悪人は道徳を知らない。道徳を知れば悪事が如何に自分を損ねることがが分かる。
が、悪人は馬鹿であり阿呆であるために、人生の道の理を知らない。
道理を知らないために、その道の徳となることが無い。
悪人は自分を一番愛おしい。そのため、他人を蹴落としても幸せになりたいと思っている。
しかし幸せになる道の理を知らない。理解できない。理を知っていたなら、けっして悪事はできないとわかるのだが、
馬鹿だから分からない。して、人を騙して自分がいい思いをしようとする。
馬鹿でなければしてはいけない事を知っているために、訓えなくても間違わないで一人で歩いて行ける。
でも、馬鹿は一人では歩いていけない。無知だから間違ってしまう。馬鹿と言うのは幼稚過ぎるのである。
だから、先生というものを必要とする。赤ちゃんに親が必要であるように、馬鹿には手助けする人が必要なのである。
手助けしなければ様々に害を与えてしまう。そのために、馬鹿(悪人)こそ助けが必要で、一人で歩けるようにしてあげなければならない。
これが悪人正機説である。無知にあるために、訓えてあげなければならないという事である。
それでも分からず、悪は為しやすいために、悪事をして生きる。
人を欺きいい思いをしても、必然この世とおさらばしなければならない時がやってくる。
顛末は、
死して、悪人の生命エネルギー(意識)はあの世へ行く。その行先は100%地獄の世界である。
ただの1%の救いもない。地獄行きのきっぷをこの世に於いて求めていたのである。
間違えたと言い訳しても通用しない。あの世は絶対世界であるためである。
絶対というのは絶対である。この世には無い。だから、この世に生きている間にそのことに気づき、
生きることであるのだが、どんなに頭が良い人でも、生きる道理を知らないために、必然間違って生きる。
して、地獄はどんどん人口が増えている。どんなに増えても、虚空の間であるために、いくらでも空いている。
まるで原子核の電子、陽子、中性子のようである。中はスカスカ、密接しているようにしてスカスカ空いている。
意識は量子であるために、不安定にしてある炭素原子に宿ってはならない。
意識という生命エネルギー、魂と呼び、死というのは無いために、あの世という地獄か極楽かの二つに一つ
を選ぶのがこの世の掟である。