蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

ハンニバル・ライジング

2007年08月20日 | 本の感想
ハンニバル・ライジング(トマス・ハリス 新潮文庫)

前作「ハンニバル」で少しだけ紹介されたレクター博士の幼年~青年時代を描く。事前の期待が高すぎたせいかもしれないが、今ひとつだったかな・・・という感じ。

今までの一連のシリーズの魅力の一つは、レクター博士の敵役(刑事)や異常犯罪の犯人の描き方にあったと思うのだが、本書では両方ともステレオタイプといえるキャラクターだったし、ストーリー展開もひねりがなく平板だった。私は、実はハンニバルの妹は生きていて・・・という話になるのかと勝手に想像していたのだが・・・
コメント
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