Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

マダムと奇人と殺人と

2005-11-29 00:26:46 | 映画 ま行
               *公式サイトこちら

2004年/フランス・ベルギー・ルクセンブルク/97分

監督・原作・脚本:ナディーヌ・モンフィス
出演:ミシェル・ブラン/ディディエ・ブルドン/ジョジアーヌ・バラスコ/ほか
原作:「レオン警視」シリーズの中の「MADAME EDOUARD」(マダム・エドワール)

~ベルギーから届いた絵画を巡るキッチュでユーモア溢れるサスペンス~

うわあっというくらい色が溢れるこの映画、それもくっきりした色の洪水!そして、登場する人物がこれでもか、というくらい奇人しか出てこないのだ。段々、奇人って普通じゃんと思えるくらいになってくる。犬までぶつぶつフランス語しゃべってるし・・・。

「サスペンス」とはいうものの、その要素は薄い。(犯人が最後に唐突に出現してきた感否めず)それよりも、人に対する温かい感情が作品を支配している。大笑いはしないけれど、思わずにや~りorくすっとしてしまう不思議なユーモアに溢れて自然に気持ちが和む。またさりげなく、ゲイのイルマが娘と初めて会おうとする時に「ありのままの姿で会う!男を装う事は今までの自分を否定しすることになるから!」と語る言葉に人生に対しての前向きな勇気を感じたりする。ただ、もうちょっと一人一人の人物について掘り下げて描いて欲しかったかも。

思い切って隙間時間で見たのだが明るい気分になりました

そういえばコピーの「キッチュ」が今一つ分かってなかったのだが、Wikipediaの解説を見て納得した。 *Wikipediaキッチュ
コメント (10)
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