Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

スタンドアップ

2006-02-04 21:20:02 | 映画 さ行
シャーリーズ・セロンというと私は「モンスター」・・・あの体形にあの顔!誰?みたいな感じでとにかく凄い俳優だなあという印象だった。ただ、私にはどうにも救いようがない話に思えて「後味、悪っ」と思ったのも事実。なので、「スタンドアップ」どうしようかなぁ、と迷った末、結局この間見てきた。

監督:ニキ・カーロ
出演:シャーリーズ・セロン/フランシス・マクドーマンド/ショーン・ビーン/リチャード・ジェンキンス/ジェレミー・レナー/ミシェル・モナハン/ウディ・ハレルソン/シシー・スペイセク

私なんか、と何度も思った。
お前なんか、と何度も言われた。
それでも、立ち上がってみようと思った。 *公式HP

男性社会の鉱山で労働者として働くシングル・マザーのジョージー。そこにあったのは男性社会に進出する女性に対する、信じられないような屈辱的なセクシャル・ハラスメントの嵐だった。これは実話に基づく話だということであるが余りの嫌がらせの過激さに腹が立つのを通り越して呆れ、絶望感さえ抱いたこれは1988年のことだそうで・・・って最近じゃん!!
そんな中で立ち上がろうとするジョージーに女性として、人間としてエールを送り続けた。彼女は単にタフなだけじゃなく、弱いところも併せ持っていて人知れずひっそり涙を流したりもする。そして映画は社会的な面とともに、家族の絆の脆さと強さを描き出す。
シャーリーズ・セロンは無論のこと彼女以外の出演者もそれぞれ味と存在感があってよかった~
コメント (4)
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音楽会で

2006-02-04 00:08:38 | 音楽
先週は2つの音楽会を聴いた。どちらも良かったです

そのうちの一つ「マウリツィオ・クローチ/チェンバロ&オルガンリサイタル」でのことです。
音楽会は色んな楽しみ方がありますよね。流れている音楽が気持ちよくなって夢の世界に入っていたとか。(私はつまらないと眠気がさしてくるぅぅ)
ただし、寝るなら静かにね。

この日は、いびきが第一部のチェンバロ・プロの時に流れてきたの。それも私が座っていたのと同じ列、前から6列目!クローチさんの息遣いも聞こえるこの列で、彼の呼吸にいびきが絡む、勘弁して~。隣だったらつついていたと思うんだけど離れていたんでそれもできず・・・。う~私が彼の立場だったら、絶対に起こして欲しい、です!
(ところが、同じ人が第二部のオルガン・プロの時は寝なかったんだよね。何故に?音量の差だろうか!)

ところでクローチさんってこの日初めて聴きました。いびきの事はともかくとして、よかったです特にオルガンはこんなに面白いオルガンを聴いたのは初めてでした。多数の声部が絡み合い呼応し合って目の前に音の絵が描かれ、実に熱い演奏ですっかり魅了されてしまいました。
コメント (2)
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