つらいと思う日々に

いたずらにわが身世にふる・・・

その器にある人

2014-06-27 | Weblog
現世、裕福である身分に与えられている使命は、
布施である。

自分の努力によって裕福になったとしてある人生でも、
糾える縄の如くの経験値であるに過ぎない。
その時の振る舞いの試しが計られている。
縁起の振り分けである。
あるいっときの事柄に起源して、
そうして、幸不幸時適切に善であったか否か。
よく正しく浄化となっていたか。
生命が人格を判断されているのである。
その責は多大にして、貧困時の比ではない。

現世、貧困に喘いでいて、その意味は、
我が身を抓っての人の痛さを知る、慈しみである。
その使命にして、腐ってばかりの一生では、
何ら見出せずこの無駄を貪るだけである。
自分の怠慢にしてある人生でも、
糾える縄の如しの経験値に過ぎない。

経験則と経験知は善にして適切であったか。
現世、その身分に適切な浄化となっていたか。
それを知るに、是をもって計れるものである。

意味の無い人生なんてありはしない。
そう思うのも人の心である。
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