檸檬さん:
「レモネードビスケット、食べます?」
うん、食べる!
…そんな悪い夢を今朝見ました。早く社会復帰したい。
■劇場版「Yes!プリキュア5GoGo! お菓子の国のハッピーバースディ♪」(感想2周目)
2回目を見に行ったので書き逃してた感想を書いてみる。
この短期間で2回も見に行ってるなんて、まるで私が檸檬の犬みたいですが、断じて違います。
ただ単に、前売り券が余りまくってたので勢いで消費してるだけです。
プリキュアさんが前売り券+購入特典の抱き合わせ販売ばかりなさるから…。
なので、模範的というよりプリキュアさんに搾取されてるだけだと思います。助けてー。>相羽さん
今回の劇場版のテーマは「どんなお菓子も一人で食べると美味しくない」。
そこからいつもの仲間パワーに発展するわけですが、もう1個、逆の視点もあった気がします。
「どんな仲間がいても、それを受け止める自分がダメだったら分かり合えない」。
ムシバーンさん:
「美味しいお菓子が食べたい。この飢えがお前たちに分かるか!」
「ろくなお菓子も作れぬくせに!!」
デザート女王:
「私は心をこめてお菓子を贈りました」
「でも、貴方にはそれを受け止める心がなかった」
一人では不可能なことも、仲間と一緒なら乗り越えられる。
「プリキュアはふたり」、それは「ふたり」が支え合う最小単位だから。
でも「支え合う」ためには、自分も相手を支えないといけない。
檸檬(だったか緑の先輩だったか):
「仲間も大事。自分も大事。どちらかだけじゃ駄目なの」
どんなに優秀で素敵な仲間がいようと、それを受け入れて気持ちを返せるだけの自分がいなければ意味をなさない。
かつて美墨先輩の放った名台詞「一番大事なのは自分だ」「だから仲間が大事だ」の発想と似通ってます。
今回の映画、初見で思うのが「プリキュアさんと敵さんで、話が全くかみ合ってない」ところ。
檸檬:
「私たちはのぞみさんとケーキを食べるんだから!」
ビターさん:
「はぁ?なんだそりゃ?」
反撃パートでは皆さん口々に「夢原さんと誕生日会をする」「プレゼントを贈る」とおっしゃるのですが、敵さんはそんなこと一切関知してません。
別に誕生日会に乱入したわけでもないし。
だから敵さんとしては、「そんなことで何を必死になってるんだこいつらは」となる。
演出上、半分くらいはギャグとしてやってる気配はしますが(いつもの「話を聞かないプリキュアさん」。ビターさんのやられっぷりなんてかなり遊んでる)、残り半分は「くだらないものかどうかは、当人の受け止め方による」ことを表してるのかもなぁなどと思ってみました。
他人から見ればくだらない=絶対的な価値基準で高価なわけではなくても、当人たちが(その周辺の人間関係等も含めて)価値を見出していれば、とても素晴らしいものになる、みたいな。
飛躍した例えを使いますけど、仮に私らがプリキュアさんになれたとして。(僕、美翔さん役がやりたい!)
果たして仲間パワーを発揮できるかどうかといえば、まず自分が『相手と同じレベル』に到達しないと無理なんですよね。(ひゅ、日向さんレベル…。無理だ)
周囲の環境や与えられた物がどんなに凄かろうが、それについていけるだけの力や気持がないと全く役立てられない。
今期のプリキュアさんは仲間パワーと個人パワーが揺れ動いてますけど、劇場版はそれの集大成的な話だったのかもしれない。
映画でもいつものように「みんなを助けるんだから!」を連呼してるんですが、結局、全員自力で脱出してるので、「え?助けに行ってないじゃん」と不思議な気分に。でも決して矛盾はしてないはず。
全員が仲間を思い、単体で行動を起こせるからこそ、仲間パワーが発揮してるんだと思う。
突き詰めて考えると、「プリキュアのお菓子を食べる」というのは「プリキュアコンテンツをどう楽しむか」の比喩ともとれるのかもしれない。
初めから嘲笑や否定で入れば、どんな優れたものでも「くだらない」ものでしかない。
ビターさんたちの言動はマジでイラッとくるので(いい仕事してます、ビターさん)、多少なりとそんな意味あいもあるようなないような…。まぁ病的な深読みだと思いますけれど。
たとえムシバーンさんが首尾よくプリキュアお菓子を食べられたとしても、プリキュアに何の価値も見出してない彼は、美味しいとは感じなかったろうなぁ。
代わりに私みたいなのが食べたら、最高に美味いと感じるに違いない。レモネビスケット美味い!美味いよレモネ!むしゃむしゃむしゃー!
(早く社会復帰したい)
最後の最後でムシバーンさんもそのことを悟ったようで(いやプリキュアさんが美味いかどうかのことではなく)、消滅していくあの瞬間、彼は満たされてたんじゃないかな。
適当に羅列。
【暗器】
謀略にハメられたことに気がついた一行が、どこからともなくキュアモをこっそり取り出して身構えるシーン。なんか妙に好きです。
それまでお菓子に現を抜かしてた娘さんたちが、軍事兵器の顔になった瞬間。
あの檸檬が格好よく見える。
【安らぎのガード】
緑の姐さんの全力ガード!ドガガガガガガガ。
1回目に見たときも、2回目に見たときも、会場にどよめきが起こりました。
安らぎのプリキュアさんの「守り」はアレですよね、やっぱり。ちっとも安らがねぇ。
【ミールミルミルミル】
ミルミルさんの話を聞かないっぷり、ここに極まる。
「ミルクはココ様を助けるミル!」と言ってナッツたちと別行動するものの、道に迷いしばし放浪。(なお、残されたナッツたちは直後にココと遭遇してる)
ムシバーンさんとの直接対決の際も、相手の動機も正体も全く理解してません。黒幕発見!殴り倒す!
それしかない彼女は実に清々しい。
【国防の要】
シロップに乗っての空中戦。
高々度で襲撃を受け、夢キュアさんとチョコラ姫は転落。
残ったシロップとナッツもきりきり舞い。
ナッツ:
(落ちていく夢キュアさんに向かって)「後で行くナツ!」
その前に、とんでもない高度から夢キュアさんは落ちて行ってるのですが。
助けに行く素振りを一切見せず、「後で行くから」とは。
ナッツさんはプリキュアさんの性能を過信しすぎじゃなかろうか。(いやチョコラ姫を信じてたのかもしれませんが)
【スターライトフルーレ】
スルーしてしまってましたけど、最後の兵器は「スターライト」。
タンバリンを打ちならそう!いぇーい♪
「シューティングスター」からの連想でつけたんでしょうけど、また微妙な名詞を…。
最終決戦でいつものサモンビオランテを使ってないのは、あれはキュアローズガーデンの兵器であって、今回の戦とは無関係だから…とか言ってみる。
え?ミルミルさん?
細かいことは気にしません。
【輝く命】
パンフレットの九条さんの紹介文:
ベローネ学院女子中等部1年生。
大人しいんだけど芯が強くて、年齢の割に大人びた雰囲気の子だよ。
頭はいいんだけど、ちょっとズレているところがあるんだ。
逆接だらけのキャラ紹介。それが九条さん。
【玩具を売ろう】
超短編。どのタイミングでパワーアップ玩具を装備したのか確認するつもりだったのですが、すっかり忘れてました。
必殺技バンクに入る直前の攻防ではスパイラルリングをつけてるのだけど…。
風月キュアにシフトした瞬間か、花鳥の変身直後?
後者なら世にも珍しいスパイラルリングつき「ふたりはプリキュア!」が見れたのか。
それに秒速の二段変身には定評のある九条先輩がどうだったのかも気になります。
久しぶりに見た彼女の変身シーン、終了後に「きらきらきららん♪」(二段変身音)が流れなかったことに違和感を覚えた。
こっそり二段変身してそうですけど、どうなんだろう…。
【もう黒幕にするしか…】
テレビ本編の展開ですが。
デザート女王とムシバーンの関係がああいったものだと、
フローラ様とエターナル館長で二番煎じをするわけにはいかないので
恋愛絡みの線は消えそうな気が…。
そこを敢えて強行するのも、また良いですが。
【頑張れプリキュアさん!】
今回の戦闘、観光気分のところを奇襲で分断され、状況が掴めないまま戦闘開始。
しかも「攻撃を喰らうとお菓子化するから受け止めてはダメだ」と分かったときには手遅れ。
そんな感じで、実力を全く発揮できない状況でボロボロにされていくので、良い意味で憤りを感じます。
ズタボロでよろめきながら立ち上がるものの、力尽きてぐらぐらと倒れる紅キュアさんとか。
とことんまで馬鹿にされ続け、一矢も報いられず追い込まれる檸檬とか。
背中から撃たれるシーンがやたらに多いとか、どうにもモゾモゾする。
画面が切り替わり、檸檬を庇ってビスケット化してる緑の先輩の姿とか、そこに至るまでの流れが容易に想像できて、もう…。
おかげで反撃パートは爽快でした。パルミエ王国の戦略兵器をなめんな!頑張れプリキュアさーん!
素で檸檬を応援してる自分にびっくり。
私は強い檸檬が見たいんです。強いからこそ、友達いなかったり売れなかったりで凹んでる姿に安心してときめけるんだ。
「レモネードビスケット、食べます?」
うん、食べる!
…そんな悪い夢を今朝見ました。早く社会復帰したい。
■劇場版「Yes!プリキュア5GoGo! お菓子の国のハッピーバースディ♪」(感想2周目)
2回目を見に行ったので書き逃してた感想を書いてみる。
この短期間で2回も見に行ってるなんて、まるで私が檸檬の犬みたいですが、断じて違います。
ただ単に、前売り券が余りまくってたので勢いで消費してるだけです。
プリキュアさんが前売り券+購入特典の抱き合わせ販売ばかりなさるから…。
なので、模範的というよりプリキュアさんに搾取されてるだけだと思います。助けてー。>相羽さん
今回の劇場版のテーマは「どんなお菓子も一人で食べると美味しくない」。
そこからいつもの仲間パワーに発展するわけですが、もう1個、逆の視点もあった気がします。
「どんな仲間がいても、それを受け止める自分がダメだったら分かり合えない」。
ムシバーンさん:
「美味しいお菓子が食べたい。この飢えがお前たちに分かるか!」
「ろくなお菓子も作れぬくせに!!」
デザート女王:
「私は心をこめてお菓子を贈りました」
「でも、貴方にはそれを受け止める心がなかった」
一人では不可能なことも、仲間と一緒なら乗り越えられる。
「プリキュアはふたり」、それは「ふたり」が支え合う最小単位だから。
でも「支え合う」ためには、自分も相手を支えないといけない。
檸檬(だったか緑の先輩だったか):
「仲間も大事。自分も大事。どちらかだけじゃ駄目なの」
どんなに優秀で素敵な仲間がいようと、それを受け入れて気持ちを返せるだけの自分がいなければ意味をなさない。
かつて美墨先輩の放った名台詞「一番大事なのは自分だ」「だから仲間が大事だ」の発想と似通ってます。
今回の映画、初見で思うのが「プリキュアさんと敵さんで、話が全くかみ合ってない」ところ。
檸檬:
「私たちはのぞみさんとケーキを食べるんだから!」
ビターさん:
「はぁ?なんだそりゃ?」
反撃パートでは皆さん口々に「夢原さんと誕生日会をする」「プレゼントを贈る」とおっしゃるのですが、敵さんはそんなこと一切関知してません。
別に誕生日会に乱入したわけでもないし。
だから敵さんとしては、「そんなことで何を必死になってるんだこいつらは」となる。
演出上、半分くらいはギャグとしてやってる気配はしますが(いつもの「話を聞かないプリキュアさん」。ビターさんのやられっぷりなんてかなり遊んでる)、残り半分は「くだらないものかどうかは、当人の受け止め方による」ことを表してるのかもなぁなどと思ってみました。
他人から見ればくだらない=絶対的な価値基準で高価なわけではなくても、当人たちが(その周辺の人間関係等も含めて)価値を見出していれば、とても素晴らしいものになる、みたいな。
飛躍した例えを使いますけど、仮に私らがプリキュアさんになれたとして。(僕、美翔さん役がやりたい!)
果たして仲間パワーを発揮できるかどうかといえば、まず自分が『相手と同じレベル』に到達しないと無理なんですよね。(ひゅ、日向さんレベル…。無理だ)
周囲の環境や与えられた物がどんなに凄かろうが、それについていけるだけの力や気持がないと全く役立てられない。
今期のプリキュアさんは仲間パワーと個人パワーが揺れ動いてますけど、劇場版はそれの集大成的な話だったのかもしれない。
映画でもいつものように「みんなを助けるんだから!」を連呼してるんですが、結局、全員自力で脱出してるので、「え?助けに行ってないじゃん」と不思議な気分に。でも決して矛盾はしてないはず。
全員が仲間を思い、単体で行動を起こせるからこそ、仲間パワーが発揮してるんだと思う。
突き詰めて考えると、「プリキュアのお菓子を食べる」というのは「プリキュアコンテンツをどう楽しむか」の比喩ともとれるのかもしれない。
初めから嘲笑や否定で入れば、どんな優れたものでも「くだらない」ものでしかない。
ビターさんたちの言動はマジでイラッとくるので(いい仕事してます、ビターさん)、多少なりとそんな意味あいもあるようなないような…。まぁ病的な深読みだと思いますけれど。
たとえムシバーンさんが首尾よくプリキュアお菓子を食べられたとしても、プリキュアに何の価値も見出してない彼は、美味しいとは感じなかったろうなぁ。
代わりに私みたいなのが食べたら、最高に美味いと感じるに違いない。レモネビスケット美味い!美味いよレモネ!むしゃむしゃむしゃー!
(早く社会復帰したい)
最後の最後でムシバーンさんもそのことを悟ったようで(いやプリキュアさんが美味いかどうかのことではなく)、消滅していくあの瞬間、彼は満たされてたんじゃないかな。
(左画像) Yes!プリキュア5 GoGo! ふんわりキュアフレンズ 映画限定 シャイニングドリーム (右画像) 『 Birthday Party / TIME MACHINE 』映画「Yes!プリキュア5 GoGo! お菓子の国のハッピーバースディ」主題歌 |
適当に羅列。
【暗器】
謀略にハメられたことに気がついた一行が、どこからともなくキュアモをこっそり取り出して身構えるシーン。なんか妙に好きです。
それまでお菓子に現を抜かしてた娘さんたちが、軍事兵器の顔になった瞬間。
あの檸檬が格好よく見える。
【安らぎのガード】
緑の姐さんの全力ガード!ドガガガガガガガ。
1回目に見たときも、2回目に見たときも、会場にどよめきが起こりました。
安らぎのプリキュアさんの「守り」はアレですよね、やっぱり。ちっとも安らがねぇ。
【ミールミルミルミル】
ミルミルさんの話を聞かないっぷり、ここに極まる。
「ミルクはココ様を助けるミル!」と言ってナッツたちと別行動するものの、道に迷いしばし放浪。(なお、残されたナッツたちは直後にココと遭遇してる)
ムシバーンさんとの直接対決の際も、相手の動機も正体も全く理解してません。黒幕発見!殴り倒す!
それしかない彼女は実に清々しい。
【国防の要】
シロップに乗っての空中戦。
高々度で襲撃を受け、夢キュアさんとチョコラ姫は転落。
残ったシロップとナッツもきりきり舞い。
ナッツ:
(落ちていく夢キュアさんに向かって)「後で行くナツ!」
その前に、とんでもない高度から夢キュアさんは落ちて行ってるのですが。
助けに行く素振りを一切見せず、「後で行くから」とは。
ナッツさんはプリキュアさんの性能を過信しすぎじゃなかろうか。(いやチョコラ姫を信じてたのかもしれませんが)
【スターライトフルーレ】
スルーしてしまってましたけど、最後の兵器は「スターライト」。
タンバリンを打ちならそう!いぇーい♪
「シューティングスター」からの連想でつけたんでしょうけど、また微妙な名詞を…。
最終決戦でいつものサモンビオランテを使ってないのは、あれはキュアローズガーデンの兵器であって、今回の戦とは無関係だから…とか言ってみる。
え?ミルミルさん?
細かいことは気にしません。
【輝く命】
パンフレットの九条さんの紹介文:
ベローネ学院女子中等部1年生。
大人しいんだけど芯が強くて、年齢の割に大人びた雰囲気の子だよ。
頭はいいんだけど、ちょっとズレているところがあるんだ。
逆接だらけのキャラ紹介。それが九条さん。
【玩具を売ろう】
超短編。どのタイミングでパワーアップ玩具を装備したのか確認するつもりだったのですが、すっかり忘れてました。
必殺技バンクに入る直前の攻防ではスパイラルリングをつけてるのだけど…。
風月キュアにシフトした瞬間か、花鳥の変身直後?
後者なら世にも珍しいスパイラルリングつき「ふたりはプリキュア!」が見れたのか。
それに秒速の二段変身には定評のある九条先輩がどうだったのかも気になります。
久しぶりに見た彼女の変身シーン、終了後に「きらきらきららん♪」(二段変身音)が流れなかったことに違和感を覚えた。
こっそり二段変身してそうですけど、どうなんだろう…。
【もう黒幕にするしか…】
テレビ本編の展開ですが。
デザート女王とムシバーンの関係がああいったものだと、
フローラ様とエターナル館長で二番煎じをするわけにはいかないので
恋愛絡みの線は消えそうな気が…。
そこを敢えて強行するのも、また良いですが。
【頑張れプリキュアさん!】
今回の戦闘、観光気分のところを奇襲で分断され、状況が掴めないまま戦闘開始。
しかも「攻撃を喰らうとお菓子化するから受け止めてはダメだ」と分かったときには手遅れ。
そんな感じで、実力を全く発揮できない状況でボロボロにされていくので、良い意味で憤りを感じます。
ズタボロでよろめきながら立ち上がるものの、力尽きてぐらぐらと倒れる紅キュアさんとか。
とことんまで馬鹿にされ続け、一矢も報いられず追い込まれる檸檬とか。
背中から撃たれるシーンがやたらに多いとか、どうにもモゾモゾする。
画面が切り替わり、檸檬を庇ってビスケット化してる緑の先輩の姿とか、そこに至るまでの流れが容易に想像できて、もう…。
おかげで反撃パートは爽快でした。パルミエ王国の戦略兵器をなめんな!頑張れプリキュアさーん!
素で檸檬を応援してる自分にびっくり。
私は強い檸檬が見たいんです。強いからこそ、友達いなかったり売れなかったりで凹んでる姿に安心してときめけるんだ。