦くださいませ!!!

10月22日(火)ワインメーカーズディナーを開催予定です。シャンパンの有名メゾンです。近日発表いたしますのでご期待ください。

10月24日(木)お休みを頂戴します

また月の変わり目は10月に入りましてからも都度案内いたしますが、これで殆ど変更無いはずですのでスケジュール帳にお書留頂ければ幸いです。

10月も宜しくお願い申し上げます!!!!


今日は今月3回目の「アレ」ですよ~~!!!

2013年09月25日 02時42分30秒 | ニュース

この何ヶ月か少なかった「ブログ見たでえ!!」

今月は多発ですね。

今日は25日の給料日というのに予約が無い(泣)

という事で「ブログ見たでえ!!」の要件を満たしておりますので開催です。

8アイテムをお得にしますよ!!

泡1:フランチャコルタ.ミッレディ09フェルゲッティ―ナ     1,300円→1,000円

泡2:ローランペリエ.ブリュット.ロゼ                 2,800円→2,000円

白1:グラウアーブルグンダー07フーバー             1,300円→1,000円

白2:ウィエ.ディ.ロマンス.シャルドネ11ヴィエ.ディ.ロマンス   1,300円→1,000円

ロゼ:プロヴィダンスロゼ11                      2,800円→2,000円

赤1:サンジョセフ.ロレ09ルイ.シェーズ               1,000円→800円

赤2:ジュヴレイシャンベルタン11ルイ.ボワイヨ          1,900円→1,500円

赤3:プロヴィダンス.プライベート.リザーヴ11           4,000円→3,000円

今回はちょっとメリハリを付けてみました。

「ブログ見たでえ!!」ってささやいてお得に召し上がってください。

お待ちしています!!!!!


ワインの中で「脱ぎ捨てていくもの」

2013年09月24日 03時53分49秒 | ワインの事

ワインの構成要素。

難しい話をすると数えきれない要素が有るのだろうと思います。

が、私も含めあまり細かな要素は知っている人は少ないと思います。

で、有名な目立つ要素だけを挙げてみますと

酸、ミネラル、アルコール、甘口の場合は糖分、赤の場合はタンニンという事になりますね。

これらの要素が時間や環境によって変っていくことを熟成と呼んでいるわけです。

しかし、多くの要素は姿を変形させたり若干の増減はあるものの「酸が無くなってしまう」「アルコールが急激に増える」「減る」という事は殆どありませんね。

が、一つの要素は着実に減っていき、いずれは殆ど無くなってしまいます。

タンニンとそれを含む色素です。

場合によっては100年くらいかかる場合もありますが、多くの赤ワインは数十年以内にタンニンは殆ど感じられなくなりますし、赤い色素も失われます。

酸やアルコール、ミネラルが人間の身体の構成要素とするならばタンニンは衣服的な物かも知れません。

よくタンニンの強いボルドーのワインの解説に「ミディアムボディ」「ミディアムフル」などと書かれていたりして「えっ」と思われる方がいらっしゃいますし、ブルゴーニュのタンニンが左程多くないワインが「フルボディ」、タンニンの無い白の名品が「フルボディ」となっていて「そうだったんだあ・・・・」と思われる方もいますね。

ブルゴーニュは赤も白もタンニン以外のものはボルドーより強い事が多い。つまり酸とアルコールがシッカリしているのですね。

逆にボルドーは熟成してタンニンが和らいできた後に残る酸は控え目でアルコールが低い事が多い。つまり優しいのです。

何度か書いていますが「ボルドーは女王、ブルゴーニュは王様」と昔から言われる由縁はそこにあるのでしょう。

若いうちはタンニンというゴージャスな毛皮を纏い、成熟した女性が衣服を脱ぎ捨てた後の妖艶な姿は正にボルドーグランヴァンの熟成に似ています。長命というのも女性的ですね。

ブルゴーニュはボルドーの赤ほど長命ではありません。その一点だけでも短命な男に似ていますが、ある程度熟成しても「ヤンチャと思えるほど強い香り」「口の横に筋肉質に残る酸」はタンニンが無くても主張しています。男なんですね。

この辺の形容に関しては多種多用に見方が有ると思います。

が、ワインの構成要素の内、タンニンは「無くなっていく運命」を背負っている、というのは憶えていて損のない事かな、と思います。


昨日の「真ん中」の続き

2013年09月23日 01時09分04秒 | ワインの事

昨日はワインティスティングの基本である色々な要素の「真ん中」を知るべく経験を重ねたほうがいい、というようなことを書きました。

確かにそうなんですが、もう少し補足しないといけません。

例えば「何処から何処までの真ん中」かと言えば、決して突き抜けたサンプル=例えばウサインボルトの出した世界新記録の9秒54と何も運動しないお爺ちゃんが歩いた100メートル10分の記録の真ん中をとるとチョイと正確性がずれます。

やはり「一般的な成人男子の・・・・」的な縛りを加えないと真ん中は認識しずらい訳です。

また、40年50年と熟成したワインとそうでないワインの時間がもたらす差。

これは数をテイスティングすればいいというものではなく、同じワインを2年5年10年20年と追いかけてこそ点と点が結べます。

しかし、そんなことを言っていると殆どの方は真ん中を知ることは出来ませんね。


まずは若いワインの価格、産地、品種のバリエーションを知り、時間の縦軸を追いかける。

ま、ワインというものの面白さでもありますが、お客様にワインを提供するに当たっては統計の上で恥ずかしくないサンプル数の「真ん中」を探してみて欲しいと思います。

ちなみに年月を経るうちに真ん中が変る、という事もありますね。

ああ、ややこしい、なんて言わずに色々と試してください。

面白いですからね!!!!


テイスティングに於ける「真ん中」

2013年09月22日 00時31分00秒 | ちょっと休憩

あ、その前に報告事項:今日はお休みを頂戴しています

タマタマですが、今月の最終のお休みです。

御容赦くださいませ!!

さて、先般無事に終了したソムリエ協会の呼称資格認定2次試験。

どのカテゴリーでも避けられないのがテイスティングです。

若い人がそむりえ亭にもテイスティングの方法を聞きにいらっしゃいます。

私が常々言うのは「強いか?弱いか?」「甘いか?酸っぱいか?」「渋いか?渋くないか?」等の二者択一の質問です。

つまり、そのワインの特徴が何処にあるのかを知れないと分析ではありません。

酸が際立っているので冷たい温度でサーヴしましょう。

タンニンが多く渋めなので酸素を必要とするのでデキャンタしましょう。


だから、〇〇という葡萄は??という扱いをするんだ、という図式が出来るのです。

これが判ってくると、いわゆるブラインドテイスティングの基礎が出来ますね。

しかし酸が強い弱いの真ん中、タンニンが有るか無いか等の色々な要素の真ん中を知らないとその特定は難しいのです。

同じ葡萄でも1000円のワインと5000円のワイン、あるいは50000円のワインのそれぞれのグループでは比べるレベルが違います。

或いは同じ葡萄品種に偏って飲んでいる人も真ん中がずれています。

お客様には「真ん中」を極める必要性は無いかと思いますが、この仕事で生きていく人は「真ん中」を知る必要がありますね。

その為には高いワインも安いワインも、あの品種もこの品種も「ええっ!!」っていう品種も試してみる必要があります。

何もアル中になれ、と言っている訳ではありません。テイスティングは酔う為ではないんですから・・・・

もっと、チャンスがあればそれぞれのワインを色々なカタチのグラスで試し、温度を変えて嗅いでみる、飲んで見る。

そうするとワインの扱い方が劇的に変わります。

いや、まだまだありますけどね・・・・・・


という事で今日のお休みは「ちょっといいワイン」を久しぶりに飲んできます。

ホント、久しぶりなんですよ!!!!