Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

美しき野獣

2006-02-13 00:12:23 | 映画 あ行
             *야수公式HP

デート@映画館で『美しき野獣:야수』見てきました

公開初日だったが行った時間は当然夜ということで、そこそこの入りでゆったり見られた。
私は何といっても「オールド・ボーイ」で強い印象を残しているユ・ジテに興味があったのだが、この作品はクォン・サンウに巷じゃ注目が集まっていたのだということにパンフレット読んで気付いた!スクリーンで彼を見たのはこれが初めて!
緊張感みなぎるアクション・シーンが続き、それもクォン・サンウはスタント使わずに撮ったという。
いつも熱くなっているチャン・ドヨン刑事(クォン・サンウ)に対して、常に冷静沈着、時に非情でさえあるオ・ジヌ検事(ユ・ジテ)の対比が面白い。でも、結局は二人とも野獣にならざるを得ない展開となっていく。どちらも魅力的だがどちらかといえば、冷たい男が野獣になっていくユ・ジテの変化が面白かったかな。
血が流れ、弾が飛びアクションシーン満載です。

재미있었다 

監督:キム・ソンス
出演:クォン・サンウ/ユ・ジテ/オム・ジウォン
2006年/韓国/125分

ブックマークに『翻訳機』入れました。日⇔英、日⇔韓、日⇔中ができますよ~。
コメント (8)
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音の世界遺産

2006-02-12 00:04:15 | 音楽
             
     音の世界遺産 #1:ジェリ・ムサ・ジャワラ
        『グリオの世界、豊穣のコラ』
    演奏者:ジェリ・ムサ・ジャワラ(コラ、歌)
    ゲスト:ニャマ・カンテ(歌、踊り)

グリオもわからなけりゃ、コラも「なんのこと?」状態の私。そこで・・・
*グリオ:「民族の記憶」を口承で伝えてきた文字を持たなかった西アフリカの社会で器楽演奏と朗唱によって物語を伝える語り部。
*コラ:形はリュート、弾き方はハープという楽器。半分に切った瓢箪(これがでかい!)皮を張り、胴を突き抜けた棹に巻き付けた輪で調律する撥弦楽器。(解説より)
          
プログラム:<第一部>トラディショナル
       <第二部>コンテンポラリー・コラ・ミュージック
何と言ってもこの夜は「コラ」に尽きます
音色は琴にも似てますが、それよりずっとハープに近いと感じました。弦の数は21弦、32弦の2台がアコースティック・コラ、エレキ・コラは22弦でした。
馴染みのある弦楽器は(リュートでもチェロでもギターでも)胴・棹の部分に対して弦は平行に張られていますが、コラは垂直に張られています。(古代中国の楽器『くご』をご存知の方はその弦の張り方を想像していただけるとわかりやすいでしょうか)
そして演奏する時は弦を自分の体の側に向けて、胴を足の間に挟みます。なので観客は胴の裏側を正面に見ることになります。32弦の方は見える側に装飾が施されきれいでした。そういう構えなので奏者の身体に一番近い弦が一番低い音の弦でした。
音量はそう大きくはない楽器なのでしょうか、マイクを使ってました。私は2列目だったのでマイクなくても大丈夫じゃないのかな、と思いました。繊細な音で、超絶技巧も随所にちりばめられた演奏でした。
<第二部>のコンテンポラリー・コラ・ミュージックというのは私にはまるでブルースのようでした。伝統だけでなく生きている音楽としてコラの可能性を摸索している様に聞こえました。
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卒業式の歌:旅立ちの日に

2006-02-11 00:05:49 | 音楽
「コーラス」を見たからという訳ではないのでしょうが次の日の朝刊(2月9日)の地方版に『<旅立ちの日に>の歌碑 秩父・影森中に』という記事が載っているのに目が留まりました。

<旅立ちの日に>という歌をご存知ですか。

最近の小中学校の卒業式で今、最も多く歌われているのがこの「旅立ちの日に」だそうです。歌って卒業したという方もいらっしゃるでしょうね。私も知ってます!勿論、歌ったわけではなく息子の文化祭、そして卒業式で聞いたのです。そういう場面で聞いているので、すぐに思い出せる曲です。卒業生が在校生最後の合唱として一生懸命歌っている姿、万感胸に迫るものがありますいい曲ですよね~

記事によると、この曲は秩父・影森中の校長だった小嶋 登さんが作詞をし、音楽教諭・坂本 浩美さんが作曲して91年春、「卒業生を送る会」で先生たちからこの年の卒業生だけのためにたった一度歌われる曲として歌われたのが最初だったそうです。父母らを中心にうわさが口コミで広がり生徒たちに歌い継がれてきたのだそうです。18年前当時は服装の乱れがあったり、校歌も半数程度しか歌えなかった中学校だったそうですが先生方は「歌には人を変える力がある」と信じ合唱を通し「歌声の響く学校づくり」を目指してきたという話でした。(まさに「コーラス」みたいです)

<旅立ちの日に>作詞:小嶋 登/作曲:坂本 浩美
「白い光りの中に 山なみは萌えて
遥かな空の果てまでも 君は飛び立つ~♪」
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コーラス

2006-02-10 00:22:05 | 映画 か行
公開時、上映館の場所まで確かめて結局何となく見損ねた映画。

話はわかりやすく、素直に心に届く。音楽によって、劣悪な寄宿舎生活に音楽という一筋の光が射し込み、マチュー先生のコーラスの指導によって少しずつ生徒の心の扉が開かれてゆく。ピエールを演じたジャン=バティスト・モニエの歌声、ペピノのガラス細工を連想させる繊細さ、マチュー先生が寄宿舎を去るときに空を飛ぶ紙飛行機など特に印象に残った。
(ただ、冒頭のオーケストラの音楽は、ちょっとね~でしたが)

私は女性なので絶対に出せないこういう少年の声を聞くと、何かもう人の声を超越してる気がしてもう、はあ~としか思えなくなってしまう。この世のものとは思えない、みたいな感じに近いかな。少年はいつか声変わりしてこの声は失われる、もう二度と聞くことができないという宿命を持っていることで、そう思わせるのでしょうか。
声は、底知れない力を秘めていると、いつも思う。ダイレクトに音楽を乗せて人の心を射るもの、だと感じる。音楽の力とともにそれを今一度、確信する作品だった

涙がこぼれそうなとき、歌があった」 *公式HP

監督・脚本・音楽:クリストフ・バラティエ
音楽:ブリュノ・クーレ
合唱:サン・マルク少年少女合唱団
出演:ジャン=バティスト・モニエ/ジェラール・ジュニョ/フランソワ・ベルレアン/マリー・ビュネル/カド・メラッド

2004年/フランス/97分 
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一周年~!

2006-02-08 22:57:13 | 日々の雑感・近況


いつも、遊びに来てくださってありがとうございます!

ふと気付けばブログを始めて一年経ってました。一応、毎日更新を心がけてはいたのですが、それにはちょっと及ばず・・・です。たははっまあ、気楽に、ということで
でも、一年前にはこんなに世界が広がろうとは、思いもよりませんでした。
皆さまとお知り合いになれて楽しく、ほんとに嬉しいです

これからもどうぞよろしくお願いいたします~
(画像は小学校の校庭で咲いていた水仙
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アルケミスト

2006-02-08 00:03:55 | 
             
パウロ・コエーリョ著『アルケミスト:夢を旅した少年』(山川紘矢+山川亜希子=訳)
先日、読んだ『11分間』に続くパウロ・コエーリョの作品2冊目。思わず2回通り読みました。多分、これからも折々の時に開くでしょう。
「羊飼いの少年サンチャゴが夢を信じ、夢に従ってアンダルシアの平原からエジプトのピラミッドに向けての旅をする。少年はそこで錬金術師の導きと旅での出会いと別れの中で人生を学んで行く」~裏表紙解説より

つい、羊飼いの少年ということで4年ほど前見せてもらったこの写真を思い出しました。場所はスペインのとある町、こんな広場みたいなところをどどっと一団が通っていくんですね!へーっ、と感心した覚えがあります。ベンチの人だって「へーっ!」って見てる?
そして、左側の壁のところに映る影は、風車のようですね。
  
ふいに思い出したのですが、訳者の山川紘矢+山川亜希子って有名な俳優(名前、忘れた!)の書いたチャネリングの本も訳していたんじゃないかしら。この名前どこかで見覚えあり、だわ~。
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紅梅

2006-02-07 00:07:22 | 自然
市役所に出かけたら入り口近くで紅梅が咲いていた。
梅の木はその枝振りが美しいといつも思う。幹はごつごつしてこう妙なねじれがあって・・なんでこんなにきれいな花が咲くのだろう!白梅は香りも上品で大好き


梅といえば有名な尾形光琳の国宝『紅白梅図屏風』、MOA美術館が所蔵し3月8日まで「所蔵名品展」で公開中。
*MOA美術館 所蔵 名品展
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白鳥がやってきた!

2006-02-06 00:30:35 | 自然
      
寒いですね!入間川にコハクチョウが飛来していることはいつも楽しみにお邪魔している「わが町狭山のブラリ日記」のsanpomichiさんの記事で知りました。で、私も会えるかも・・・と入間川までお散歩。
で、おーほほほっ会えましたよん

2月4日の朝日新聞夕刊に『渡り鳥の名所「閑古鳥」~豪雪で南下?6~7割に』と題する記事が載っていて、それによると「雪でえさ取りが難しい。渡り鳥はより南の雪のない地域に移ってしまったのでは」とのことでした。
なるほど~
   
あら~優雅ですでは、もう一枚!
   
カモたちとも仲良くやってるようです。でも、コハクチョウは一羽だけのようです。
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イノセント・ボイス

2006-02-05 00:05:03 | 映画 あ行
               *公式HP

「イノセント・ボイス~12歳の戦場~」気になっていた映画だったので先日仕事帰りに見てきた。今年に入って意識してる訳ではないのに「これは実話をもとに作られた」という作品を続けて見ている。そういう巡り合わせの時にあたってるのか。

1980年エルサルバドルでは政府軍と反政府ゲリラ組織FMLNが泥沼の内戦状態にあった。脚本のオスカー・トレスの11歳、そして12歳になろうとしていた時の実話である。
子ども時代は遊ぶ時、輝く時のはずなのにエルサルバドルでの現実は明日の希望の見えない内戦が延々と続く。帰宅時間は外出禁止令となっている時刻で時には砲弾の飛び交う中を這うようにして帰ってくる。
そして少年は12歳になると強制的に政府軍に徴収され少年兵として戦場に送られるのだ。12歳ショックです。その様は、まさに「人狩り」、子どもを捕らえトラックに乗せて運んで行く・・・。胸をえぐられる光景が目の前に展開する。
そして透かし見える政府軍を援助し少年兵を鍛えるアメリカの影。そして両軍の武器はやはり「死の商人」が暗躍した結果なのだろうか。
チラシには『知っていますか?
      現在、世界で30万人以上の子どもが、
     <兵士>として戦場へ送られていることを

監督:ルイス・マンドーキ
出演:カルロス・パディジャ(チャバ)/レオノア・ヴァレラ(母親ケラ)/ホセ・マリア・ヤピスク(ベト叔父)/ダニエル・ヒメネス=カチョ (司祭)他
2004年/メキシコ/112分

そういえば主人公のチャバを演じるカルロス・パディジャがディエゴ・ルナを子どもにした様にそっくりだった。

*Wikipediaエルサルバドル
*外務省HPよりエルサルバドル共和国
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スタンドアップ

2006-02-04 21:20:02 | 映画 さ行
シャーリーズ・セロンというと私は「モンスター」・・・あの体形にあの顔!誰?みたいな感じでとにかく凄い俳優だなあという印象だった。ただ、私にはどうにも救いようがない話に思えて「後味、悪っ」と思ったのも事実。なので、「スタンドアップ」どうしようかなぁ、と迷った末、結局この間見てきた。

監督:ニキ・カーロ
出演:シャーリーズ・セロン/フランシス・マクドーマンド/ショーン・ビーン/リチャード・ジェンキンス/ジェレミー・レナー/ミシェル・モナハン/ウディ・ハレルソン/シシー・スペイセク

私なんか、と何度も思った。
お前なんか、と何度も言われた。
それでも、立ち上がってみようと思った。 *公式HP

男性社会の鉱山で労働者として働くシングル・マザーのジョージー。そこにあったのは男性社会に進出する女性に対する、信じられないような屈辱的なセクシャル・ハラスメントの嵐だった。これは実話に基づく話だということであるが余りの嫌がらせの過激さに腹が立つのを通り越して呆れ、絶望感さえ抱いたこれは1988年のことだそうで・・・って最近じゃん!!
そんな中で立ち上がろうとするジョージーに女性として、人間としてエールを送り続けた。彼女は単にタフなだけじゃなく、弱いところも併せ持っていて人知れずひっそり涙を流したりもする。そして映画は社会的な面とともに、家族の絆の脆さと強さを描き出す。
シャーリーズ・セロンは無論のこと彼女以外の出演者もそれぞれ味と存在感があってよかった~
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音楽会で

2006-02-04 00:08:38 | 音楽
先週は2つの音楽会を聴いた。どちらも良かったです

そのうちの一つ「マウリツィオ・クローチ/チェンバロ&オルガンリサイタル」でのことです。
音楽会は色んな楽しみ方がありますよね。流れている音楽が気持ちよくなって夢の世界に入っていたとか。(私はつまらないと眠気がさしてくるぅぅ)
ただし、寝るなら静かにね。

この日は、いびきが第一部のチェンバロ・プロの時に流れてきたの。それも私が座っていたのと同じ列、前から6列目!クローチさんの息遣いも聞こえるこの列で、彼の呼吸にいびきが絡む、勘弁して~。隣だったらつついていたと思うんだけど離れていたんでそれもできず・・・。う~私が彼の立場だったら、絶対に起こして欲しい、です!
(ところが、同じ人が第二部のオルガン・プロの時は寝なかったんだよね。何故に?音量の差だろうか!)

ところでクローチさんってこの日初めて聴きました。いびきの事はともかくとして、よかったです特にオルガンはこんなに面白いオルガンを聴いたのは初めてでした。多数の声部が絡み合い呼応し合って目の前に音の絵が描かれ、実に熱い演奏ですっかり魅了されてしまいました。
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ルルドの泉

2006-02-03 00:15:12 | 旅気分
今日、仕事で伺ったお宅で珍しいものを目にしました。それは「奇蹟」で有名な<ルルドの泉>のお土産
              
これは彼女の友人がルルドに巡礼に行った時のお土産に貰ったものだそうです。
「マリア様の形をしたペットボトル」といったらわかりやすいでしょうか。高さは30cm弱で、冠以外はペットボトルと同じような材質でできていて、青い冠がペットボトルの蓋になってます。写真で見るとちょいと神々しく(?)見えるかもしれませんが、実物はほんと、俗っぽくて、まさにお土産だなあ~という感じ。なかなかいい味、出してます
問題は中身・・・なんてったってペットボトル、ということは中身は液体です。

入っている液体は~・・・
これこそルルドの泉なんですって!!
霊験あらたかだといわれている「ルルドの泉」の水~
いつかもし重い病気にかかるようなことがあった時には、中身の出番があるかもしれないわねー、とのことでした。

例の電子辞書で「ルルド」を引いてみました。それによると
『フランス南西部、ピレネー山麓、オート・ピレネー県の町。家電工業などが行われる。1858年聖母マリア出現の奇蹟が起こったと伝えられ、聖母を目撃した娘が触れた岩から泉が湧いたといわれる。この泉は<ルルドの泉>として知られ、付近に教会が造営されて毎年約200万人の巡礼者がある。』
*Wikipediaルルドの泉
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停電の夜に

2006-02-02 00:31:49 | 
ジュンパ・ラヒリは1976年、ロンドンで生まれ幼い時にカルカッタ出身のインド人である両親と渡米ロードアイランド州で育った、と訳者(小川高義)あとがきにある。この本は彼女のデビュー短編集である。

この本の表紙いいでしょう!色目が温かくて、よ~く見ると並べられてるのは香辛料なんですね、カレーにするのかな!この本はジュンパ・ラヒリの「停電の夜に」料理の香が漂ってくるような作品、色彩感に溢れる作品、繊細で脆い人の心の機微が描かれる。ふいっと読み手の心に入ってきて忘れさせない魅力があった。

停電の夜に

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ここなら・・・

2006-02-01 00:33:26 | 音楽
思いっきり 出せま~す!!
      
2日前に入間川の岸辺で見かけた光景です。
確かにトランペットの音はでかいからなぁ練習場所には苦労してるのかも・・・。
ここは確かに音気にせず練習できるけど、いかんせん、どうにも寒いようで・・・よく見ると、手袋してます
手袋しててもいい!ぐぁんばれ、わかぞー!(このCM好きだった~)
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