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老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

菅首相の施政方針演説を聞いて

2011-01-25 17:41:20 | 民主党政権
菅首相の23年度予算の所信表明演説を聞いたが、平成の開国、社会保障と税の一体改革、最小不幸社会の実現、不条理の是正等に関して、小沢氏を支持するグループを敵に廻してどこまで党内で議論が尽くされ合意形成されているのか疑わしい。これでは党内不一致で、単なる国民受けを狙った空論の実施はむつかしい。すでに野党にも見透かされ、そっぽを向かれているようである。

例えば平成の開国であるが、現在40%と言われる日本の食糧自給率がどこまで上がり、雇用がどれほど増えるのか、また社会保障と税の一体改革と称して消費税増税を臭わしているが、無駄の削減をを鼻血が出なくなるまでやったのか、仕分け作業でお茶を濁し、十分だというのであればとんでもない思い違いである。更に最小不幸社会と国民生活第一とどう違うのか、違うとすればそれによって09年マニフェストの内容と工程表がどう変わるのか、党内でコンセンサスが採れているとは思われない。

また不条理を言うので在れば、普天間基地の辺野古移転は名護市長選、名護市議会選、沖縄県議会選、直近の沖縄県知事選ですべて県民・市民はノーを突きつけたはずである。これを無視すること以上の不条理は無いはずであり、昨年5月の米国との協議を県民の意思に沿って改めることが最大の条理なはずである。これを改めずして首相に不条理を語る資格があるとは思えない。その不条理を正せば社民党も態度を軟化させ衆議院での三分の二の多数も見えてこようというものである。

更に民主党打倒を叫び著書まで出した与謝野氏を大臣に据え、一方で民主党政権樹立に功績のあった小沢氏を追い出そうとすることも条理を逸脱している。まるでスターリン粛正のまねでもしようとしているようである。そこまでして野党の歓心を買いたいのであれば菅支持グループは民主党から出て野党と連立政権を樹立し、解散総選挙で信を問うたら良い。そうすることが最も条理にかなっているはずである。

「護憲+BBS」「国会ウォッチング」より
厚顔の美少年





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