毎日がこれっきり(木皿泉 双葉社)
エッセイ集のシリーズ:木皿食堂の第4弾。
木皿泉というペンネームは夫妻の共有?で、アイディアは夫、アウトプットは妻という役割分担らしい。
エッセイを読んでいると、奥さんの方はとても気が強そうで、それに対してダンナの方は茫洋とした雰囲気がある。なので、奥さんがいつもダンナにイライラしてそうに思えるのだが、エッセイを読んでいる限り、二人はとても仲がよさそう。
ダンナの方はもとから障がいがある上に、怪我?かなにかの影響で寝たきりに近いように思える。妻はそんなダンナの介護がむしろ生きがいみたいで、二人の愛はとても深い。
著者(妻の方)は、育った家が貧しくて、かつ両親が兄をひいきしていた、という。ために、読書好きだったのに生涯で親から買ってもらった本は2冊だけ。なのに兄には文学全集を与えていて、兄はさっぱり読まないところを著者がこっそり読んでいたそうだ。そんな環境にあって、著者にとって、「愛」とは物語の中にだけ存在するドラゴンのようなものだった。
そんな著者が感じた「愛」はダンナの母、普通なら仲違いしそうなお姑さんからだった。お姑さんはダンナが大好きでダンナと同じように著者をも愛してくれたという。
そんなエピソードが、とてもよかった。
エッセイ集のシリーズ:木皿食堂の第4弾。
木皿泉というペンネームは夫妻の共有?で、アイディアは夫、アウトプットは妻という役割分担らしい。
エッセイを読んでいると、奥さんの方はとても気が強そうで、それに対してダンナの方は茫洋とした雰囲気がある。なので、奥さんがいつもダンナにイライラしてそうに思えるのだが、エッセイを読んでいる限り、二人はとても仲がよさそう。
ダンナの方はもとから障がいがある上に、怪我?かなにかの影響で寝たきりに近いように思える。妻はそんなダンナの介護がむしろ生きがいみたいで、二人の愛はとても深い。
著者(妻の方)は、育った家が貧しくて、かつ両親が兄をひいきしていた、という。ために、読書好きだったのに生涯で親から買ってもらった本は2冊だけ。なのに兄には文学全集を与えていて、兄はさっぱり読まないところを著者がこっそり読んでいたそうだ。そんな環境にあって、著者にとって、「愛」とは物語の中にだけ存在するドラゴンのようなものだった。
そんな著者が感じた「愛」はダンナの母、普通なら仲違いしそうなお姑さんからだった。お姑さんはダンナが大好きでダンナと同じように著者をも愛してくれたという。
そんなエピソードが、とてもよかった。
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