津々堂のたわごと日録

わたしの正論は果たして世の中で通用するのか?

「直す」という言葉

2007-08-13 12:33:20 | 歴史
 最近言葉に興味がある。熊本弁に関するサイトも沢山あるが、知らないし使えない言葉もいろいろ紹介している。「直す」という言葉で、都市圏へ出た人たちが苦労しているらしい。同業で東京で修行して、熊本へ帰ってきた若い人の話だが、東京へ出たてのころ図面を取り出して打ち合わせが行われ、会議が終了したので図面を片付けようと「これ直していいですか」と言うと、出席者全員が振り向いたというのである。(別に訂正は無いぞ、と言う訳である)熊本では、「片付ける=直す」で常用する。東京では「直す=修復する」として使われているのだろう。「説明に汗をかきました」とは彼の弁、さて「直すは熊本弁だろうか」ということになる。国語辞典をひも解くと、「正しいと思う状態に戻す」とあって、例えば「病気をなおす」とか「誤りをなおす」というふうに記されている。一方「元に戻す」ともあり「然るべき位置にすえる」等とも有る。

「直す=片付ける」でいいでないか。国語辞典を持ち出して、堂々と説明すればいい・・ま、面倒くさいか・・長いものには巻かれろとも云うしな・・・

今朝、出しっぱなしのテーブルの上のものをみて妻に一言、「ちゃんと直しとけよ」と。そう言って考えた。「立派な標準語だよなー・・・違うのかなー・・・方言かい?」
コメント
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