11月27日の大阪府知事と大阪市長のダブル選挙では、どちらも大阪維新の会の候補者が勝利した。勝利の直接要因は橋下候補の個性である。橋下氏は、選挙戦略・戦術として社会の不条理や不正義を市民に目覚めさせ、その解決策として、これまでの行政の在り方の常識を非常識と強烈にアッピール。小泉流に自民党(大阪市役所)を敵に見立て、ぶち壊すとアジテートして、大阪都構想で二重行政の無駄を削除できると府民・市民に夢を抱かせた。夢を見せられた選挙民は府知事と市長が大阪維新の会から当選すれば、直ぐにでも大阪都が実現するかのような幻想に取り付かれていたのではないかと想像させられる。
しかし大阪都を実現するには、現実には国会レベルの政治(法律改正)が必要となり、前途多難であろう。革命であれば直ぐにでも実現可能であるが、これから中央官僚や既成政党の反対も予想され、そのような長期戦を予想していない選挙民は1年後には失望させられるのではなかろうか。
その解決策として、大阪維新の会が次の衆議院選挙で「大阪都構想」のスローガンで大阪から立候補者を立て多数の当選者を出したとしても、国会で大阪都構想の法案成立を計ろうと思えば既成政党の協力が必要であり、今の国民新党が郵政再改革法案で四苦八苦している姿とダブルのである。かつて自民党政権時代に首都を東京から他へ遷都する案があったが、いつの間にか立ち消えてしまったように、抵抗勢力を排除するには相当な時間と力が必要ではあるまいか。一方、今回の選挙結果で、大阪維新の会の「ファシズム化」は一歩前進したと思われる。
「護憲+BBS」「政党ウォッチング」より
厚顔の美少年
しかし大阪都を実現するには、現実には国会レベルの政治(法律改正)が必要となり、前途多難であろう。革命であれば直ぐにでも実現可能であるが、これから中央官僚や既成政党の反対も予想され、そのような長期戦を予想していない選挙民は1年後には失望させられるのではなかろうか。
その解決策として、大阪維新の会が次の衆議院選挙で「大阪都構想」のスローガンで大阪から立候補者を立て多数の当選者を出したとしても、国会で大阪都構想の法案成立を計ろうと思えば既成政党の協力が必要であり、今の国民新党が郵政再改革法案で四苦八苦している姿とダブルのである。かつて自民党政権時代に首都を東京から他へ遷都する案があったが、いつの間にか立ち消えてしまったように、抵抗勢力を排除するには相当な時間と力が必要ではあるまいか。一方、今回の選挙結果で、大阪維新の会の「ファシズム化」は一歩前進したと思われる。
「護憲+BBS」「政党ウォッチング」より
厚顔の美少年