老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

“リニアには乗りません宣言”運動なるものをフト思った

2022-05-26 17:45:30 | 社会問題
先日の東京新聞にリニアの近況が載っていた。

静岡の山岳地域の水資源や生態系への影響の懸念、旅の楽しみは車窓からの眺めという思いを完全に無視する大半がトンネル内の走行、コロナ禍の2年間を踏まえてたどり着いた無駄な出張の見直しや、リモート会議が定着したニューノーマルな事業活動、運行に要する電力量の問題や発生する電磁波に乗車中さらされる健康への影響、及び2020年10月に起こった調布市での道路陥没事故等々を思えば、事業主体会社に何らかのブレーキが掛かっていることを予想していた。

しかし、相も変わらずの一度動き出したら止まらない、別の言い方からすると作ることで発生する費用を使うことに意義がある、との思いが、一部工期の遅れが明らかになってきている状況においてさえ、なお事業主体のJR東海や融資を行っている国には変わらずにあるのだな、との印象を受けた記事でした。

リニアの開発は鉄道マンの夢であり、実現したい・させてあげたいという感情があることも良く言われています。近隣のあの国には負けたくないという思いが鉄道マンになければ良いのですが。鉄道マンには邪念の混じっていない夢を追い求めて欲しいものです。

市民の立場からは経済面・経営面が気になります。結果的には数兆円の財政投融資を国が押し込む形の事業に現在はなっています。稼働後の状況を予測すると暗澹たる状況が見えてきます。

会社関係の人々が多少乗るだけ、そして物珍しさから当初乗った市民のリピート乗車はほぼなくなり、よってリニアは予想通りの低乗車率の常態化・リニアに誘導したいがための他の列車の不便化の促進等、世の中は巨額融資の金利分返済さえままならない事業体の体たらくに引きずられての住み難い不便な社会の進行と定着化、こんなことが予想されます。

ここに立ち至っても止まらない状況と止められないもどかしさに何とかならないものか、を考えフト思ったのが、このまま進めてもリニアには私は乗りませんと言うことを宣言することが市民の駄目だし策としてかなり面白いのではとフト思った次第です。

上手く世渡りできない・世の流れを作れない市民層から、彼ら(事業体及び旨味に群がる一見世渡り上手な方々)の梯子をはずしてしまおう、という考えです。

賛同頂けるでしょうか?

私は“リニアには乗りません宣言”をいたします。

「護憲+BBS」「 メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
yo-chan

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