老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

野田首相の論功行賞、出ていけ人事

2012-09-26 20:14:43 | 民主党政権
野田首相の民主党人事は完全に首相に対する論功行賞人事に終った。最たるものは代表選に担がれながら辞退した細野大臣を政策調査会長に抜擢したことであろう。彼が出馬すれば野田首相も危ういと言われていただけに、これほど分かりやすい論功行賞人事はあるまい。安住、山の井氏の副幹事長、国対委員長人事もまたしかりである。

一方総裁選に出馬した他の3人は党人事では無視された形である。もっともこれは代表選挙戦での野田批判から見れば推して知るべしで、おそらく近日行われる内閣人事でも干されるであろう。そうなれば「党を出ていけ」人事同然である。

仮にそうだとしたら、どうやら野田首相には民主党のことより、次の衆議院選後に自民党が比較第一党になったとしても、自民党政権下で保守勢力が結集して政界再編した方がよいとの思惑がありそうである。今回の民主党代表選から任期は3年に延長されており、次の衆議院選に破れて野田首相は首相を降ろされたとしても、民主党代表は辞めないであろう。

その上で自民党を中心にした保守連立を組めば、旧社会党の議員はついていけなくなり離党に追い込まれる。こうして野田首相は日本の保守政治復活を夢見ているような気がしてならない。今日の自民党総裁選で安倍元首相が総裁にカムバックし、さらに衆議院選で大阪維新の会が躍進すれば、圧倒的な保守連立政権が形成されるだろう。戦前の大政翼賛会と同じ光景が目に浮かぶ。

「護憲+BBS」「政党ウォッチング」より
厚顔の美少年

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