老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

民主党代表選

2010-08-30 13:07:23 | 民主党政権
先日の「サロン・ド・朔」の定例会で、その日のテーマとは直接関係なかったけれど「民主党代表選」の話が出ました。

私は小沢一郎に関しては、多大な期待を持っている訳でもなく、消去法で一度民主党の代表をやらせてもいいのではないか、と思っていた程度です。しかし民主党の代表ということは当然我が国の総理大臣になるということで、その時何をしたいのか、どうもよく分からないのが困った所でもあります。

小沢一郎は以前「第七艦隊だけでいい」という発言をしましたね。あれは米軍には「第七艦隊」以外はお引き取り願って、「日本の防衛は日本が担うべき」という意味なのでしょうか。だとしたら、「自国を守る軍隊をつくるべき」という所まで行くのではないでしょうか?

小沢一郎は昨年の毎日新聞「えらぼーと」の質問事項で、「憲法9条改正」については「反対」と答えていますが、「集団的自衛権の行使を禁じた政府の憲法解釈を見直すべきか?」という質問に関しては「見直すべき」と答えているので、「解釈改憲論者」なのでしょうか。

http://mainichi.jp/select/seiji/09shuinsen/mai/kaihyo/area_meikank.php?mid=A03004001001

一方、菅総理は「憲法9条改正」については「非回答」で、「集団的自衛権の~憲法解釈を見直すべきか?」については「反対」だそうです。

小沢一郎という政治家が、我が国の総理大臣になった時、官僚の天下りや無駄使いを一掃する政治を実行し、ある程度政治主導出来たと仮定して、「生活が第一」というマニフェストを忠実に実行して(そんなこと出来る筈がないという声も聞こえていますが)、私達の暮らし向きや雇用や経済状況が良くなったとしても、その時「憲法調査会」が再び機能し始めて、「改憲」への動きが活発になったとしたら、私達は再び小沢一郎という政治家と対峙しなければならなくなるのでしょう。

問題は、では小沢一郎以外に我が国の総理大臣になって欲しい人がいるかと考えると、今の所見当たらないということです。「菅総理、もっとしっかりしてよ」と言いたいけれど、消費税発言や法人税減税発言、核の抑止力は必要発言にしても、何だかなーという脱力感に陥りそうです。

と、思っていたらNHKで「鳩山氏菅総理と会談」というニュースを流していました。「今後代表選回避の可能性も充分有り」と。マスメディアの情報なんて当てにならないという人もいるし、マスメディアの「小沢叩き」も執拗なものを感じるけれど、出来れば「代表選回避」なんて事態にならないで、菅総理も、小沢一郎も「憲法、外交、経済、雇用、環境」の各政策について議論し、ガチンコ勝負で、総理大臣になったらこの国をどのような国にしたいのかそのビジョンを分かりやすく説明し、それが支持できるものであるなら、今度こそ是非実行して欲しいと思う今日この頃であります。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
パンドラ

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