つらいと思う日々に

いたずらにわが身世にふる・・・

ありのまま

2006-05-13 | Weblog
ありのままに見なさいという。
だから、花を見てきれいと思う。
これは確かに現実であって、実体としてここにある。
ここに花があり、花を見ている自分がいる。この現実が空であるという。
もともとはないものだから空として執着するなという。
ないものに執着するから苦が生まれるのだという。

いや、けっして空なのではない。無いのではない。
ここにあって、見て触れているのに否定できるわけがない。

無いのではなく確かに有る。はたして、
空と見たことがありのままに見たことか?

ありのままに見ることは「有る」ことを見ることである。
もともとは「ない」と見てしまうのは、ありのままに見たのではない。

「空」であるから「ない」と見てしまうのは、ありのままではない。
「無」は「ない」ではない。「なくならない」とみて「有」が実体として、ありのままとなる。

すべてはエネルギーの存在である。エネルギーの法則でつくられている。
この法則が円運動であるために、無くなることのない動きとなっている。
宇宙の唯一の法則である。
この法則以外は存在とならない。
存在とならないことは、考えることすらできない。不可思議である。
無いといえるのはこの法則の存在であって、無という存在は無い。
これが、ありのまま。
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