もはや「ちょ~短編」の終了時点で「あ、プリキュアさんの映画終わった。今年は短かったね」的雰囲気が広がってましたが、本編(一応)の方も盛り上がってました。
ていうか、これはこれで凄まじい。
な、何考えてんの夢原さん!?
■劇場版「Yes!プリキュア5GoGo! お菓子の国のハッピーバースディ♪」
(11月11日:追記の感想記事を書いてみた)
今日は夢原さんのお誕生日。
みんなでお祝いしようとしてたら、空からチョコラ王女が降ってきた。
彼女はデザート王国の王女。砂漠の民です。
微妙に腹黒いチョコラ王女はなかなか好感度大。
その彼女を狙って、副業に精出すブンビーさんが襲来。
いつものようにホシイナーを展開するものの、いつものように粉砕。
けれどブンビーさん、逃げ際に夢原さんの誕生日ケーキを奪って行ってしまいました。
しょんぼりうなだれ夢原さん。
それを見たチョコラ王女、素早く計算を働かせ、「お礼にデザート王国にご招待。お菓子食べ放題!」と持ちかけます。
かくしてやってきたお菓子の国。
餓えた獣の如く、お菓子に食らいつく女子中学生ども。
こいつらは、お菓子の家を魔女が帰ってくる前に倒壊させるタイプだ!
水姐さん:
「こんなに食べたら太るんじゃないかしら?」
ビキリ
夢原さんたちの動きが止まる。
しかしながら、チョコラ王女の「お菓子の国のお菓子は、食べても太らない」との説明を受け、再び暴食開始。
いや、それ絶対罠だから。後で体重計に乗って絶望に頭を抱える檸檬の姿が目に浮かぶ。
国を破壊する勢いで食べ続ける彼女たちを置いて、ココナツミルクシロップの謎生物組は、デザート女王に謁見に行くことに。
きちんきちんと外交&営業をしていく謎生物は意外とできる子なのかもしれない。
一方、お留守番の夢原さんたちを接待してくれるのはドライさんとビターさん。
ドライさんは夏木さんと水無月先輩。
ビターさんは秋元先輩と檸檬。
それぞれ連れて観光案内してくれますが、突然襲い掛かってきました。
「お菓子なんてくだらない」「プリキュアをお菓子にして食べてやる」。
満たされない食欲と飢えに駆り立てられ、デザート女王はプリキュアさんのお菓子を御所望。
かくして始まる大戦闘。真説・レモネードはお菓子だった!
一方そのころ謁見に赴いていた謎生物組。
これまた豹変したデザート女王に捕えられ。
ただ一人逃れたココも洗脳されて操り人形。
そのココと夢キュアさんが盛大にバトル。
分断され各個撃破されていく彼女たちに勝機はあるのか。
果たしてプリキュアさんたちは、黒幕・ムシバーンを倒せるのか…!
というお話。
正直なところ、ストーリー的なインパクトは去年の「ダークプリキュア登場!」「過去の自分を越える」ほどのものはありません。
ただだからというわけでもないのでしょうが、サービス精神が凄まじく旺盛です。
やりたいようにやった。一切反省していない。そんな雰囲気が伝わってきます。
どこから突っ込めばいいのかさっぱり分からないのですが、どんな層の人でもネタにできる映画だと思いました。
狂喜と悲鳴が巻き起こる1時間。
東映アニメーション様は、バンダイ様は、本当にこれにOKを出したのか。
まず夢原さんがエロスすぎます。
冒頭のお昼寝夢原さんからして溢れ切ってます。
あの数分間で、私の中の夢原株が大暴騰。
そして操られるココに対してとった夢キュアさんの凶悪攻撃。
い、いくら冒頭で「眠り姫」の話が出たからって!ていうか、貴女が王子役ですか。
プリキュアヒロイン史上初、まさかコミックス以外でもこんなシーンを見ることになるとは。しかも所作がエロスすぎる。なにその指の動き!
グレープジュースをがぶ飲みする水無月先輩や、お菓子の食べさせ合いを楽しむ耽美な先輩方、獣耳フェチであることが明らかになるミルミルさんに、のぞりん・りんかれ・こまかれ・うらこま・のぞうら他、全ての需要を満たすカップリング等々。
「他に何かやって欲しいことある?やってあげるよ」なんて言葉が聞こえてきそう。
とりあえず戦闘面。
最初のケーキホシイナーとの戦闘の際の、統制取れたプリキュアさんたちの動きに惚れぼれしました。
水キュアさんの「訓練の成果を見せろ!」て声が脳裏に浮かぶ。
突然の異形の敵を、あまりにも淡々と処理していく様は恐怖すら抱きます。
一斉に取り囲み、それぞれが死角に回り込みつつ攻撃。
一人がバンクシーン発動!その隙を埋めるために、残りが牽制&抑え込み。
バンクシーン完了、必殺技直撃!フォローするように更に連打連打連打。
相手がよろめいてるその間に、また違う人たちがバンク発動。
以下、敵が力尽きるまでエンドレス。ホ、ホシイナァ!!(悲鳴
しばしば「なぜ敵幹部はホシイナーが戦ってる間、見てるだけなのか」という声が聞かれますが、これは手の出しようがない。
あまりにもフォーメーションが完璧すぎます。まるでハンター。もはや「戦闘」ではない。「狩り」だ。
横から手を出す余地ないって、これ。
それとは逆に、ビター&ドライ戦はプリキュアさん大苦戦。
「プリキュアがお菓子に!」のキャッチコピー通り、ビターさんたちの攻撃を受けるとその部位がお菓子になってしまいます。
まぁ「お菓子になる」というか「表面がお菓子でコーティングされる」が正確なようですが。
なので、「お菓子化したプリキュア」というのは、全身をチョコに塗した女体盛り状態だと思っていただければ正解かと思います。
ムシバーンさんが食べたがるわけだ。私も食べたい。レモネビスケット!レモネビスケット!
何にせよ、敵は「攻撃を喰らうと戦力ダウン」の凍結系能力者。
夢キュアさんたちが苦手としてるタイプです。
こんな時、精霊バリアを持つ花鳥風月だったなら…。
檸檬信者の私としては、彼女の働きに注目したい。
闇檸檬を倒したときのような体術を披露するものの、あっさり力負け。
一緒に戦ってた緑の先輩にフォローされまくりです。
最後は、先輩に庇われた姿のままビスケット化。
れ、檸檬…。あんたどんだけ先輩に迷惑掛ければ…。
でも反撃パートは頑張ってます。
ボディ&拳骨でアッパー!あの檸檬が拳で勝負してる!
ビターさんから散々「女の子は力がないなぁ」と揶揄されたのがよほど癇に障ったのか、腕力で叩きのめしにかかります。
とどめのプリズムチェーンも捕縛ではなく、串刺しです。極悪な…。
緑&檸檬:
「これが優しい気持ちの力よ!」
ビターさん:
「や、優しい気持ちだと…。ふざける…な…」
拳骨で殴り倒し、邪悪な必殺技を直撃させておいて、「優しい」はないです。
ビターさんの嘆きが正論すぎる。
一方の紅&水VSドライさん。
ズタボロにされふらつきながら立ち上がるも、そのままよろめいて倒れる紅キュアさんが熱かった。
一番最後まで立ち上がってきそうなの、彼女ですよね…。
反撃が始まってからの水キュアさんは鬼です。
まず速攻で延髄蹴り。次に速攻で延髄蹴り。続いて速攻で延髄蹴り。
完全に殺す気です。医学の知識を、誤った方向に活かしておられる。
夢キュアさんVSココ。
ココ、強ぇ…。出来るんなら普段は何であの様なのか。
そしてチョコ化していく夢キュアさんがエロスの塊です。この映画はR指定をかけてもいい。
捕まった謎生物たちも魅せてくれます。
ココは洗脳され、プリキュアさんは死闘中。
謎結界に捕えられたナッツミルクシロップは皆を助けるべく脱出を試みますが失敗。
全員、捕まるか戦うかしてるから、誰も助けはこない。
なんとか自力で脱出しないと…!
メルポさん:
「メルメルメルメルメルゥー」
助けが、いた。
敵からも味方からも視聴者からも忘れ去られていたメルポさん、単身助けにやってきました。
存在感がなかったおかげで見逃されていたのです。おぉ、彼はこういう機会のために、普段は日蔭者に徹していたのか。いぶし銀だぜメルポ。
メルポのまさかの大活躍で自由の身になったミルミルさん、早速黒幕を撲殺しに出撃です。
黒幕はムシバーンさん。なかなか格好良い親父さん。
盛大に啖呵を切ってミルミルさん突撃!
でもミルミルさんって、攻撃的な性格してますけど本来は防衛兵器なんですよね。
ココ様を守るんだから!が力の源です。
単独で攻めに使用するのは、配置間違いじゃないのかなぁ…
ミルミルさん:
「でやあああああああ!!」
ズガガガガガガガガガガガガガガガ!!
ドガガガガガガガガガガガガガガガ!!
す、凄ぇ…。ミルミルさんを舐めてた。
背後に背負うものがないせいで、その持てる力の全てを攻撃に投入。
肘打ち膝蹴りオールオッケーの凄まじい打撃戦を展開。
ゴガガガガガガガガガガガガガガガ!!
メ゛ガガガガガガガガガガガガガガガ!!
そしてそれと五分に渡り合うムシバーンさん。強ぇ。
「この人は強い敵です」というのを非常によく表現してます。
殺戮モードのミルミルさんと五分だと…!?
チョコラ王女:
「お、おかあさま!目を覚まして!早く逃げ…!」
チョコラさんが恐慌状態に陥るのもよく分かる。
あ、あの人たち化け物…!
ここにいたら巻き込まれる!
能力的には五分なれど、充電式で動いてるミルミルさん、エネルギー切れで撤退。
代わってプリキュア5人が突撃します。実に見事なチームプレイ。一人がひきつけ、その隙に背後からアタック!
水キュアさんはここでも執拗に延髄を狩りにかかってました。水無月先輩…。
けれど純粋にパワーに勝るムシバーンさん、芸達者の5人を腕力でねじ伏せ。
夢キュアさんたちが苦手としてるタイプです。
こんな時、肉弾戦の鬼・黒白先輩だったなら…。
で、お約束の2段変身。
デザート女王:
「もう私たちには、プリキュアに頼るしかないのです」
他国の戦略兵器に勝手に願いを託すなとも思うのですが、とにかく夢キュアさんにパワーが集まる。
夢キュアさん:
「想いを咲かせる希望の光・シャイニングドリーム!!」
今回の2段変身は口上つき。
しかし「シャイニング」か。
黄色い人たちが一斉に下を向いて唇噛みしめた気がする。
羽根が生えてフリルが増えて、武器はスペシャルフルーレ。
私最強!を体現してるような姿の輝夢さん。最後はスターライトソリューションなる大技で止めです。
ソリューションって、何も解決してないじゃんとか、そういう突っ込みは無視しましょう。
今回の敵は劇場版にしては珍しく大がかりな組織単位で動いてるので、デザート王国VSパルミエ王国のような意味でも面白かったです。
伝説の兵器・プリキュアの力が、とうとう対外戦争に。
こういう戦いもカタルシスがあっていいですね。
その他にも見所多数。
細かい突っ込みどころが多すぎる映画です。
むしろ大きな人たちの方が楽しめるような気すらする。
…ただまぁナッツさんには触れないで上げるのが優しさです。
上の感想で彼の活躍を記述してないのは、決して悪意あってのものではないとご理解ください。
ミルミルさんも酷いんですよ。ナッツさん抜きでメタルブリザード打ったりするし。
あとムシバーンさんが敵なのに格好いい。
あえて多くを語らないのも良い。
今回のテーマは「みんなで食べるお菓子は美味しい」「単体ではくだらなくて小さな物でも、みんなで集まれば強い」。
だからプリキュアは5人なの!な展開なのですが、ムシバーンさん本人もそれを本能で理解してる。
飢餓の苦しみから「最高のお菓子」を求め、「伝説の戦士・プリキュア」のお菓子ならば…と思いいたったムシバーンさん。
だけどどんなに美味しいお菓子も、一人で食べてるだけでは美味しくない。
自分が本当に求めているのが何かを、もっと早く気が付いていれば、違った道もあったのに。
歴代の劇場版の敵の中では、一番物語のある御仁だった気がする。
なお、檸檬のライブシーンは時間の都合で割愛されました。
せっかく撮影はしたのにね。
ラストで明かされるその真実は、檸檬信者にとってはむしろファンサービスだと思いました。
ですよね~。映画でお歌を流してもらえるわけないですよね~。ははは…。
また序盤のホシイナー戦、その直前まで誕生日パーティだったので面白帽子を被ったままの檸檬が可愛いです。
調子に乗ってはしゃいでたら急にシリアスパートになり、帽子を脱ぐ機会を逸して気まずそうにしてる様が、もう。
端々で良いお仕事をなさってます。檸檬め…。
(11月11日:追記の感想記事を書いてみた)
ていうか、これはこれで凄まじい。
な、何考えてんの夢原さん!?
■劇場版「Yes!プリキュア5GoGo! お菓子の国のハッピーバースディ♪」
(11月11日:追記の感想記事を書いてみた)
今日は夢原さんのお誕生日。
みんなでお祝いしようとしてたら、空からチョコラ王女が降ってきた。
彼女はデザート王国の王女。砂漠の民です。
微妙に腹黒いチョコラ王女はなかなか好感度大。
その彼女を狙って、副業に精出すブンビーさんが襲来。
いつものようにホシイナーを展開するものの、いつものように粉砕。
けれどブンビーさん、逃げ際に夢原さんの誕生日ケーキを奪って行ってしまいました。
しょんぼりうなだれ夢原さん。
それを見たチョコラ王女、素早く計算を働かせ、「お礼にデザート王国にご招待。お菓子食べ放題!」と持ちかけます。
かくしてやってきたお菓子の国。
餓えた獣の如く、お菓子に食らいつく女子中学生ども。
こいつらは、お菓子の家を魔女が帰ってくる前に倒壊させるタイプだ!
水姐さん:
「こんなに食べたら太るんじゃないかしら?」
ビキリ
夢原さんたちの動きが止まる。
しかしながら、チョコラ王女の「お菓子の国のお菓子は、食べても太らない」との説明を受け、再び暴食開始。
いや、それ絶対罠だから。後で体重計に乗って絶望に頭を抱える檸檬の姿が目に浮かぶ。
国を破壊する勢いで食べ続ける彼女たちを置いて、ココナツミルクシロップの謎生物組は、デザート女王に謁見に行くことに。
きちんきちんと外交&営業をしていく謎生物は意外とできる子なのかもしれない。
一方、お留守番の夢原さんたちを接待してくれるのはドライさんとビターさん。
ドライさんは夏木さんと水無月先輩。
ビターさんは秋元先輩と檸檬。
それぞれ連れて観光案内してくれますが、突然襲い掛かってきました。
「お菓子なんてくだらない」「プリキュアをお菓子にして食べてやる」。
満たされない食欲と飢えに駆り立てられ、デザート女王はプリキュアさんのお菓子を御所望。
かくして始まる大戦闘。真説・レモネードはお菓子だった!
一方そのころ謁見に赴いていた謎生物組。
これまた豹変したデザート女王に捕えられ。
ただ一人逃れたココも洗脳されて操り人形。
そのココと夢キュアさんが盛大にバトル。
分断され各個撃破されていく彼女たちに勝機はあるのか。
果たしてプリキュアさんたちは、黒幕・ムシバーンを倒せるのか…!
というお話。
正直なところ、ストーリー的なインパクトは去年の「ダークプリキュア登場!」「過去の自分を越える」ほどのものはありません。
ただだからというわけでもないのでしょうが、サービス精神が凄まじく旺盛です。
やりたいようにやった。一切反省していない。そんな雰囲気が伝わってきます。
どこから突っ込めばいいのかさっぱり分からないのですが、どんな層の人でもネタにできる映画だと思いました。
狂喜と悲鳴が巻き起こる1時間。
東映アニメーション様は、バンダイ様は、本当にこれにOKを出したのか。
まず夢原さんがエロスすぎます。
冒頭のお昼寝夢原さんからして溢れ切ってます。
あの数分間で、私の中の夢原株が大暴騰。
そして操られるココに対してとった夢キュアさんの凶悪攻撃。
い、いくら冒頭で「眠り姫」の話が出たからって!ていうか、貴女が王子役ですか。
プリキュアヒロイン史上初、まさかコミックス以外でもこんなシーンを見ることになるとは。しかも所作がエロスすぎる。なにその指の動き!
グレープジュースをがぶ飲みする水無月先輩や、お菓子の食べさせ合いを楽しむ耽美な先輩方、獣耳フェチであることが明らかになるミルミルさんに、のぞりん・りんかれ・こまかれ・うらこま・のぞうら他、全ての需要を満たすカップリング等々。
「他に何かやって欲しいことある?やってあげるよ」なんて言葉が聞こえてきそう。
とりあえず戦闘面。
最初のケーキホシイナーとの戦闘の際の、統制取れたプリキュアさんたちの動きに惚れぼれしました。
水キュアさんの「訓練の成果を見せろ!」て声が脳裏に浮かぶ。
突然の異形の敵を、あまりにも淡々と処理していく様は恐怖すら抱きます。
一斉に取り囲み、それぞれが死角に回り込みつつ攻撃。
一人がバンクシーン発動!その隙を埋めるために、残りが牽制&抑え込み。
バンクシーン完了、必殺技直撃!フォローするように更に連打連打連打。
相手がよろめいてるその間に、また違う人たちがバンク発動。
以下、敵が力尽きるまでエンドレス。ホ、ホシイナァ!!(悲鳴
しばしば「なぜ敵幹部はホシイナーが戦ってる間、見てるだけなのか」という声が聞かれますが、これは手の出しようがない。
あまりにもフォーメーションが完璧すぎます。まるでハンター。もはや「戦闘」ではない。「狩り」だ。
横から手を出す余地ないって、これ。
それとは逆に、ビター&ドライ戦はプリキュアさん大苦戦。
「プリキュアがお菓子に!」のキャッチコピー通り、ビターさんたちの攻撃を受けるとその部位がお菓子になってしまいます。
まぁ「お菓子になる」というか「表面がお菓子でコーティングされる」が正確なようですが。
なので、「お菓子化したプリキュア」というのは、全身をチョコに塗した女体盛り状態だと思っていただければ正解かと思います。
ムシバーンさんが食べたがるわけだ。私も食べたい。レモネビスケット!レモネビスケット!
何にせよ、敵は「攻撃を喰らうと戦力ダウン」の凍結系能力者。
夢キュアさんたちが苦手としてるタイプです。
こんな時、精霊バリアを持つ花鳥風月だったなら…。
檸檬信者の私としては、彼女の働きに注目したい。
闇檸檬を倒したときのような体術を披露するものの、あっさり力負け。
一緒に戦ってた緑の先輩にフォローされまくりです。
最後は、先輩に庇われた姿のままビスケット化。
れ、檸檬…。あんたどんだけ先輩に迷惑掛ければ…。
でも反撃パートは頑張ってます。
ボディ&拳骨でアッパー!あの檸檬が拳で勝負してる!
ビターさんから散々「女の子は力がないなぁ」と揶揄されたのがよほど癇に障ったのか、腕力で叩きのめしにかかります。
とどめのプリズムチェーンも捕縛ではなく、串刺しです。極悪な…。
緑&檸檬:
「これが優しい気持ちの力よ!」
ビターさん:
「や、優しい気持ちだと…。ふざける…な…」
拳骨で殴り倒し、邪悪な必殺技を直撃させておいて、「優しい」はないです。
ビターさんの嘆きが正論すぎる。
一方の紅&水VSドライさん。
ズタボロにされふらつきながら立ち上がるも、そのままよろめいて倒れる紅キュアさんが熱かった。
一番最後まで立ち上がってきそうなの、彼女ですよね…。
反撃が始まってからの水キュアさんは鬼です。
まず速攻で延髄蹴り。次に速攻で延髄蹴り。続いて速攻で延髄蹴り。
完全に殺す気です。医学の知識を、誤った方向に活かしておられる。
夢キュアさんVSココ。
ココ、強ぇ…。出来るんなら普段は何であの様なのか。
そしてチョコ化していく夢キュアさんがエロスの塊です。この映画はR指定をかけてもいい。
捕まった謎生物たちも魅せてくれます。
ココは洗脳され、プリキュアさんは死闘中。
謎結界に捕えられたナッツミルクシロップは皆を助けるべく脱出を試みますが失敗。
全員、捕まるか戦うかしてるから、誰も助けはこない。
なんとか自力で脱出しないと…!
メルポさん:
「メルメルメルメルメルゥー」
助けが、いた。
敵からも味方からも視聴者からも忘れ去られていたメルポさん、単身助けにやってきました。
存在感がなかったおかげで見逃されていたのです。おぉ、彼はこういう機会のために、普段は日蔭者に徹していたのか。いぶし銀だぜメルポ。
メルポのまさかの大活躍で自由の身になったミルミルさん、早速黒幕を撲殺しに出撃です。
黒幕はムシバーンさん。なかなか格好良い親父さん。
盛大に啖呵を切ってミルミルさん突撃!
でもミルミルさんって、攻撃的な性格してますけど本来は防衛兵器なんですよね。
ココ様を守るんだから!が力の源です。
単独で攻めに使用するのは、配置間違いじゃないのかなぁ…
ミルミルさん:
「でやあああああああ!!」
ズガガガガガガガガガガガガガガガ!!
ドガガガガガガガガガガガガガガガ!!
す、凄ぇ…。ミルミルさんを舐めてた。
背後に背負うものがないせいで、その持てる力の全てを攻撃に投入。
肘打ち膝蹴りオールオッケーの凄まじい打撃戦を展開。
ゴガガガガガガガガガガガガガガガ!!
メ゛ガガガガガガガガガガガガガガガ!!
そしてそれと五分に渡り合うムシバーンさん。強ぇ。
「この人は強い敵です」というのを非常によく表現してます。
殺戮モードのミルミルさんと五分だと…!?
チョコラ王女:
「お、おかあさま!目を覚まして!早く逃げ…!」
チョコラさんが恐慌状態に陥るのもよく分かる。
あ、あの人たち化け物…!
ここにいたら巻き込まれる!
能力的には五分なれど、充電式で動いてるミルミルさん、エネルギー切れで撤退。
代わってプリキュア5人が突撃します。実に見事なチームプレイ。一人がひきつけ、その隙に背後からアタック!
水キュアさんはここでも執拗に延髄を狩りにかかってました。水無月先輩…。
けれど純粋にパワーに勝るムシバーンさん、芸達者の5人を腕力でねじ伏せ。
夢キュアさんたちが苦手としてるタイプです。
こんな時、肉弾戦の鬼・黒白先輩だったなら…。
で、お約束の2段変身。
デザート女王:
「もう私たちには、プリキュアに頼るしかないのです」
他国の戦略兵器に勝手に願いを託すなとも思うのですが、とにかく夢キュアさんにパワーが集まる。
夢キュアさん:
「想いを咲かせる希望の光・シャイニングドリーム!!」
今回の2段変身は口上つき。
しかし「シャイニング」か。
黄色い人たちが一斉に下を向いて唇噛みしめた気がする。
羽根が生えてフリルが増えて、武器はスペシャルフルーレ。
私最強!を体現してるような姿の輝夢さん。最後はスターライトソリューションなる大技で止めです。
ソリューションって、何も解決してないじゃんとか、そういう突っ込みは無視しましょう。
今回の敵は劇場版にしては珍しく大がかりな組織単位で動いてるので、デザート王国VSパルミエ王国のような意味でも面白かったです。
伝説の兵器・プリキュアの力が、とうとう対外戦争に。
こういう戦いもカタルシスがあっていいですね。
その他にも見所多数。
細かい突っ込みどころが多すぎる映画です。
むしろ大きな人たちの方が楽しめるような気すらする。
…ただまぁナッツさんには触れないで上げるのが優しさです。
上の感想で彼の活躍を記述してないのは、決して悪意あってのものではないとご理解ください。
ミルミルさんも酷いんですよ。ナッツさん抜きでメタルブリザード打ったりするし。
あとムシバーンさんが敵なのに格好いい。
あえて多くを語らないのも良い。
今回のテーマは「みんなで食べるお菓子は美味しい」「単体ではくだらなくて小さな物でも、みんなで集まれば強い」。
だからプリキュアは5人なの!な展開なのですが、ムシバーンさん本人もそれを本能で理解してる。
飢餓の苦しみから「最高のお菓子」を求め、「伝説の戦士・プリキュア」のお菓子ならば…と思いいたったムシバーンさん。
だけどどんなに美味しいお菓子も、一人で食べてるだけでは美味しくない。
自分が本当に求めているのが何かを、もっと早く気が付いていれば、違った道もあったのに。
歴代の劇場版の敵の中では、一番物語のある御仁だった気がする。
(左画像) Yes!プリキュア5 GoGo! ふんわりキュアフレンズ 映画限定 シャイニングドリーム (右画像) 『 Birthday Party / TIME MACHINE 』映画「Yes!プリキュア5 GoGo! お菓子の国のハッピーバースディ」主題歌 |
なお、檸檬のライブシーンは時間の都合で割愛されました。
せっかく撮影はしたのにね。
ラストで明かされるその真実は、檸檬信者にとってはむしろファンサービスだと思いました。
ですよね~。映画でお歌を流してもらえるわけないですよね~。ははは…。
また序盤のホシイナー戦、その直前まで誕生日パーティだったので面白帽子を被ったままの檸檬が可愛いです。
調子に乗ってはしゃいでたら急にシリアスパートになり、帽子を脱ぐ機会を逸して気まずそうにしてる様が、もう。
端々で良いお仕事をなさってます。檸檬め…。
(11月11日:追記の感想記事を書いてみた)