老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

こんな愛国者は、いらない!

2014-03-17 06:54:02 | 安倍内閣
先日、テレビでおなじみの田崎史郎氏(時事通信社、解説委員)の講演を聴く機会がありました。テーマは「日本は良くなるか、安倍政権下の政治と経済」で、政治家の役割や政党のマニュフェストではなく政治家個人の思想・嗜好・人脈で政界の流れ、つまり日本の政治の行方が決まる。それを予測した内容でした。いわく、

 「政治家は情(実)と利益、理由で動いている」
 「政治家が使うダマシ言葉は『国家、国民のため』である」
 「政治力=人を動かす力、です。代表的なのは田中角栄さん」

いやはや、なんとも、ごもっとも。しかし、2014年なのに日本の政治は江戸幕府や明治政府から変わっていないのでは・・・と、暗い気持ちになりました。

大震災の復興や福島原発の事故収束は遅々として進まず、その不始末で更迭された官僚は厚遇で天下り。(東京新聞3/16記事)誰も責任を取らなくてよいカラクリを与えて、安倍総理は「国家、国民のため」に大好きな改憲・集団的自衛権・特定秘密保護に向かって盲進できるわけね。

靖国神社と愛国心、尖閣諸島と領土防衛、国防軍と積極的平和主義。海外に暮らし、外国人とコミュニケーションがとれる国際感覚豊かな日本人から見れば、安倍総理はなんと外交ベタで内弁慶な愛国者でしょうか。決して習さん、プーチンさん、キムさん、朴さんを笑えません。

いやいや、安倍総理は愛国者ではなく売国奴だと思います。尖閣諸島どころか、すでに「福島」という広大な国土を失っています。しかも、占領した相手は敵国ではなく自国の、一民間企業!愛国者ならば、その地を国民のために取り戻すのが最優先ではないですか?

靖国神社、従軍慰安婦、南京大虐殺、そして太平洋戦争。「自分は正しい。悪いのは相手」「自分が悪いことをしたのは相手に原因がある」という傲慢さが、悪い愛国者の脳ミソです。これを「都合の悪いのは相手のせい、とは子供と一緒!」とおっしゃる方もいます。

権力の頂点に立った、安倍晋三さん。自分の掌に消えないマジックインキで「主権在民」「三権分立」「憲法順守」と書いて、毎日飲み込んでくださいね。

「護憲+コラム」より
猫家五六助

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 息を吐くように嘘をつく | トップ | 4/12パネルディスカッシ... »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
懲りない人たち (おとなのおやつ)
2014-03-20 19:35:35
   第三の矢 MH機同様 何処行った?  bungaraya
   懲りてない いつかきた道 この道は  種田海足水
                      「川柳センクル」

 はじめまして、おとなのおやつです。

 アベノミクスの第三の矢は「民間需要を喚起する成長戦略」ということだそうですが、スーパーに毎日買い物に行きながら感じる庶民の雰囲気は、反対の需要落ち込みではないのだろうかと…
 “矢”という言葉は庶民に向かって飛んでくる矢のイメージもありますね。特定秘密保護法、集団的自衛権の行使、武器輸出管理三原則、安倍総理が矢を次々とこちらに打ちこんできている感じがします。

 日本は60年間以上他国の人の血を流してないですね。それって凄いことだと私は思います。誇りにさせてもらっててるのですが、それを壊そうとするグループがいるらしくて本当にびっくりしています。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

安倍内閣」カテゴリの最新記事