ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
 06‐4963‐3098 
 樋口誠

暫らくは涼しそうですね。

2011年05月14日 04時39分04秒 | ちょっと休憩

とは言え、徐々に夏に向かっているわけですが、一昨日までの雨による湿度、それによる最低気温の高さから比べると心地よい天気が続きそうです。

そういう点ではワインが美味しく飲める良い時期ですね。

また最近お勧めしている粗切りハンバーグのような「ステックアッシュ」、胡麻と桜海老のパウダーをまぶして焼き上げた白身魚が思いの他、好評です。

是非、夏に向かう今、タップリと栄養を付けて体力を蓄えてください。勿論、美味しいワインと合わせて・・・・

                                                                    

さて昨日から開けるとお約束したカリフォルニアのバックヴィンテージ。

実は初日はお勧めするタイミングが無く、今日も同じ「ボーリューヴィンヤード.ラザフォード.カベルネソーヴィニヨン98」です。略して「BVラザフォード」。1,100円。

ちなみに98年はカリフォルニアは例年になく涼しい年でボルドーのワインを似た熟成をします。今回のはお高いワインではありませんので今が飲み頃かな、と思います。

これも是非お楽しみください。基本的に私からお勧めする事はありません。「BVある?」とお声掛けください。

お待ちしています。


今年は・・・・・

2011年05月13日 03時56分46秒 | ニュース

いつも参加しているプロモーションを休憩しています。

ワイン業界には輸入元、産地の生産者組合などがグラスワインのプロモーションを企画し、参加した店を売上げや覆面審査員の評価で順位を付け、賞としてワイングッズなどの軽いものから現地招待などの重い賞まで様々なものを用意します。

そむりえ亭では毎年5月は「カリフォルニアワイン.バイ.ザ.グラス.プロモーション」に参加していました。私に関していうと前職のホテル日航大阪時代に、このプロモーションが始まった15年前から連続出場です。

その中で何度か優秀店になり現地招待を受け、何人かの従業員がワイン産地を肌で感じ、その後のサービスの向上を果たした、と思っています。

このプロモーションは覆面審査員が期間中に内緒で店を訪問し、様々な項目をチェックし、店の形態等を考慮の上、優秀店を選び出すものです。

勿論、審査員による不公平はあるでしょうが、それはプロ野球も同じ。私達はゲストを見極める目、いつもより細やかな気配りをしなければいけません。

お陰で従業員にもわたしにも良い訓練になります。

しかし、昨年有り難い事に、そむりえ亭は優秀店の一つに選ばれたのです。

「一度選ばれると基準が厳しくなります」という主催者の理念がありますので、今回は一回休憩して出直そう、となったわけです。

昔から「樋口のところは春はカリフォルニアばっかりやな」と思ってらっしゃる方もあるようです。今年は違うのです。

が、あまりに何も(カリフォルニアのグラスワインが)無いのは「5月はカリフォルニアワインが飲めるに違いない」と思って来られる方には申し訳ない。

という事で、今日から何日間かは、ちょっと古めのカリフォルニアワインを1種類ずつ開けてみたいと思います。

先ずは今日はこれで行きます。

ボーリューヴィンヤード.ラザフォード.カベルネソーヴィニヨン98

ナパヴァレーの名門中の名門、老舗中の老舗のフラッグシップワインです

でも安いのです。昔、私が手に入れたままの値段でお出しします。

                           1杯1,100円です。

1本のみ(6杯)ですが無くなれば、なくなった時点で翌日用に考えているアイテムを開けたいと思います。

ご興味のある方は、是非お試しください。


ステックアッシュ

2011年05月12日 03時15分23秒 | お勧めメニュー

初代のシェフ勝田君がよく造っていた「ステックアッシュ」

簡単にいうとハンバーグです。

包丁でやや荒めに刻んで練り上げます。そむりえ亭の場合はセルクルという丸いリングで形を整え焼きます。

荒めに刻んでいるのがミソです。

肉の食感と旨味を残し、しかも柔らかい。

ここ何日かは仔羊を使って、相性のいいナスを刻んだものを一緒に練りこんでいます。

「肉を食べているぞ!!」という気になります。

難点はハンバーグより崩れやすいのです。しかし、それをフォークですくってワインを一口というのも良いものです。

ワインは南仏やイタリアのボリュームのあるものがいいですね。ボルドーでもいいかもしれません。

「ステックアッシュ」一度お試しください。


よく降ります。

2011年05月11日 04時26分54秒 | ちょっと休憩

いやあな天気ですね。昨日に続いて今日も明日も雨模様になりそうです。汗がべっとりして気持ち悪いですが、意識的に動いて内側から汗を搾りだせば涼しくなるかな、なんて考えています。

さて、今日はお知らせしていた通り、樋口は東京出張です。19時頃には戻ってまいりますので、なるべくユ~~ックリご来店いただくと助かります。それまでは竹中店長1人で頑張りますが、ま、容赦してやってください。

また今日、義援金の第2弾を東京に持参します。

今回は皆様から頂いた分と節電によるものを合わせ20,640円になりました。

私としては節電分で、もっといけると思っていましたが、考えてみれば昨年も同時期は既に暖房は使っておらず照明だけでは大した額には成らなかったのです。「3万円はいける」などと大口叩いてしまい恥ずかしい限りです。

5月も引き続き行いますが、セラーと冷房を何処まで我慢できるか、微妙な所ですが、1円でも節約してお役に立てればと考えています。

皆様に迷惑が掛からないように致しますので、玄関や階段が若干暗いこと、どうぞ御容赦ください。


5月の樋口の予定

2011年05月10日 03時20分27秒 | スケジュール

3月4月は私が抜ける日はありませんでした。

5月は2回ほど遅くなる日があります。

11日(水)と25日(水)です。いずれもソムリエ協会の会議です。

いつものように19時を目指して帰ってきますので、どうぞ御容赦ください。

ちなみに11日は私が帰ってくるまで竹中店長1人ですので複数のお客様が重なるとパニックを起こすかもしれません。なるべくゆっくりお越し頂けると有り難いと思います。こちらの都合ですので申し訳なく思いますが宜しくお願いいたします。


あまり本数がありませんが・・・

2011年05月10日 03時11分51秒 | お勧めワイン

今月のグラスシャンパンのスタンダードでない、言い換えると「お高い」、いや「スペシャルな」品揃えとして「ジャクソン」を開けています。

それも「アヴィズ.グランクリュ2000」という逸品です。2,650円です。

この村の自慢のシャルドネのみ。一部を樽発酵、樽熟成して二次発酵に移り、約10年を経て、今に至っています。

このタイプのものは現在増えていますが、この造り手はワインジャーナリズムの中でも特別扱いされていますね。

とはいえ、実は私の若い頃(20年以上前)はそんな印象はありませんでした。私の勉強不足だったのかもしれませんが、薄い印象でした。今の代になって気合が入ったのでしょうね。

素晴らしいです。グラスに注いだ時の輝きがウットリです。泡が綺麗です。香りが堪りません。

が、6本しか手に入らなかったのです。

しかも昨日、一昨日と「ブログ見たでえ!!」で若干消費してしまいましたので残り4本半です。

私から積極的にはお勧めしません。ブログを御覧になっていない方には申し上げません。

が、僅か20数杯ですので、お早めにお試しください。お電話で確認頂けるといいと思います。

お待ちしています。


息切れしました!!

2011年05月09日 03時35分05秒 | ちょっと休憩

昨日は「ブログ見たでえ!!」をやっていたぐらいですから、予約も無くヒマだったんです。

遅い時間にちょっと入ってこられ、どうにか形にはなりましたが21時頃までは「坊主」。

あまりのヒマさに身体がだるくなって眠たくなって来たものですから、一階と二階を結ぶ階段をダッシュで4往復。血流を揚げて頑張るぞ!!ってことです。

若い頃ならなんていうことは無いのですが、流石に息が上がって「ゼイゼイ」「はあはあ」です。

ま、結果的にその後お客様がいらっしゃって眠い顔で応対せずに済みました。

今日もヒマそうですから、皆様のお越しのときに息切れしていましたら「階段ダッシュしてたん?」と聞いてやってください。

さて、お約束どおり今日も「ブログ見たでえ!!」やってます。アイテムは昨日と同じです。限定のアイテムもまだありますので、どうぞお試しくださいね!!!


GW最後です。

2011年05月08日 04時07分08秒 | ちょっと休憩

が、いけませんねえ。

今日、明日と続けて予約がありません。

先月から今月にかけて「ブログ見たでえ!!」オンパレードです。

今回は2日連続でまいりますよ~~!!

7アイテムです。

シャンパン1:ミシェル.アルノー.トラディション 1,400円→1,000円

(ブラン.ド.ノワール=ピノノワールのみで造られた華やかさのあるシャンパンです。)

シャンパン2:ジャクソン.アヴィズ00 2,650円→2,000円

(名門中の名門。ブラン.ド.ブラン=シャルドネのみの熟成シャンパン。2日で12杯限りですのでお電話で確保してください!!)

白1:リュリー.プルミエ.クリュ.ブラン04シュルマン 1,150円→800円

(ブルゴーニュの白の04年は酸のバランスが古典的。料理を持ち上げます)

白2:プレシューNVウィンドミュル 1,200円→800円

(2004年度ミスフランスの造る爽やか、円やか、華やかの3拍子揃った白)

赤1:モンテプルチアーノ.ダブルッツオ06グランサッソ 1,000円→700円

(イタリアの地図のふくらはぎ側の男前な赤)

赤2:リュリー.プルミエ.クリュ.プレオー04シュルマン 1,200円→800円

(白のリュリーと共にシュルマン家の作。エレガントです)

赤3:バローロ.フラテッリ.レヴィス04サルティラーノ 1,300円→900円

(このバローロは鉄っぽい「らしさ」も持ちながら柔らかく外交的。)

さあ「ブログ見たでえ!!」

しっかりとささやいてください。お待ちしています。


アルザスというと・・・・

2011年05月07日 03時38分17秒 | お勧めワイン

一種類の葡萄で造るワイン産地の代表ですね。しかも品種名をラベル表記しています。

ニューワールド=カリフォルニアやオーストラリア、チリなどでは当たり前のことですが、フランスを含む旧世界では結構珍しいのです。

大雑把に言うと北の産地は単独の葡萄で、南の産地は何種かの葡萄をブレンドします。

殆んどの産地は原産地呼称がどの葡萄を使っていいかを表している為、いちいち葡萄名を表記する事はありません。

アルザスでは同じ産地内で幾つかの葡萄の栽培が可能な為、葡萄名を書かないと何を使っているのか判らないのです。

リースリング、ゲヴルツトラミネール、ピノグリ、ミュスカ、など・・・・・

しかしアルザスでもブレンドしたワインはあります。エーデルツヴィッカー(指定品種のみのブレンド)、ツヴィッカー(アルザスで許される全ての葡萄が対象)と呼ばれるカテゴリーです。

昔からあるにはあるのですが、単独葡萄のものが目立つ産地ですから、あまり気に留める事も無かったのです。

しかし最近になってブレンド物が目立ってきているように感じます。

そむりえ亭の今月のグラスワインには2004年度のミスフランスが造る3種(リースリング、ピノグリ、ゲヴルツトラミネール)を使ったワインがあります。ウィンドミュルという生産者のプレシューというワイン。

リースリングのキリッとした酸、ピノグリの円やかさ、ゲヴルツトラミネールの華やかさと甘み。三者が丁度いい感じで溶け合っています。

白身のカルパッチオにもテリーヌにもエスカルゴなどにも幅広く合わせられます。あまり強くない方には最適ですね。また遅い時間のバー使いの時には、それだけで満足できそうです。

カテゴリー的には「エーデルツヴィッカー」にあたる「プレシュー」

古くて新しいアルザスの風を感じてください。


今月はイタリアから・・・・

2011年05月06日 04時04分05秒 | お勧めワイン

3種のワインをグラスでお出ししています。

その内の一つは過去使っていなかった地方のものです。

イタリア料理のお店なら当たり前の品揃えですが、そむりえ亭は国に囚われない品揃えを標榜している筈なのに、これまで使わなかったのが不覚ですね。

さて、本題。

イタリアの地図でいうと右=ふくらはぎの辺りのアブルッツオ。

ここの赤ワインはモンテプルチアーノ種で造られます。トスカーナの同名の地区と紛らわしい品種名です。一説ではこの街から持ち込まれてきた枝分かれの葡萄とも言われています。

私の若い頃は「安物」の印象でしたし、事実低価格なワインばかりで「コレッ」っていう特徴を感じませんでしたね。

しかし、この20年位の間に徐々に力をつけてきます。剪定をキッチリ行い、丁寧な醸造を行うと「贅肉の無い男前」になります。

各社のそれ=モンテプルチアーノ.ダブルッツオは概ね1,000円台で買えます。また、その各社が上級品も造るわけですが、これも3,000円位です。

今月そむりえ亭が使っているのは「グランサッソ.モンテプルチアーノ.コッリーネ.テラマーネ06」です。選ばれた地区のもので上級に当たります。

非常に濃い色です。空のグラスに色が残るほどです。しかし、香りは重苦しくありません。ニューワールドの様に新樽で長く寝かせていないからでしょうか?フレッシュな果実も感じられ、中に柔らかい樽香が滲む感じです。

しっかりしたタンニンはあるもののヤンチャではありません。アフターに残る苦味と適度な酸がバランスをとってアルコールの強さをマスクしています。

「贅肉の無い男前」というのは、そんな印象からです。

牛に合わせたいですね。ソースはやや甘みを伴ったものがいいかもしれません。

上級品と書きましたが、それでも他の産地の並級のお値段です。気楽にお試しいただけると思います。

「ふくらはぎのワインある?」って聞いてください。お料理と共にお勧めしたいと思います。