右のドアをバタンと閉めれば左のドアが開き、前のボンネットを閉めれば後ろのトランクがドカンと開く、なんていうのが昔ありましたね。
或いは弁護士物のドラマなどで検察側と弁護側の言い分を片側だけ聞いていると「あ、それは相手が悪いな」となり、逆側の意見を聞くと「なんや、そっちがアカンやん」となる。
まさにウクライナ問題もそうかもしれません。
さて、コロナです。
いよいよ多方面で規制が解除されようとしています。
多くの事業者(飲食店含む)にとっては朗報であろう、と思います。
私もそうあって欲しいと思うのです。
が・・・・
そうでもない様です。
むしろ「以前より出掛け難くなった」という方も一定数おられるのです。
理由は・・・
1:前はアクリル板などがあったので安心感があった。
2:目的地に行く交通機関でのマスクの解禁が怖い。
3:人出が増えて怖い。
4:5類になって感染したらとんでもない出費になる。
概ねそういう感じで聞いています。
また、そういう方の多くは家に高齢者と同居していたり、病院や施設に見舞いに行かねばならない、等の事情があります。
誰がそれを責めることができるでしょうか?
勿論、持病を抱えている人もそうです。
あっちが立てば、こっちが立たず・・・
いずれも間違っていないんだろうと思います。
ですので・・
「お前、まだマスクなんかしてるんか?」
「もっとお客さん詰め詰めで沢山いれろや」
等と言わず「事情」を尊重してあげて頂ければと思います。
ちなみにそむりえ亭では、席間隔は当面「しっかりと取る」こととしますし、従業員の(営業中の)マスクは続けます。
また「まだ不安なんだけど、そちらの店はどうしていますか?」とお聞き頂ければ可能な限りの対処はいたします。
少しでも不安を取り除ければと思います。
樋口誠