穴にハマったアリスたち

生きてれば楽しい事がいっぱいある!の証明の為のページ。ぴちぴちピッチを大応援。第三期をぜひ!
→新章開始!ありがとう!

山のあなたの空遠く、ハピネス住むと人のいう

2009年09月14日 | プリキュア雑談・総合
少し時期外れではあるのですが。



ここにお菓子があります。商品名「フレッシュプリキュア!スナック」。
お買い得のお値段で、食べきりタイプの嬉しい4袋構成。
カルシウムとマグネシウムも摂取できる優良お菓子です。

4袋と言うことで、絵柄は桃蒼Piの3人プラス桃園さん。
さすが主人公様ですね。
ですが、「4袋」の時点で嫌な香りが漂います。



先日発売されたニューバージョン。
桃園さんがボツになり、当たり前のようにイースさんが参入してます。
この娘も赤いキャラリートが板についてきた。



ここにカレーがあります。商品名「フレッシュプリキュア!カレー」。
毎日の食卓を応援するお値段で、小腹がすいたときにも最適なほどよい分量。
ポークと野菜も摂取できる優良食品です。

…まぁ長々語るまでもなく、見ての通りジャケットは3人構成です。
もうこの時点で嫌な香りが漂います。
なんか画面上部の空間に疑心暗鬼が湧きおこる。



先日発売されたニューバージョン。
4人目め…。
もうすっかりプリキュア気取りですか。



ここにふりかけがあります。商品名「フレッシュプリキュア!ふりかけ」。
以下省略。



先日発売されたニューバージョン。
4人目が合成写真のようにはめ込まれている。
ご丁寧に包装にも「キュアパッションが仲間入り!」とか書かれています。

他にもプリキュアソーセージ、プリキュアパン等々等々。包装が一斉にとりかえられ、4人目が踊る商品ばかり。
桃園さんの4人目商法が世にはびこってます。
今年度のプリキュアさんは、パワーアップアイテムの登場タイミングが例年と違ったりしましたが、4人目を見込んでのことだったんでしょう。
中身は同じだけど4人目を撮影すれば新商品扱い。
「これで製作費の削減だヨ!」とか思われたんでしょうか。桃園さんの思考回路は、緻密なんだか適当なんだか判断に悩みます。

あと何にやらイースさんアンチのように誤解されそうですが、私は彼女のことは好きです。
「1に桃園、2に桃キュア、3,4がなくて5にイース」です。
彼女のプリキュア加入は大歓迎したい。4人目商法も大成功のようで嬉しい限り。
ここ1ヶ月の間、弊ブログの最多検索ワードも「キュアパッション」ですし。
ただ、桃園さんの「してやったり」な顔に、何かこう桃々した気分。
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フレッシュプリキュア! 第32話「さようなら!タルトとシフォン!!」

2009年09月13日 | フレッシュプリキュア!感想
【今期の同僚】



Wさん:
 「スーパーヒーロータイム、次回もよろしくな」

…プリキュアさんがスーパーヒーロータイムから除外されてしまいました。
桃園さんたら、何かやらかしてしまったんでしょうか。
「次はヒーロータイムの打ち合わせだヨー!」と会議室に行っても、こっそり日時を変更されてポツンとしちゃうとか、そんな目にあってるんだ。桃園さん…。

■フレッシュプリキュア! 第32話「さようなら!タルトとシフォン!!」



桃園さん:
 「いいなぁ。スウィーツスウィーツ」
 「空気がとってもスウィーツ!」

桃っぽい人がスイーツギャグに染まってる…。

ますます劣化が進む桃園さんですが、今日はスウィーツ王国にやってきました。
謎生物タルトさんが「プリキュア探索」の任を完了し、凱旋することになったからです。
今までの謎生物と違い、タルトさんはプリキュアさんに飼われる理由がほぼありません。当然と言えば当然の決断。

スウィーツ王国。そこはお菓子の国。一瞬チョコラ姫に期待したのですが、いたって平和な謎生物の国でした。
そして判明する事実。タルトさんは王子さんでした。桃い人の目の色が変わる。
これは第二の夢原さんを目指してみるか。が、1分後に即座に夢を断たれてみた。



普通にフィアンセがおられました。
タルトさん、普通に優秀です。
さすが桃園さんつきの謎生物。ドラマも何もなく普通に優秀です。

「お話の開始時点で滅びていない」というだけでも驚愕に値するスウィーツ王国ですが、過去には色々あったようで。
謎魔物が封印されている森とかあったりします。
そこにタルトさんが行くことになり、フィアンセ様は心配しきり。



桃園さん:
 「大丈夫だよ。あたしたちが一緒に行くヨ!」

一般的には、魔神が封印されている森に女子中学生が同行したところで何も安心は買えません。
でも桃園さんの提案が、いたって当たり前のように受けいれられる。
国防兵器・プリキュアも大分浸透してきました。



桃園さん:
 「みんないくヨ!」

野に咲く可憐な花に戦闘態勢。武力の傲慢を見たようです。
しかもハピネスまで打ち込む有様。
イースさん、容赦ない…。

そんな様子にタルトさんも胸を痛めます。
対ラビリンスでもないのに、戦わせていいんだろうか。
プリキュアの無駄遣い、良くない。タルトさんさすがです。



桃園さん:
 「違うよタルト!あたしたちはラビリンスと戦うためだけにいるんじゃない!」

こういうとこだけは漢前。

その姿を見て、フィアンセさんが自白しました。
謎魔物を放ったのは彼女でした。タルトさんが別世界に根づいてしまうのを警戒されたそうです。
まぁ無理もありません。いくら婚約者がいても、身近にプリキュア娘がわんさかいる状況では、いつ心変わりするか分かりません。
もしも私がタルトさんの立場だったなら、確実に「王国とかどうでもいいから、このまま桃園さんに飼われよう」と思います。
それに比べ、タルトさんのなんと優秀なことか。

思い直したフィアンセさんの活躍により、魅惑の強化アイテム、登場。



登場したものの、謎パワーを放っただけでそれほどゴリゴリとは使われませんでした。
桃園さん、せっかくの新アイテムを使う気なし、と。
彼女の査定がまた下がったに違いない。
「EDで毎回見せてるからいいよネー」とか思ったんでしょうか。愚かな。

桃園さんの販促能力の低さを慮ってか、タルトさんは玩具担当として再び桃園家に送り出されることに。
結局、玩具獲得のために一時帰国しただけの形になりました。
なお余談ですが、今日の「プリキュアメルマガ」の担当は桃園さん。

桃園さん:
 「みんなー♥ラブだよ♥」
 「今日は、タルトとシフォンがスウィーツ王国に帰っちゃうの」
 「本当にさよならなんだよ。グッスン」

桃園さんの嘘つき。
『本当にさよならなんだよ』とか白々しすぎます。
彼女の宣伝の下手さは随所で見かける気がする。


(左画像)
「フレッシュプリキュア!」ボーカルアルバム1

(右画像)
フレッシュプリキュア プリキュアプリティフィギュアプリキュアート BOX (食玩)


【今週の桃】



上空から降ってくる敵を感知。突進してタルトさんを救出し、直後のシーンではスタート地点に戻ってる。
桃園さん、バックしたんでしょうか。わざわざ。
前回の「高速移動をする弾丸を蹴る」といい、この人の戦闘センスは桃すぎる。

…パインさんはどこに向かって走ってるんだろう。

【今週の桃2】



我らの桃園さん、謎生物を掴んで走っておられます。
自走することで有名なタルトさんですが、さすがにこういう状況では運んでもらわないと辛すぎる。
率先して謎生物キャリーを買って出た桃園さんは偉い子。

…ブッキーさん、さりげなく先頭を走ってますね。。

【今期の桃】



桃園さんも衣替え。
以前の健康的なお召し物も凶悪でしたが、ヒラヒラの格好も素敵です。
スパッツが邪魔ですけれど、そのイラっと感が可愛いです。

【今週の4人目】



イースさん:
 「実は一人偽物だったとかは」

イースさんっ!?
なんでそんな危険な振りを…!
不適格者扱いされるのは、どう考えても貴女…



蒼い人:
 「じゃあピーチが偽物だったてことで」

完璧な返しを行う蒼。
桃園さんに対する歪んだ愛が素敵です。
次週予告を見るに、イースさんをどういじればいいか分からないだけかもしれないけれど。
コメント (8)
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しゅごキャラ!!どきっ 第100話「誕生!2つのキャラなり!」

2009年09月12日 | しゅごキャラ!
【今週のキラキラ】



ここまでアミュレットエンジェル一筋のつもりでいた私ですが、アミュレットダイヤの株が高騰しつつあります。
困った。
だからまたアミュレットエンジェル出してください。

…この展開で、降臨したのがアミュエルだったら、一同一斉にがっかりしただろうなぁ。。

■しゅごキャラ!!どきっ 第100話「誕生!2つのキャラなり!」

日奈森さん:
 「女の子には女の子の戦い方がある!」

訳のわからないことを叫び始めた日奈森さん、訳のわからないままハンプティダンプティを起動してしまいました。
そして塀から落っこちた。壊れた玉子は王様にも戻せない。
訳のわからない空間に放り込まれ、訳のわからぬままに回想が始まってしまいました。



歌のお姉さん。幼少のみぎり。

いかにして彼女が脳を膿み、お兄さん大好き娘に成り果てたのかがよく分かります。
そりゃ旅に出てたイクトくんはいいかもしれませんが、一人取り残される羽目になったお姉さんは…。
彼女がお歌を兵器として練り上げ、歩く×たま製造機となったのも無理なかりません。



そんな様子を呆然と見守るチア娘。コスプレ姿でいるのが大変間抜けです。
最終決戦とばかりに気合い入れてアミュハー起動したのに…。
ええと着替えていいかな、あたし。



日奈森さんがもじもじしているその内に。
回想シーンはバシバシ進み、歌のお姉さんも大きくなって行きました。
まぁ日奈森さんはイクトくんのことばかり見てましたけど、何かを悟ってみました。



赤、弾き飛ばされた。
何のためにアミュハー変身したのか、つくづく分かりません。
こうなってしまっては、赤も立場がありゃしない。



日奈森さん御自慢のとっておき・アミュレットダイヤ発動。
「道案内」が特性能力のダイヤ娘、迷ってる人間ばかりのこの界隈では必殺兵器です。
引きこもりなのが玉に瑕ですが、発動してしまえばこっちのもの。



早速、「女の子の戦い方」を決行してみました。うりゃあ。
日奈森さんはすぐにそうやって色仕掛けに走る…。男の子以上に体を張りすぎです。
わざわざダイヤ娘に変身したのに、コスプレ悩殺とキラキラ演出以外に使う気なし。

こうして戦いは終わりました。
なし崩しに。
だけど日奈森さんの暴走は止まらない。



日奈森さん:
 「キャラなり・アミュレットフォーチュン!」

コスプレ技能が、また一つ増えた。新妻属性まで手に入れた彼女に、もう死角はない。


(左画像)
テレビアニメ しゅごキャラ!! (仮)しゅごキャラ! キャラクターソングコレクション2
新曲「太陽が似合うよ」搭載

(右画像)
School Days(初回限定盤)(DVD付)


【今週の経営方針】



専務さん:
 「お前に音楽など必要ない」

お姉さん → ブラックダイヤモンド作戦
イクトくん → デスレーベル作戦

専務さんの先見性の無さと、発想の転換具合に痺れます。
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小説「555(ファイズ)」 感想

2009年09月10日 | アニメ・日曜朝 感想その他
「ディケイド」の勢いで読んでみた。

■小説「555(ファイズ)」

[引用]
 「ファイズはもういない。それを認めるのは、とてもおそろしいことだけれど」

  ――――――――菊池啓太郎」
[引用終]


555(ファイズ)

お馴染み「仮面ライダー555」の劇場版「パラダイス・ロスト」のノベライズ。
基本的に映画の内容ですが、サイガを削る等々でコンパクトになっています。
でもその分、心理描写にページを割いてる。

映画では見せ場や尺の関係もあってか、「何故、木場さんがオーガを選んだのか」は割と淡泊に流してます。
まぁ丸顔に裏切られたと思い込んだとか、最低限の演出はあるものの、あんなあからさまな罠に普通はかからんだろーと誰もが思う。
その辺を補完してくれています。

木場勇治さんは一度他界されています。
その後、元気に蘇り、馬フェノクとして第二の生を謳歌しているわけですが、「俺は化け物じゃないか」と悩んでおられます。
まぁ馬だし。贔屓目に見ても動く死体ですし。人間じゃない。

しかし「生きて」いることは変わらない。人格だって元のまま。
オルフェノクだからといって邪悪なわけでもなく、「人間ではない」というだけのこと。
だからヒトとの共存を夢見て、それに理解を示す丸顔のお姉さんを慕い、理想の実現のために戦っておられます。

で、そんな馬に慕われる丸顔のお姉さん。
彼女は馬にも人間にも等しく接し、みんなの希望として崇められています。
ほとんど聖母扱い。顔は丸いですけれど。

特に木場さんにとっては、生きる最後の希望と言ってもいい。
「自分は化けものかもしれない」と思い悩み、自殺すら行っていた彼にとって、「オルフェとか馬とか関係ない!」と言ってくれる人はまさに救済です。
彼女がいるから生きていける。人を信じられる。自分を信じられる。顔は丸いですけれど。

その彼女が格別の信頼をよせるのが、本編主人公にして人類最後の希望・たっくん。
しばらく行方不明の生死不明でしたが、どうにか無事に戻ってきました。
その際に、ちょっとしたいざこざが。

[引用]

 「考えてもみろ。ベルトを作ったのは、もともとスマートブレイン社なんだぞ。オルフェノクを庇護してここまで増やした張本人だ。巧、おまえはまさか…」
 水原のその声に、若者たちは顔を見合わせた。
 おびえたように巧を遠巻きにし始める。と……。
 「やめてよ!」
 真理が叫んだ。
 水原が振り向くと、真理は本気で怒っていた。
 きまずそうに口を閉じたが、もう遅い。
 「なに言ってるの!巧がオルフェノクだなんて。そんなはずないでしょ!」
 啓太郎も怒っている。
 「そうだよ。俺たちはタッくんとは長い付き合いなんだ。タッくんのことはよく知ってるよ」

[引用終]

我らのたっくんにオルフェ嫌疑をかけられて、お怒りになる丸顔の図。
この時点ではたっくんがオルフェであることは判明しておらず、ここだけ切り出せば彼女の怒りは至極もっともです。
そう。「至極もっともだ」と思ったのならば。それが「本音」を表している。

[引用]

 <巧……わたし、嘘つきかもしれない>
 勇治は砂利を踏みしめて歩いていた。
 聞くな、と本能が告げた。でも、耳をふさいでも流れ込んできてしまう真理の声を、どうしろというのか。
 真理は泣いていた。しゃくりあげる声が続いた。
 <木場さんに……わたし、嘘をついたのかもしれない……>
 会話の相手は巧らしいが、そちらの声は聞こえない。巧がどう受け答えしているのかはわからなかった。
 <さっき、人間とかオルフェノクとか関係ないって言ったとき、心の中をザラザラしたいやなものが埋め尽くしたんだ
 (中略)
 水原くんが巧のことをオルフェノクかもしれないなんて言い出したでしょう?あのとき、わたしも啓太郎もすごく怒ったよね。
 (中略)
 「そんなはずないでしょ」って。わたしあのとき、すごくいやだったの。巧がオルフェノクかもって言われたことが。オルフェノクがいやだったの。ひどいよね、わたし……。だから、わたし……>

 真理は泣いている。
 巧はなんと答えているんだろう。
 想像もできない。悪いほうに悪いほうに決めつけてしまいそうで、考えるのもこわい。

 <わたし、嘘つきかもしれない……。木場さん、ごめん……。ごめん、ね……>

 ――勇治は立ち止まった。
 その顔は能面のように無表情だった。

 たったいま、一つだけ残されていた希望を失ったのだ。

[引用終]

今では顔の丸いお姉さんも、オルフェノクよりも性質の悪いファンガイアの女王になられてるわけですが、そんなことはさて置いて。
「巧はオルフェノクじゃない!」、こう思ってしまった時点で、オルフェへの正直な気持ちを吐露してしまってる。
これ映画もでしたけれど、構成が上手いし残酷ですよ。視聴者をも罠にかけてるもの。構図を理解したお子様は、結構悩んだんじゃないかと思うのだけど、どうなのだろう。

かくして絶望した木場さんは、帝王のベルトを求めてスマブレ社へ。

[引用]
 「<帝王のベルト>か……」
 勇治は一人でスマートブレイン社に向かおうとした。オルフェノクの王になどなりたくはなかったが、だからといってどうしたらいいかもわからなかった。
 「ベルトが……あるのが悪いんだ。あれさえなければ、俺は王になんてならなくていいし、それに、もしかしたら……」
 水原の言葉を反芻する。
 あの男はともかく、巧と真理は、スマートブレイン社から<帝王のベルト>を奪って人間の手に渡せば、勇治のことを、信頼できる人間の仲間だと再び信じてくれるかもしれない。
 確証はなかった。
 だがその仮定にすがりつきたかった。
[引用終]

そしてその希望も打ち砕かれ、めでたくオーガに就任。
やってきたファイズと殴り合いを始めます。
その途中で、たっくんの正体がやっぱりオルフェと判明。

[引用]
 勇治が殴り合っていた手を一瞬止め、目を見開いた。
 震え声で、
 「信じられない……。おまえが、俺と同じ……オルフェノクだったなんて」
 巧も拳を握りしめて構えながら、困ったように、
 「そうらしいな……。俺も驚いている。気付かなかった」
 そう呟くと、勇治の鳩尾に強いパンチを放った。
 (中略)
 そこに、檻の中から真理の叫ぶ声が聞こえてきた。
 「巧っ!巧っ!」
 「……なんだよ。うるせぇな」
 「わたしさっ、巧が人間でも、ファイズでも、オルフェノクでも、関係ないからさっ!」
 「はぁ?」
 「ずっとあんたを信じてついてきたんだもん。あんたはすごいやつだったもん。これからだっていっしょだよ。わたしは巧についていく。あんたが人間でも、オルフェノクでも、関係ない。だから……」
 勇治の顔が歪んだ。
 巧があきれたように、
 「……なんでおまえが泣くんだよ」
 「聞きたかったんだ、それを。あぁ、力抜けた。死ぬわ。じゃあな」
 勇治がニッコリ笑う。
 そして……、
 どさっと崩れ落ちた。
[引用終]

「オルフェであっても関係ない。巧は巧だから」。
映画では、それを聞いた時のたっくんの笑顔が印象的でしたが、この時点で木場さんも救われてたんだろうな。
その後のバトルで突然にオーガが弱体化したのも納得。

「555」の特徴的なところは「悪の親玉」がいないことで、設定からして「敵を倒して大団円」がありえない。
人類の進化型オルフェノクは、スマートブレイン社がなくなっても現れ続ける。
かつて私たちの祖先は、自分たちホモ・サピエンス以外のホモ属を絶滅させています。歴史を見る限り、凄まじく悲しくて孤独な結末しか見えやしない。

隣人は果たして人間なのか。そして人間でなければいけないのか。人間であれば信じ合えるのか。
小説中で貫かれている孤独への恐怖には、心が冷えます。
そんな小さな星の物語。期待していた以上に、面白かったです。どうせなら「異形の花々」も読むか。


(左画像)
仮面ライダー555 パラダイス・ロスト ディレクターズカット版 [DVD]

(右画像)
仮面ライダーファイズ正伝―異形の花々 (マガジン・ノベルス・スペシャル)


【蛇足】

上の感想記事からも想像つくかもしれませんが、肝心のたっくんの出番はたいしてありません。
ほとんど木場さんや周囲の人にフォーカスが当たっています。
主人公なのに。それがたっくん。(なお小説では『タッ』くんと表記されています。カタカナだったのか。でも平仮名の方が『らしい』のでそう書き続けよう)

あと冒頭で引用した啓太郎の台詞は、小説の最初のページに章見出しとして掲載されています。
これを読んで、私も友人も爆笑した。
だって、たっくんなんだもん。いや笑うところじゃないし、その後しんみりしたのだけど、でもだって、たっくんなんだもん。
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一言感想:週刊少年マガジン「別冊マガジン創刊」

2009年09月09日 | 週刊少年漫画「マガジン」「サンデー」感想
■波打際のむろみさん #11「コンビニエンスなむろみさん」

セクシャルな話題で申し訳ないですが。
女性を見るとき、まずどこを見るか。
人によって多少の好みのブレはあるでしょうが、私としてはまず尾鰭です。
大きくて立派なのが良いですよね。水をいっぱいかけて排水量が大きい感じで。
るちあさんとか、かなり良い感じです。コペンハーゲンの人魚像とかはダメな感じ。

で、むろみさん。
尾鰭が見事にボロボロです。
人魚さんとしては、かなり眉を潜めたくなるレベルに。

密かに気にはなっていましたが、女性にそういうことを突っ込むのは失礼と思い黙っていたら、今回見事に取り上げられてました。
誰か突っ込んでしまったんでしょうか。それとも元々こういう設定だったんでしょうか。相変わらず視点が鋭すぎます。
作者さんに対する「この人は少し頭がオカシイ」レベルが、また一段階上がりました。

巻末コメントより: 
 「浜辺にはもうちょっと涼しくなってから行こうかな。最近行ってないので」

これは「『波打際』漫画、全否定か」と突っ込むべきなんでしょうか。
それとも「今まではそんな頻繁に『波打際』に入り浸ってたのか」と突っ込むべきなのか。
作者さんが謎すぎて、サイン会とかあったらぜひ行ってみたいです。

…あと、むろみさんは重いと思うんだ。下半身、サカナだもの。

■別冊少年マガジン

買ってみた。

表紙を飾るのは「漫画で悩んで机を殴り、利き手をへし折った」こともある雷句誠さん。
画風そのままで、マガジンさんに移籍なされました。
表紙に堂々と「『金色のガッシュ!!』の」との文字が躍っているのが印象的です。

トップを飾り、その上「マガジン」本誌でも出張CM。
編集部さんの期待に応えて、内容は気合入ってます。
「草しか食わない猫」が出てきたときには「みゃあみゃあ?」と首を傾げましたが、あの流れは流石、雷句さん。

表紙といえば、さりげなく日奈森さんが躍ってます。
「なかよし」まで駆り出しての積極攻勢に、別マガさんの本気度合いが伺える。
一応こっそり書いておくと、私が購入にいたった直接のきっかけは「なかよし」本誌で見かけたCMです。(日奈森さんの客引き能力を、さりげなくアピール)

その日奈森さん絡みの特典は、「PEACH-PIT×久米田康治」と題した特大ポスター。PEACH-PITさんによる「絶望先生」の女キャラが拝めます。
どんな需要を見込んだのかさっぱり分かりません。
漫画好きの女子に対しては、「マガジン」連載陣なら久米田さんが一番訴求力がある、と判断されたんでしょうか。

…。
……。
………確かにそんな気はしないでもない。(具体例:キタエリ)

そのコラボ企画ですが、PEACH-PITさんがチョイスした女子が、何故に彼女なのかはやっぱり分からない。

久米田さん繋がりで蛇足ですが。
特に突っ込みなしでしたが、三味線は常識の範囲に入るんだろうか。説明するのは野暮ですが。
この間、同年代で「風が吹くと桶屋が儲かる」の理屈を知らない人がいたもんで。

連載漫画も正攻法で面白かったです。
「進撃の巨人」は続きが気になる。「嵐の伝説」は面白い視点だと思った。
「恋忍」は巻末コメントで何かを自白してる。きっと完璧なので、精一杯、頑張ってください。
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しゅごキャラ!!どきっ 第99話「思いは一つ!ガーディアンの戦い!」

2009年09月08日 | しゅごキャラ!
1ヶ月ぶりくらいに感想を書けた気がする。

■しゅごキャラ!!どきっ 第99話「思いは一つ!ガーディアンの戦い!」

目を離していた隙にラストバトルに突入していた日奈森さん。
艱難辛苦を乗り越えて、男の元に走ります。
ガーディアンの皆さまも、ここが見せ場と頑張ってみる。



Aチェア様:
 「ここは、ややに任せて先に行って」

らしからぬ台詞を吐きつつ彼女が立ち向かう相手は、でかい犬。
ぶっちゃけただの犬なのですが、普通に怖いです。
だって犬だし。噛むし。吠えるし。

ただの犬相手にまず説得を試みたり、浄化攻撃が効かなくて困ってみたり。
ていうかこの面子、犬相手に有効な抵抗手段がありません。
敵はイクトくんと×たまだけだろうと踏んで、対人精神攻撃に特化した編成組んでくるからこんなことに。



Aチェア様:
 「本当は赤ちゃんのままでいたい…」
 「でも赤ちゃんだってたまには、みんなをおんぶしちゃんだから!」
 「見てて二人とも…!」

赤ちゃんだってやる時はやる。唸れ、必殺のメリーメリー!
だけど犬のくせに全く寝ようとしません。
犬、強い。犬なのに。犬だからか。

それでも踏ん張るAチェア様。
赤ちゃん系の彼女も、来年度はたった一人でガーディアン。
いつまでも赤ちゃんではいられないのです。

そこに援軍が駆けつけてくれた。



歌のお姉さん:
 「待たせたわね。助っ人、参上よ」
日奈森さん:
 「歌唄、どうして…」



どうしてもこうしてもありません。
日奈森さんたら、こういう大事なことを何故にお姉さんに黙ってラストバトルに入ってるんだろう。
抜け駆けがバレた。凄く気まずい。あぁ来たんだ、歌唄…。



こうして犬はお歌によって蹂躙されました。
相手が獣でも容赦しない。
イル姐さんの立場が相変わらず全くないけど、容赦しない。

そんな惨劇を背に、日奈森さんたちはとうとう敵本陣に到着。



微妙に間抜けな構図です。
切り合うコスプレ少年たち。座りこむチア娘。その奥には研究員と、いい年したサラリーマン。
なんだこの戦い。

日奈森さん:
 「戦いたくないのに、戦うなんて分からない」
 「女の子にはきっと女の子の戦いがある…!」

あまりの変な空気に、日奈森さんもキレてみた。
難しいことはよく分かんない。あたしのために喧嘩しないでー!(全然関係ない)
彼女がお得意の『女の子の武器』を振りかざそうとしたところで、次回。


(左画像)
テレビアニメ しゅごキャラ!! (仮)しゅごキャラ! キャラクターソングコレクション2
新曲「太陽が似合うよ」搭載

(右画像)
School Days(初回限定盤)(DVD付)


【降臨した何か】



先行する皆さま:
 「×たまが浄化されてる…」
 「…りまとナギーだ」

何だろう。「足止めのために残った仲間が自爆する光」みたいな空気だ。

【来週の切り札】



密かにアミュレットダイヤが好きです。キラキラしてるし。引きこもりだけど。
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「なかよし」感想 2009年10月号 【新生しゅごキャラ】

2009年09月07日 | 少女漫画「なかよし」「ちゃお」感想
■「しゅごキャラ!」情報

ここ最近、土曜日に出歩いているせいで「しゅごキャラ」さんの感想を書けていません。
書きたくなくなったとかそういうわけではないので、何やら申し訳ない限り。
このままだと日奈森さんに殴られてしまいそうです。出来ればアミュレットエンジェル姿でお願いしたい。ボグリボゴリ きゃー♪

そんな腐った日常をよそに、新番組「しゅごキャラパーティ!」が始まるようです。
2期で終わりとの喚き声も聞こえた昨今ですが、さすがの日奈森さん。
「なかよし」の看板を背負って、別名「マイメロ」商法に打って出たようです。

更には「しゅごキャラエッグ」さんも再結成。コスプレは正義。
再結成というかメンバーチェンジなあたり、代替わりしつつ長く続ける予定なんでしょうか。
新しいユニット枠として、どこかの事務所に重宝されてると嬉しいです。

青の子役のコメントより:
 「きょうの撮影では、ハートのポーズをおしえてあげたりしました!」

良いお姉さんです。可愛いです。
だけど「本当は赤がやりたかったんだろうか」とか邪推したくなってしまいます。
良くないことです。そういうのを下衆の勘繰りという。

発表されている配役は赤・青・緑のみ。
恐ろしいことに、ダイヤ役はオーディションで決定するそうです。
よりにもよって、大人気のダイヤ。「なかよし」娘の壮絶な殴り合いが、今始まる。

■しゅごキャラ! 第44回

その大人気・ダイヤ娘が長い長い眠りから覚めました。

ダイヤ娘:
 「おひさしぶりね、あむちゃん」
日奈森さん:
 「ひさしぶりっていうか」
 「ずっと…寝たままだったよね」
ダイヤ娘:
 「あらそう?」
日奈森さん:
 「ダイヤってもしかして天然キャラ…?」

キラキラのメッキが盛大にはがれていく…。
「ただの引きこもり」と噂されて久しいですが、日奈森さんの最後の砦もハリボテでした。
ダイヤは喋っちゃダメだった。ずっと寝たままだったら夢を見れたのに。

「本当の自分」の正体に愕然とする日奈森さんですが、同時に別の問題も発生。
赤・青・緑が消滅してしまいました。
いない。どこにもいない。気配すらしない。

ダイヤ娘:
 「ねぇ…どうしてさがすの?」
 「あの子たちもう、どこにもいないのに」

ぞわり。
ダイヤのあどけない笑顔が恐怖を誘う。
あの子たちはもう、いない。

ダイヤ曰く、しゅごキャラなんていつか突然消滅するものだそうです。
恐ろしいことを、さも当たり前のように…。
そういう大事なことは、引きこもってないでちゃんと教えておけと。

日奈森さんと読者の叫びもなんのその、ダイヤは高らかに歌い上げます。

ダイヤ娘:
 「さがしにいけばいいじゃない」
 「ね?わたしがついてるわ」
 「わたし未来のナビゲーターよ。道案内ならおまかせ!」

日奈森さん:
 「ナ、ナビゲーター?ダイヤ…それっていったい…?」
ダイヤ娘:
 「ふふっ」(ウィンクばちこん)

ナビって…。ああだから、「スターライトナビゲーション」だったんですか。
彼女の能力が「道案内」だと見抜いていた人、いたんでしょうか。
何せ日奈森さんさえ唖然ですよ。え?あ、貴女、「キラキラ」とかじゃ…。大体、案内人がいつも最後まで寝てるって何か間違ってるんじゃ…。

こうして「所持たまご:ダイヤオンリー」という最強なんだか最弱なんだか微妙な感じの武装で、日奈森さんの新しい冒険のはじまりはじまり。

【蛇足1】

結木さんがエルに毒されました。
電波塔の一件以来、歌のお姉さんをリスペクトすることにしたんでしょうか。
それで影響を受けるのが、イルではなくエルな辺りが涙を誘います。イルの姐さん…。誰か彼女を貰ってあげて…。

【蛇足2】

告白しに来た後輩を、睥睨する目線で粉砕する日奈森さんに惚れかけた。危ない危ない。

■ミリオンガール GAME.2「対戦者、登場!」

1億の借金を返すためにエスポワールに乗船した主人公さん、早速最初のゲームに参加なされます。
内容は○か×かの2択問題。対戦者1名との一騎打ち。
事前に配られた100万円を元手にヒントを購入し、正解を答えたほうが勝ち。

○×問題の内容が、現状ではあまりに運勝負。
100万円でどのヒントを購入するかが駆け引きになるようですが、どれが有利ともいえない状況なのでほとんど結果論の勝負になりそうです。
そもそも二択なのでサイコロ振った方が早い気がしないでもない。ざわりざわり。

■フレッシュプリキュア 第8話

今や無く子も黙る天下のプリキュアに加入したイースさん。
しかし忘れてはいけない。彼女は『イース』さんなのです。痛い言動で不幸を振りまいていたイースさんなのです。
例えプリキュア服に身を包もうと、そのことを人々は決して忘れはしないのです。

…そして何よりも、彼女自身が。

イースさん:
 「……これできょうも……」
 「すこしだけ自分を許せる気がする……」

「東せつな」として桃園さんに引き取られて以降。
彼女は毎日毎朝、河原ででかい石を拾っては、それを遠くに運んで花壇を作成していました。
おかげで手はボロボロ。

そんなことをしても何になるわけでもないことは、彼女自身も分かってる。
でも何かをしないといられない。少しでも幸せを作らないといられない。
罪悪感から自分自身を責め続けるイースさんが痛ましいです。だったら「イース」さんと呼ぶのをやめなさいという気もしますが、とにかく痛ましいです。

そんなイースさんを救ったのは、桃園母の言葉でした。嗚呼、胸にしみわたる。
その横でぼんやり座ってるだけだった桃園さんが、すごく桃々しています。
あの包容力は桃園さんには無理とはいえ、貴女の存在意義って何だろう…。

なおテレビ版ではスルーされていたミユキさんへの告白もなされました。

桃園さん:
 「この娘の名前は東せつな」
ミユキさん:
 「ふぅん」
桃園さん:
 「またの名を、キュアパッション」
ミユキさん:
 「ふぅん。…きゅ、キュア…!?」
桃園さん:
 「さらにまたの名を、イース」
ミユキさん:
 「ッ!!」

確かにイースさんと一番因縁深いのはミユキさんだ…。

■別冊マガジン宣伝

「マガジン」本誌でも宣伝されていましたが、9月9日に別冊マガジンさんが創刊されます。
付録として特大ポスターがついてくる模様。
描いているのは「しゅごキャラ!」でお馴染みのPEACH-PITさん。

宣伝文:
 「『しゅごキャラ!』のPEACH-PITが『さよなら絶望先生』の女子たちを描く!」
 「PEACH-PIT×久米田康治 特大レアポスター」

一体どんな層をターゲットにしているのか理解できません。
わざわざ「女子たちを」と強調しているのもあざといですが、どんな需要を見込んでいるのかも謎です。
「ローゼンメイデン」があるとはいえ、「しゅごキャラ!」と「絶望先生」は読者層が被ってるんでしょうか。

別マガさんの本気を見た思いなので、買うかもしれない。
コメント (2)
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フレッシュプリキュア! 第31話「ラブと大輔 仲直りのしかた!」

2009年09月06日 | フレッシュプリキュア!感想
【今週のプリキュアメルマガ】

朝8時の宣伝メール担当、今日はイースさんでした。

イースさん:
 「おはよう!せつなよ」
 「今日から新学期で、ラブと一緒に初めて学校に登校したの」
 「でも、私のことでラブと大輔がケンカをしてしまったの」
 「もともとの原因は、ラブが野球部の試合の応援に行くという大輔との約束を忘れてしまったからなんだけどね」

最後の1文が黒いです。イースさんが段々本性を取り戻し始めてる。

■フレッシュプリキュア! 第31話「ラブと大輔 仲直りのしかた!」

夏休みも終わり、中学2年の2学期が始まりました。
登校する娘さんたちの列の中には、さりげなく潜り込んだイースさんの姿も。
どうにかして学生の中にねじ込んだようです。クローバータウンは、そういうところあんまり気にしない。

そんな折。



イースさん:
 「ん?」

あ、前にボコった子だ。
熱視線に振り返ってみれば、どこかで見た子がこっちを凝視してた。
イースさんもやんわり気分。

空気の変化を過敏に探知した桃園さん、心配声をかけてきますが「ううん何でもない」。
イースさんも随分と強さを取り戻しました。もう過去なんかに縛られない。
ていうかこの学校はかつての被害者がてんこ盛りなのですが、もうそんなことには落ち込んだりしない。



それどころかイースさん大人気です。
さすが痛いコスプレ少女としてクローバータウンの話題独占しただけのことはあります。
どこかのロースペックで名を馳せる娘とは違いすぎる。

突如現れたハイスペック娘に大輔君も穏やかではいられません。
何やら夏の間に、意中の娘を寝とられた気分。
そこで思わず、突いてみた。

大輔君:
 「みんなにキャーキャー言われて人気者ですね」
 「さぞかし華やかで楽しい人生を歩んできたことでしょうね」
 「お前はあいつの保護者かよ!」

確かにキャーキャー言われていました。
華やかで楽しそうでした。
しかしそこは突ついてはいけません。いたいけな娘さんの恥ずかしい過去を突いてはいけないのです。



桃園さん:
 「嫌い!」

そしてもっと突いてはいけないところを突き返された。
桃園さん、ひでぇ…。口喧嘩に、好きとか嫌いとか言い出したらあんまりです。
そもそもの発端は桃園さんが約束「野球の応援いくヨ」を忘れてたからなのに。



桃園さん:
 「試合ー!?」
 「すっかり忘れてたー!」

ロースペックすぎる…。
彼女の自分に関わる能力の低さには恐れ入ります。
まぁその口約束してから何度も死線をくぐってます。忘れても無理なからぬとはいえ…。



でもそんな彼女の応援に超絶反応する大輔君。良い趣味してます。
約束を完全に忘れきった挙句、ジャージ姿の桃園さんだというのに。
それでもやる気満々になってしまうのが惚れた悲しさ。

例によってラビリンスの襲撃を食らいますが、必死に桃園さんの安否を気にする彼が格好いい。
完全に足手まといでしかないけれど。桃園さんはそんな心配ご無用なのですけれど。
それでも惚れたあの娘のために頑張ってしまう。



大輔君:
 「キュアピーチ!ラブは、俺の友達は!?」
桃キュアさん:
 「その子なら公園の方に逃げたヨ」



大輔君、以前の遊園地といい、地味に桃キュアさんと仲良くなっていっておられる。
私が彼の立場だったら、「桃園さん止めて、この変なコスプレ娘に接近しようかな…」とか心揺れてしまうところなのに。
それでも桃一筋の大輔君は強い子です。



大輔君:
 「あのキュアピーチって本当素敵だよな。お前も見習えば?」

コレが、



アレとは



思うまい。落差が酷すぎます。
中身が同じである以上、差は主にコスプレ効果。
桃園さんも惚れられてる立場に胡坐をかかず、かつてそれでフられた美墨先輩と同じ轍を踏まないことを願うばかりです。


(左画像)
「フレッシュプリキュア!」ボーカルアルバム1

(右画像)
フレッシュプリキュア プリキュアプリティフィギュアプリキュアート BOX (食玩)


【今週のヒロイン様】

桃キュアさん:
 「あぶなーい!」



めきゃり。見事にボールをヒット。
そこは普通、大輔君を庇うところでしょうに、何故に高速移動する弾丸を蹴る。
戦闘民族としてハイスペックですが、ヒーローとしては見せ場を間違ってる。

【今週の覚醒者】



蒼い人が、目覚めた。



長い不遇の時代を経て、ご自分の立ち位置を確保なさりました。
お着替え能力は合法コスプレ能力。
コスプレは正義ですよ。しかもシリーズ初(?)の変身後姿でのコスプレですよ。
これは積極活用しないといけません。定着させないといけません。
桃キュアさんには常に蒼い人を引きずって戦ってもらおう。衣装箱代わりに。

【今週の師匠】



ミユキさんは自宅でもあの服装ですか。普段着ですか、あれ。
郷土の誇りはコスプレ生活。
桃園さんにはそういうところから見習って欲しいです。プリキュア服を普段着にすればいいんだ。

【蛇足】



S.H.フィギュアーツ キュアドリーム
SHフィギュアーツ キュアレモネード(GoGo!)
SHフィギュアーツ キュアアクア(GoGo!)



グッとくるフィギュアコレクション20 ふたりはプリキュアMaxHeart キュアブラック 完成品フィギュア
グッとくるフィギュアコレクション26 ふたりはプリキュアMaxHeart キュアホワイト 完成品フィギュア


続々登場、高額玩具群。

美翔さん:
 「………。。」

ああなんですか。またそんな不景気な顔して。
確かに頑なに「SS」を無視するスポンサー様に文句を言いたい気持ちは分からないでもないですけどね。
これでも人気投票上位なんですけどね。おかしいですよね。でも「SS」だから仕方がないですよね。

…本当にキレていいのは、夏木さんと秋元先輩な気もする。前回のフィギュア化もハブられたのに、また後回しか。。
コメント (4)
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「ちゃお」感想 2009年10月号 【ちゃおまんがステーション 限定カード第1弾】

2009年09月04日 | 少女漫画「なかよし」「ちゃお」感想
今月は、9月中旬から稼働する「ちゃおまんがステーション」なるカードゲームのプロモつき。
八神千歳さんの書きおろしカードです。
勝手に漫画家大戦みたいなゲームを想像してるんですが、それで合ってるんだろうか。

■ぐぐっと極上!!めちゃモテ委員長 第11回

晴れて両想いになれた委員長さんですが、周囲から極めて当たり前の要求をされました。
学校でイチャつくな。
しかしそこは異性を落とすことには手段を選ばなかった委員長さん。断固拒否。

結果、何故か料理対決をして決着をつけることに。
異性を落とすことには手段を選ばぬ委員長さんですが、料理だけはできません。
手段を選ばぬというか、ビジュアルの一点突破というか、三大欲求の性欲だけ狙い撃ちというか…。食欲を舐めてたつけが今ここに。

とりあえず料理対決の場にはパティシエのコスプレで現れてみたものの(本当に手段を選ぶ気の無い女だ)、劣勢は明白。
付け焼刃でどうにか標準レベルのお菓子は作れるようになったものの、相手はプロ級です。
まぁ委員長さんみたいな小娘様が手作りお菓子なんて振舞ったら、味云々の前に余裕でノックアウトできるはずなんですが、今回はそういう要素はなし。

真っ向勝負の果て、審査は試食した学生一同に委ねられました。しかしその前に、委員長さんはついと言い放つ。

委員長さん:
 「私のスイーツにはまだ秘密があるんです」
 「私のこの『めちゃモテ♥スペシャルドリームスイーツ』は」
 「その名のとおり女の子の夢をかなえるスイーツなのですわ!」

超絶自信満々。
相手のお菓子と比べ、見た目・味・手際の全てで劣っている中、堂々たる態度です。
しかしてその秘密とは。

委員長さん:
 「カロリーが低いんです」

…。
……。
………。

この女、やりやがった…。

一斉に色めき立つ審査員の女子の皆さま。
もはや味とかどーでも良くなってます。そーいう勝負ではなかったはずなのに、どーでも良くなってます。
強引に自分の得意領域に持ち込みやがりましたよこの委員長さん。

こうして委員長さんは相手を撃破。
周囲公認で爛れたスクールライフを送れるようになりました。
今はただ、少女漫画のお約束「カップルになったら彼氏が留学」がいつ発動するかだけが心配です。

■くるるんっ☆りえるチェンジ! 第2回

かつてアイドル界に君臨した神に代わり、新ヒロインの「りえる」さんは学園が舞台。
特殊能力は怪力。前回の異常食欲もそうでしたが、シンプルで汎用性が高そうです。
特殊技能は「描いたイラストの人物に変身する」玩具。タカラトミー様の技術力に期待です。

まだ導入部なのでストーリー的な突っ込みどころを迷っているのですが、随所にみられる「きらレボ」のセルフオマージュが熱いです。
神が悪ノリしておられる。
こういう余裕のある展開を見ていると、何やら安心して読めるなぁ…。

■マーメイドンブリ 金魚じゃないよ

人魚ブームの波は「ちゃお」さんにも押し寄せてきました。
どんぶりサイズの小魚人魚さんの4コマ。面白かったです。
密かに「ちゃお」さんらしからぬ構成の漫画だった気がする。

人魚さんのお名前は「るあ」さん。何かが一文字足りない感じです。
あまり深くは考えまい。物凄い勢いでぴちぴちボイスが脳髄に木霊しますけれど、考えてはいけません。
おそらくは「ルアー」から命名されたんじゃないかな。

そんな無機物からの命名だけあって、どうしようもないお魚さんです。
ここ最近、人魚さんが大増殖している漫画業界ですが、基本、ただの魚ばかりなのはどういったことか。
実際サカナ以外の何物でもないので、大歓迎ではあるのですけれど。

以前にライバル他誌の「なかよし」さんでは、一大人魚漫画が連載されたことがあります。
残念ながら「ちゃお」さんは、この分野において遅れを取ってしまってますが、これで少しは追いつけたんではないでしょうか。
だから連載してください。

…真面目な話、「異世界の女の子」キャラ属性としては隠れた鉱脈だと思うんですよ、人魚さんって。
ビジュアル的に一発で分かる特徴性を持ち、生活様式が全く違うことも自然に理解できる。
だから人魚さんいっぱい出してください。

■メイドじゃないもん!スイートキス bell8

ストーリー的には何の意味もないのに、意地でも毎回メイド服姿を披露する桃愛様。
何か心の病を抱えておられるのではないかと言う気がしてきました。
でも極めて正しい振る舞いですので、どうかそのまま病んでいてください。コスプレは正義。

今回の桃愛様、何の前準備もなく馬に鞍なしで乗っておられましたが、相当にレディレベルが高いと思いました。
余談ですが、イギリスの第10王位継承者ザラ王女は乗馬の欧州チャンピオン。
桃愛様の行動力は、レディとして割と間違ってない。
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一言感想:週刊少年マガジン「星を継ぐもの」

2009年09月03日 | 週刊少年漫画「マガジン」「サンデー」感想
■波打際のむろみさん #10「家族愛とむろみさん」

いつの間にかタイトルが「波打ち際」から「波打際」になってた。

まろやかに人魚ブームを扇動している「むろみさん」。今日は食物連鎖のお話です。
熊からただの食い物として認識されてるあたり、海の覇者・人魚さんもたいしたことありません。
そして容赦なく熊を殴り倒し、ともすれば逆に食ってしまいそうな勢いの人魚さんは、さすが海の覇者です。サカナ舐めんな。

むろみさん:
 「あたし繁殖期を迎えた魚にはようモテるんよ」
 「やけん、(食べるために)捕まえるのは簡単っちゃん」

自分に恋心を抱く交配可能な相手を、何のためらいもなく食の対象にする。
およそヒトにはできない発想です。
性欲と食欲が分化していない下等生物の悲しさと強さがここにある。
なにせ自分の産んだ卵すら、ぼんやり食ってしまう生き物です。
お魚さんの世界は長閑で殺伐としてる。

■エデンの檻 第36話「Loss brain 10:光の空」

密かに好き。

修学旅行の帰りに飛行機が謎の不時着。
辿り着いた先は絶滅動物が跋扈する謎の無人島。
主人公さんたちは謎のサバイバルに明け暮れる、そんな話。

「絶滅動物」というと大抵は恐竜が扱われがち。
大人気ですものね、恐竜。
ですが恐竜と人類の間には、忘れ去られたおぞましき生物群が存在するのです。

恐竜が絶滅したのが約6500万年前。人類誕生が1千万年前。
その間の5000万年の間、地上は巨大哺乳類によって支配されていました。
悪夢の時代です。

「でかいことはいいことだ」の妄執に捕らわれた彼らは、恐竜がいないのをいいことに肥えに肥え、現代からするとわけのわからぬ生態系を作り上げました。
平気で5メートルを越えてみたり。無駄に長大な牙を保有してみたり。
その変な角は何のためにあるの?ねえ何のために?と泣きながら問いたくなるような奇怪な姿をしてみたり。

恐竜と違い、なまじ我々と血縁関係があるだけに気色が悪すぎます。
この漫画の主人公さんたちは、そんな世界に放り込まれる羽目に。可哀そうに…。
「むろみさん」がバシロサウルス(クジラの祖先)に唾棄している時、こちらではそのバシロと死闘を繰り広げてます。(やっぱり奴らは人類の敵だ)

個人的にメガテリウム(160万年~1万年前に生息。体長10メートルに達する巨大ナマケモノ)が出てきたのが恐怖でした。
あれの化石を子供時代に見たのですが、物凄い衝撃を受けました。
恐竜の化石とか大好きだったのに、奴に対しては「これは死体だ」という印象が先だって気持ち悪さばかりが…。
まぁ例によって現場はスミソニアン博物館なのですけれど。
あの博物館はお子様に立ち入らせたらダメだ。

メガテリウムの生息年代を見て分かる通り、人類は実際に奴らと遭遇しています。
それどころかメガテリウムの絶命原因は、人類による乱獲だとか。
意味不明ですよ。体長10メートルある巨大ナマケモノを見て、「食おう」と思った人類の発想が。そんな奴らに石や木の武器で立ち向かった彼らの勇気が。

今は逃げまどうことを優先している主人公さんたちも、いつかは「奴らは食える」と悟るのかもしれません。
食うか食われるか。
「むろみさん」といい「エデンの檻」といい、生物の基本はやはりそこなんだろうと思いました。
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