老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

安倍首相の辞任を擁護する人々

2020-08-29 05:48:01 | 安倍内閣
今日、ついに安倍晋三が総理の座を辞すると公言した。遅い!遅すぎる。責任感を頼りにされて疲弊した医療従事者も同じ憤りを感じているそうだ。

辞任の一報を受けて、立件民主党・石垣のりこ氏がツイッターで厳しい言葉をつぶやいた。
「大事な時に体を壊す癖がある危機管理能力のない人物」
私も大いに同意する。総理大臣とは日本のトップであり、強大な権力を行使する代わりに大きな責任を担う地位である。日本の安全保障にもかかわる重責ゆえ、過酷なプレッシャーを受けて相当なストレスが溜まる職務であろう。

その職責を第一次安倍内閣において同じ症状で投げ出した。普通の神経ならば恥ずかしくて、国民に申し訳なくて再登板など考えないと思う。

しかし、堂々と第二次安倍内閣として返り咲いた。当然、識者も世間も「健康は大丈夫なのか」「そんな重責を持病(難病)のある人に任せていいのか」と疑問の声を上げた。

すると、安倍応援団は同じ難病のグループを持ち出して「難病の苦しさを理解せず、差別するのか?」と議論をすり替えてしまった。安倍晋三自身も「難病は克服した」と宣言。健康な体に戻ったならば、誰も文句のつけようがなく、当時の私は「要領よく正当化したな」と感じていた。

その後の政権運営は既存のルール・常識・法令を捻じ曲げ、自分がやりたい事や自分に都合のいい事は率先して進めた。これならばストレスが溜まらないだろう。

一方、不都合なことは「責任はある」と言いつつ説明もせず、責任も取らずにプレッシャーから逃げ回ってきた。国難ともいえる新型ウイルス禍においてオトモダチや電通の利益を優先し、くだらないアベノマスク配付や給付金事業の丸投げを行った。急ぎ法制化すべき事案があるのに臨時国会を拒否。そして、この辞任劇である。

病状の辛さには同情するが、「2回も途中で政権を投げ出した」と厳しく叱責されて当然であろう。ところが、先に石垣のりこ氏のツイッターに対して批判が相次いでいるという。いわく、

●作家・乙武洋匡氏
「大事な時に体を壊す癖がある危機管理能力のない人物、というアクロバティックな表現にこそ、まったく危機管理能力を感じないのだが......」
●イスラム思想研究者・飯山陽氏
「安倍総理だけではなく、私を含む、持病を抱える全ての人に対するヘイトスピーチである」

不思議だと思う。なぜ、総理大臣と一般人を同次元で語るのだろうか。

※引用;JCASTニュース、2020年8月28日付
https://news.yahoo.co.jp/articles/01b4da0c933c7ddcc019caa593d7748d64718974

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
猫家五六助

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