ゴールデンスランバー
原作も相当に無理がある設定・ストーリーだったが、著者のテクニックでそれを押さえ込んでいたように思われた。
映画では荒唐無稽さがよりあからさまになるせいか、リアリティが余りにもなさすぎて、それゆえ、警察に追われている切迫感がいまひとつだった。
本作のみどころは、竹内さんの、大学時代とその10年?後(現在)の主婦時代の演じ分だろう。見かけすらも明らかに年齢差が感じられ、美人だけど(むしろ(無理しているはずの)大学時代の方がきれいに見えた)、気まぐれでちょっと変わり者というキャラクターがうまく表現されていたと思う。
原作で(私にとっては)最も魅力的なキャラクターだったキルオ(仙台の連続殺人犯)がイメージと全く違っていたのがとても残念だった。
一方、モンスター的警官役の永島敏行さんは(登場時間は短いものの)とてもよかった。
それにしても、豪華なキャストだなあ・・・主役級の人がチョイ役程度でいっぱい出演してる。
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