Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

ウィスキー

2005-11-13 00:18:22 | 映画 あ行
ウルグアイの映画、というのに惹かれてDVDにて鑑賞。ジャケットに描かれているどうみても美男美女からは程遠いおっさんとおばさん・・・う~ん、この三人が主人公かあ、どんな話なんだろう?

2004年/ウルグアイ=アルゼンチン=独=スペイン
監督 :フアン・パブロ・レベージャ&パブロ・ストール
出演 :アンドレス・パソス
    ミレージャ・パスクアル
   ホルへ・ボラーニ  *あらすじgoo映画

ウルグアイの町でいかにも古そうな機械を使って靴下工場を営むハコボの淡々とした日常。正反対の明るく陽気なブラジルで暮らしている弟・エルマン。仕事はきっちりこなし淡々と単純な毎日を働き続けるマルタ。妻がいることになっているハコボは、マルタに彼の妻の振りをしてを欲しいと頼む。実はお互い相手の事はよく知らない二人が夫婦を演じる事となる。
ずっと職場で顔を会わせていたのに、全く知らない事ばかりのハコボとマルタの夫婦の真似事振りと、エルマンが間に入った事で思いがけず本音&地が出る様子がそれまでの日常を描くのと同じく淡々と描かれる。思わず覗き出すそうした新しい顔に、にや~りとなったり、はっとしたりする。顔つきの変化とともに積極的になってきたような三人。淡々と描かれることで浮かび上がる人間の生活。どこの国であろうと、そこに展開する人間の生活というものには世界中、大差ない事を改めて思う人の体温を感じる作品だった。
ハコボの「マルタに電話して」という最後の言葉がこれからの展開を予感させる、かな?

題名の「ウィスキー」というのは写真を撮る時に笑顔になるための日本で言うところの「チーズ」。スペイン語でしゃべっていても写真撮る時は「ウィスキー」(耳には「ウィッキー」って聞こえた)ぎこちない作り笑顔が写真に収まるのが何とも可笑しい。
(そういえば今まで聞いた写真を撮る時の掛け声の中で、え~!と思ったのは「ルート4は?」う~むぅ・・・参った

ウィスキー

アミューズソフトエンタテインメント

このアイテムの詳細を見る
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする