沼地のある森を抜けて(梨木香歩 新潮社)
死んだ叔母から譲り受けたぬか床の壷に、ある日卵が発生し、やがてその卵から人間が出てくる。ああ、いかにもこの著者らしい奇想の小説だなあと思って読み始めた。
冒頭の二つ、フリオとカッサンドラのエピソードはとてもよかったのだが、後半になってこの怪奇現象を解き明かそうとする妙に理に落ちたような話になって、失速した感じ。
なんだかよくわからないけど壷から変な人がでてきて、その人に主人公がふりまわされる話が続いた方がよかったような気がする。
死んだ叔母から譲り受けたぬか床の壷に、ある日卵が発生し、やがてその卵から人間が出てくる。ああ、いかにもこの著者らしい奇想の小説だなあと思って読み始めた。
冒頭の二つ、フリオとカッサンドラのエピソードはとてもよかったのだが、後半になってこの怪奇現象を解き明かそうとする妙に理に落ちたような話になって、失速した感じ。
なんだかよくわからないけど壷から変な人がでてきて、その人に主人公がふりまわされる話が続いた方がよかったような気がする。
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