曽我部絵日記

曽我部昌史の写真絵日記

2019年9月9日~9月15日

2019-09-16 | 日記
9月15日(日)
「かわいい山車@菊名池公園(妙蓮寺・横浜)」

昼頃、菊名池の南側では菊名神社例大祭の山車と神輿が待機中。山車は最近つくったものなのか、なんだかかわいらしい。右手の木立の中にちらっと緑青の屋根が見えている菊名池弁財天は山車を転用したものなのだけれど、並んで見えるだけに。。。


9月14日(土)
「倒れたナス@自宅」

水曜の夜、一度自宅には戻っていたものの、ほぼタッチダウンだったのでまわりを見る余裕がなかった。このあたりでの影響はほとんど無かったといっていい。向かいの農園では、いつも被害があるビニルハウスは大丈夫で、西の端にある小屋の屋根が一部剥がれていた。自宅では、野菜が倒れたりトマトは枝が折れてしまっていたり。どうやら真北から強風が吹いたようで、去年の24号台風とは様子が全く異なる。


9月13日(金)
「PLタワー@機内(熊本→大阪)」

午前中、県庁の方に、これからのことに関連した場所をいくつか案内していただき、熊本空港へ。夕方の浦辺鎮太郎展打ち合わせに出席するため伊丹へ。ボンバルディアのプロペラ機で、四国のど真ん中を八幡浜から徳島まで横断して和歌山を過ぎ、PLタワーを少し過ぎたあたりで左に90度旋回して北上するというルート。
浦辺展では、全ての展示模型が期日通りに揃ったらしい。写真家の方が撮影した全模型の写真があった。小さな写真ながら壮観。研究室で担当した神奈川近代文学館は、重量的には一番重いのだとか(平面サイズでは2位)。大きければ良いというものではないけれど、相手にした部材の総量がそれだけたくさんあったとはいえるだろう。オープニングが楽しみ。打ち合わせ後、新幹線で帰路に。三連休直前の金曜の夜。大阪駅は大混雑。


9月12日(木)
山西災害公営住宅団地@西原村(熊本)」

朝一で熊本へ。ゼミ旅行。飛行機を、搭乗ゲート前で1時間強、機内に入ってから1時間強まって、大幅に遅れて到着。ほとんどの学生は既に現地入りしていたのでチャーターしたバスでの視察は予定通り進んでいて、熊本空港からタクシーに分乗して追いかける。
今年は熊本県庁の方々に多大なフォローをしていただき、熊本地震の復興状況を回るという内容。県庁の方々に加え、県立大に異動したイルジさんも飛び入り参加。遅刻した我々は、益城町テクノ仮設住宅団地、西原村小森仮設住宅団地、同エリア内の木造仮設住宅を公営住宅にリノベした団地を見損ねて、ここ山西団地からスタート。熊本の設計者と施工者が組んだもので、入居して約1年。とても快適そう。解説をしてくれた西原村の担当者の方が自慢に感じている様子もいい。


「水平地動変位@ミナテラス(益城・熊本)」

昼食を挟んでまずはミナテラス。ロビーには地震の時の地面の動きが原寸で床に表示されている(赤丸のポイントが0.5秒ごと)。中にある図書館には地震関連資料コーナーがあり、関連資料の収集も行っている。
隣に建っていた体育館は、震災後しばらくたった頃に少し傾いていないか、ということで調べたら杭が大きく破損をしていたらしく、建て替え工事中。ミナテラスの建物も開館はしているものの、建物のまわりを掘って杭の補強工事中。阪神淡路大震災で杭が被災していたものの気がつかず、20年くらいたって解体してみて判明したという例もあるらしい。


「みんなの家@嘉島町北甘木地区(熊本)」

さらに南下して、竣工したばかりの北甘木のみんなの家(千葉学さんが設計。ここでは地域の区長さんが来て下さった)を経て、宇土市境目団地へ。宇土では、新設の災害公営住宅、複数のみんなの家、元木造仮設住宅の公営住宅など。元仮設住宅は中も見せていただけた。みんな丁寧に住んでいたようで、とても綺麗。ここでも市役所の方々が案内をして下さった。
夕方、市内に戻り、みんなで飲む。他にも県庁の方が合流してくれて、二次会は学生と別れて大人の会。
学生にとっては、復興にともなう暮らしの場を、生の声を伺いながら回ることができた。ある意味、極限的な条件下であるだけに、暮らしの場へのまなざしからみえる建築に求められる役割と可能性が、立体的に意識することができたにちがいない。熊本のみなさん、ありがとうございました。


9月11日(水)
「接着されたラミナの端部@藤寿産業(郡山)」

奥会津の建物の製品検査で郡山の藤寿産業へ。もろもろの検査の後、工場を案内していただく。いずれの工程もとても興味深い。複数の場所にいろいろな施設があって相当量の仕事をこなしているように見えるけれど、従業員数は約半数を占める設計や事務関係の人を全部入れて50人だとか。しかも、ラミナ一枚一枚の強度検査をして強度ごとに仕分けたり、掘削などの機械加工前には3Dでシミュレーションして確認したり、仕口まわりをノミで調整したり小さな欠損部をパテで埋めたり、結構な人的作業が伴っている。それにしても、建方が楽しみ。


9月10日(火)
「キリンビールは飲めない(黒ラベルがあればいいので問題なし)@ワシントンホテル(郡山)」

朝、徳島を出て、リムジンバス、飛行機、モノレール、電車、新幹線、レンタカーと多種の乗り物を乗り継いで奥会津へ。午後一の打ち合わせ前に到着。便利と言えば便利だけれど、こんなことが可能になっているから地球(と私の身体)に負荷がかかって、気象とかに良くない影響が出ているような気も。。。翌日に備えて郡山泊。


9月9日(月)
「日和佐の将来に向けた提案をプレゼン@桜会館(美波・徳島)」

4日間のワークショップ最終日。3日間の成果をグループごとに町長へプレゼン。リサーチからプレゼン資料作成まで3日間だったけれど、内容のバランスも提案力も十分にあるとても良いものになったと思う。報告冊子作成に向けて、いただいたコメントなどを元にデザイン的な精査をしなくては。
桜会館1階で懇親会。みんなが盛り上がっている中、最終の汽車で徳島まで。台風の被害が心配。自宅は無事だった模様。

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