蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

羊の木(映画)

2020年02月01日 | 映画の感想
羊の木(映画)

人口減に悩む魚深市は、元受刑者(殺人犯)6人の定住を極秘のうちに受け入れる。6人はそれぞれ職業を得て働き始めるが、次第に周囲の人々との不協和音が目立つようになり・・・という話。

「桐島、部活やめるってよ」をはじめとして吉田監督の作品は好きなものが多かったのですが、近作の「美しい星」と本作は少々期待外れでした。

ややホラーで、少しだけサスペンスがあるけど、ミステリでは全くなくて、社会的なテーマ(受刑者の受入れとか?)を追求するわけでもなく、不条理劇とも言いかねるし、なんか中途半端な感じでした。原作を知っていればそうでもないのでしょうか?

元受刑者で、他の元受刑者を誘って悪だくみをしようとしていて、いつもニヤニヤしている北村一輝さんが、もともとそういうキャラの役者とはいえ、もう役柄の人そのものにしか見えなくて見事でした。(朝ドラ(スカーレット)に出てたけど、(失礼ながら)朝ドラにはホントに似合ってなかったなあ)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« マスカレード・ホテル(映画) | トップ | 犬猿 »

コメントを投稿

映画の感想」カテゴリの最新記事