Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

ロウソクの灯り

2005-11-17 00:01:43 | 日々の雑感・近況
急に寒くなってきて、目にも暖かさがほしくなりました。
         
光を囲んで三人がてんでに笛吹いています
点いているロウソクは森のいい匂いがするんだよ。


フラッシュ焚かないでもう一枚、こっちの方が暖かそうに見えるかも         
         
(Red PriestのCD捜してるけど、だめだ、見つからないや。廃盤だと言われた・・・ちっ!)
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ベルリン、僕らの革命

2005-11-16 00:15:51 | 映画 は行
『グッバイ、レーニン!』のダニエル・ブリュールが出演しているというので借りてみた。練習→合わせの連続の毎日、気分転換になるか?な。

監督・脚本:ハンス・ワインガルトナー

出演:ダニエル・ブリュール
   ジュリア・ジェンチ
   スタイプ・エルツェッグ
   ブルクハルト・クラウスナー  *あらすじgoo映画

結論からいうと・・・十分に気分転換になりましたすかっとしましたよん!!

1989年のベルリンの壁の崩壊からもう16年が経っているのだと改めて思う。随分、貧富の差が顕著になり社会問題となっていることが伝わってくる。そのベルリンに住むヤン(ダニエル・ブリュール)と親友のピーター(スタイプ・エルツェッグ)には、とんでもない秘密があった。ピーターの恋人であるユール(ジュリア・ジェンチ)の引越しを手伝ったヤンは、その秘密を打ち明けてしまう。惹かれあってゆくヤンとユールだが、物語は思いがけない方向に三人を導いてゆく。

ヤンとピーターの「エデュケーターズ」の作り出す造形物が何ともシュールで魅力的に映る。息もつかせぬ展開にはらはら、どきどきの連続。ついつい応援してしまっているヤン、ピーター&ユールの三人組のパワーに、未来も捨てたもんじゃないと明るい希望を抱く。
理想と現実のギャップの中でもがきながら、理想を捨てない事で生きてゆけるということについて思う。理想=夢といってもいいかもね、さわやかな風が吹きぬけた。
しかし、東西ドイツの統一というのは統一が最初の一歩でそこから社会をどう構築していくかは模索の真っ最中であるのだと再認識する。
必死で生きてるんだよね、みんな、この地球上で!

『グッバイ、レーニン!』についての記事はこちら
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川の巻

2005-11-15 00:01:42 | 自然
   
海はないけど、川ならあるよ~ん、埼玉県!!一級河川なんだって、入間川。
   
両岸に道がついていて、画面の手前側は(見えてませんが)サイクリング・ロードとして整備されていているの。歩く人、とっても多い!コンクリートの護岸がとうもろこしのつぶつぶが、ずら~っと並んでるみたい。   
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公園の桜

2005-11-14 00:25:10 | 自然
桜並木が紅葉し、風に落葉が舞っている。
春には満開の花で楽しませてくれた木々が今は紅葉して再び楽しみを与えてくれる。
        
空が段々広がる季節になったんだ!
手袋して上見て歩いた。
        
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ウィスキー

2005-11-13 00:18:22 | 映画 あ行
ウルグアイの映画、というのに惹かれてDVDにて鑑賞。ジャケットに描かれているどうみても美男美女からは程遠いおっさんとおばさん・・・う~ん、この三人が主人公かあ、どんな話なんだろう?

2004年/ウルグアイ=アルゼンチン=独=スペイン
監督 :フアン・パブロ・レベージャ&パブロ・ストール
出演 :アンドレス・パソス
    ミレージャ・パスクアル
   ホルへ・ボラーニ  *あらすじgoo映画

ウルグアイの町でいかにも古そうな機械を使って靴下工場を営むハコボの淡々とした日常。正反対の明るく陽気なブラジルで暮らしている弟・エルマン。仕事はきっちりこなし淡々と単純な毎日を働き続けるマルタ。妻がいることになっているハコボは、マルタに彼の妻の振りをしてを欲しいと頼む。実はお互い相手の事はよく知らない二人が夫婦を演じる事となる。
ずっと職場で顔を会わせていたのに、全く知らない事ばかりのハコボとマルタの夫婦の真似事振りと、エルマンが間に入った事で思いがけず本音&地が出る様子がそれまでの日常を描くのと同じく淡々と描かれる。思わず覗き出すそうした新しい顔に、にや~りとなったり、はっとしたりする。顔つきの変化とともに積極的になってきたような三人。淡々と描かれることで浮かび上がる人間の生活。どこの国であろうと、そこに展開する人間の生活というものには世界中、大差ない事を改めて思う人の体温を感じる作品だった。
ハコボの「マルタに電話して」という最後の言葉がこれからの展開を予感させる、かな?

題名の「ウィスキー」というのは写真を撮る時に笑顔になるための日本で言うところの「チーズ」。スペイン語でしゃべっていても写真撮る時は「ウィスキー」(耳には「ウィッキー」って聞こえた)ぎこちない作り笑顔が写真に収まるのが何とも可笑しい。
(そういえば今まで聞いた写真を撮る時の掛け声の中で、え~!と思ったのは「ルート4は?」う~むぅ・・・参った

ウィスキー

アミューズソフトエンタテインメント

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悲しくなったときは

2005-11-12 00:18:35 | 音楽
<悲しくなったときは> 寺山修司

悲しくなったときは 海を見にゆく
古本屋のかえりも 海を見にゆく
あなたが病気なら 海を見にゆく
こころ貧しい朝も 海を見にゆく
ああ 海よ 大きな肩とひろい胸よ
おまえはもっと悲しい
おまえの悲しみに
わたしのくらしは 洗われる
どんなつらい朝も どんなむごい夜も
いつかは終わる
人生はいつか終わるが
海だけは変わらないのだ
悲しくなったときは海を見にゆく
一人ぼっちの夜も 海を見にゆく

「ああ、この詩知ってる!久しぶりに読んだ!」と思ったのは11月26日に伴奏する演奏会の中の一曲、中田喜直の歌曲である。音楽がこの詩についていたとは知らなかった。さすが中田さんはいい詩に音楽をつける、と先ずそこに感心する。

この詩を読む時、私は様々な色に彩られた海と遠く潮騒が聞こえてくる。海の香が漂う小さな町を歩く灰色の背中が思い浮かぶ。そしてまた広がりと、底知れない暗い闇、深い孤独を同時に感じてしまう。そして何ともいえない温かな希望、慰めを抱いてこの詩を読み終えるのである。

いい曲だけれど、とても難しいこの歌曲。この詩ほどにこの曲が巷に知られるか、というと・・・それはどうだろう?
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コブシの実、その後

2005-11-11 00:01:18 | 自然
これは『コブシの実』と教えていただいた記事のその後です。画像をアップするのをころっと忘れてました。
木の下に落ちていたこの実を拾って机の上に置いておいたら、一晩で硬い殻が開いて中から鮮やかなオレンジの実がでてきたんですよ。
        
う~ん!ちょっとばかりグロテスクか!!
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紅葉

2005-11-10 00:30:07 | 自然
駆け足で秋が深まっていく。幹に絡みつくツタも紅葉する。
   
いつもの道では紅と黄が入り混じる。
   
ハナミズキは実をつけ青空に大きく伸びをする。
        
こんな空をみれば心がゆるゆる溶け出すよう。青くて高いなぁ!
ああ、いいなあ!
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私の頭の中の消しゴム

2005-11-09 00:20:29 | 映画 わ行
             *公式HPこちら
監督:イ・ジェハン
出演:チョン・ウソン ソン・イェジン

先日、鑑賞しました。丁度「映画の日」だったせいか、この映画の吸引力か、多分両方が相まって夜の時間だというのに結構な人の入りだった。
色んなところで「号泣する映画」との話を耳にしていたので、つい出掛けに「ハンカチよ~し!」とチェックしてしまう。何しろ、実際に号泣しちゃったあの『ラブストーリー』のソン・イェジンがヒロインと聞くだけでもう既に期待に胸が高鳴るではないか!

「彼女がすべての記憶をなくしていきます。名前も、歳も、そして愛していた僕さえも」

とにかく美しい映像でチョルス(チョン・ウソン)とスジン(ソン・イェジン)の愛の姿がより悲しく浮かび上がる。記憶が失われていく恐怖・・・。「この病気は精神の死が肉体の死より先にやってくる」という医師の言葉が重い。

一番悲しかったのは、やはりスジンの手紙のところかな。火を使っている場面ではスジンの様子が気になるより、火事になったらどうしようと気がもめてしまって・・・こんな時にあくまで現実的になってしまう私。しかし会場内は明らかに泣いている声、鼻をグスグスさせる音が響いておりました・・・。
私は泣かなかったけれど、だからといってこの映画がよくなかったという訳ではないですよ。チョン・ウソンは格好いいし、ソン・イェジンも可憐だったしね。
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イタリア歌曲集

2005-11-08 00:15:34 | 音楽
調べものがあって高校時代から使っている(物もちのいい奴!)全音楽譜出版社の「イタリア歌曲集」を開いた。
ついでに畑中良輔氏による前書きを読んでいたら・・・
『これらの歌曲は大部分がゲネラルバスの様式によって書かれている。現在の伴奏パートは後世の人たちが手を入れたもので、版によって相違があり、どれを取るかは歌う人の趣味による』(大意)
この本使っているときには、ちいとも気付かなかった物凄く大事な一文!

同じ本、同じく畑中良輔氏の最近の版ではもっと細かく書かれている。(流石にこれは読んでました)
要約すると『この歌曲集の原曲は通奏低音で書かれ、イタリア・バロックの研究家であったパリゾッティの編曲によるものを中心に編集されているので原作そのものではないことを頭にいれておく必要がある』そしてオリジナル・パリゾッティ版・イエッペーセンの版の譜例がある。

何故最初の版のこんな大事な文を見逃しちゃってたのかなあ!でもここ20~30年で解説もこんなに細かくなるなんて、研究が進んだんですね!感動~!!

そんな訳で今日はチェチーリア・バルトリのCDを聴いた。
「IF YOU LOVE ME/Se tu m'ami」
            
輸入盤なのでタイトルの英語訳がなんか曲の感じとイタリア語の語感とかけ離れているようで思わずにや~り
特に「Vittoria,vittoria!」好き
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ノーマンズ・ランド

2005-11-07 00:31:39 | 映画 な行
先日鑑賞した「アワー ミュージック」にはサラエヴォが登場していたが、東欧という地域のここ何年かの混乱・戦闘・紛争が正直よくわからない。それまで存在していた国がある日消失し、新たな国々となっているという現実は私の理解をとうに越えている。ただ、TVの向こうにその悲惨さ、酷さ、憎しみが渦巻くのを安全な場所にいられることをしかと感じつつ眺めるのみなのだ。

そんな訳のわからん私が今夏DVDで見た「ノーマンズ・ランド」(大分、日にちが経ってしまっているが・・・)
題名の「ノー・マンズ・ランド」とは中間地帯、1993年、ボスニアとセルビアの中間地帯に何故か取り残されてしまったボスニア軍兵士チキとセルビア軍兵士ニノの二人。彼らは突き詰めると何故戦うのか、何のために憎み合うのか分からないのだが、現実に敵として対峙している。激しい緊張感の中に話は展開するのだが、全編を通じユーモアが底流に流れている。だから余計に戦争の酷さに胸が引き裂かれる。戦争が何も生み出すことの無い、恐ろしいほどの虚無感をユーモアがあるからこそ余計に強く感じる。彼らを取り巻く国連防護軍の無力さ、マスコミの狂奔ぶりにも大いに笑わせられる。

今でも印象深く思い出される笑っちゃった場面の一つは爆弾処理のエキスパートであるドイツ人が、周りが来ない来ないと気を揉んでいる時に、ぴったりの時間に現れるとこかな世界中でドイツ人がどういう風に捉えられているかが顕著にわかって可笑しかった。
忘れられない映画です。  *ノーマンズ・ランド公式HPこちら

2001年/フランス=イタリア=ベルギー=イギリス=スロヴェニア/98分
監督・脚本・音楽:ダニス・タノヴィッチ
出演:ブランコ・ジュリッチ(チキ)
   レネ・ビトラヤツ(ニノ)

ノー・マンズ・ランド

ポニーキャニオン

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秋の日に輝く

2005-11-06 00:20:15 | 自然
黄金色の秋の光の中を歩く。ふと目にとまる橙色、からすうり。
          
こっちこっち!きら~り
          
赤い宝石のような苺と可憐な花も秋の日に輝く
 
今、ふと気付きました。この記事の題名どっかで聞いたような・・・
そうだっ!アイルランド民謡♪『春の日の花と輝く』(原題:Bilieve Me)でした
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気になる公演

2005-11-06 00:10:36 | 音楽
ここのところ音楽事務所<アレグロミュージック>のHPのトップの「レッド プリースト」の画像が気になっていた。
*HPはこちら

来年5~6月に来日する予定だということなのだが、最近覗いてみたら『今後発売の公演』の欄に「レッド プリースト」のページが作成されていた。
それが・・・何ていうの?「レッド プリースト」のロゴがまるでちょっと前のロック・バンドみたいで凄いインパクト

大分前に一枚だけだけど彼らのCD聴いた事がある。勢いと、テンポに吃驚した記憶が残っているので(今度、捜してもう一度聴いてみます)このページを見て余計に気になってきた。日時、会場、料金の発表はまだだが注目していようっと。
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絵画でつづる源氏物語@徳川美術館

2005-11-04 23:38:33 | 展覧会・建築・器
続いてもう一ヶ所。徳川美術館 開館70周年記念 秋季特別展『絵画でつづる源氏物語』 *HPこちら
    
初めてこの美術館に足を踏み入れた。門をくぐると・・・
    
この日はお茶会が催されたらしく、和服の女性の姿が目立っていた。
日本中の美術館が所蔵している源氏物語関係の絵画が集結したという感のあるこの展覧会、源氏物語というのは創作意欲をかき立てる魅力的な物語、素材なのだとつくづく感じた。浮世絵で描かれた源氏物語って初めて見たが日本髪結っているのが珍しく、妙な感じだった。
ここが持っている国宝の源氏物語絵巻が見たくて来館したのだが、残念ながら叶わなかった。しかし、次回の「特別展:国宝源氏物語絵巻」では展示されるという。これは「名古屋で10年ぶりの国宝 源氏物語絵巻全面公開」だそうだ
会期:11月12日~12月4日
ついでにそのチラシ↓
            
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愛知県美術館50周年記念展

2005-11-04 21:12:26 | 展覧会・建築・器
名古屋に行ったついでに、この街で暮らしていた頃「県美」と親しんできた愛知県美術館を訪れた。(手前のオアシス21の向こうに見えるのが『愛知芸術文化センター』)
           
現在は愛知芸術文化センターの中に入っている「県美」、このセンターの開館に伴い1992年にリニューアル・オープンを経て今年で50周年を迎えた。それを記念しての『愛知県美術館50周年記念展』を見てきた。*HPこちら

会期:12月4日まで
入場料:一般500円、高校・大学生300円!!

コレクションでたどる美術館50年の歩みということで、収集の年代に分けての展示となっておりたいへん興味深い。ブールデルの4点の作品を予算の関係で4年に分けて購入した話なども紹介され美術館の果たす役割についても考えさせられる。
           
とにかく収蔵品の一部の展示ではあるが、すごい点数である。こんなにいい作品を持っていたのね~とほんとに驚く椅子も随所に置いてあるのもいいです!チラシの裏の画像は↓
           
とにかく、一見の価値あり

心は満腹したが生理的な空腹が我慢できず・・・ 味噌カツ食べました
           
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