今日(6/1)の朝日新聞は自衛隊機による支援活動の忌避について、中国軍幹部の談話として次のように報じている。
『理由として「中国の民衆に与える心理的な影響」を挙げ、その解消には「長い時間をかけた(日中両国の)共同努力が必要」と指摘。根強い反日感情や自衛隊機への拒絶反応が派遣見送りの背景にあったことを認めた。 』
http://www.asahi.com/politics/update/0531/TKY200805310301.html
この軍幹部の談話は、派遣見送りの一報を見て受けた印象どおりである。更に推測すれば、中国政府は天安門事件を弾圧後、その再発防止と以後の治安を保つために、文化大革命的な極左共産主義への暴走を押さえながら学生・若者に対する再教育が急務となった、その方策として採られた教育政策が、日本の旧帝国主義に矛先を向け、若者の目を日本の中国侵略に転換し、反日教育で天安門事件の再発防止策と自由主義の引き締めを講じたのではないかと思われる。
当時江沢民主席は天安門事件の再発防止という失敗は許されない国内事情を抱え、自らも必要以上に対日批判をして外交と教育の言行一致を国内外に示し、背に腹は替えられずに反日教育と活動が必要だったのではないか。仮に天安門事件が勃発していなければ、このような反日教育も対日批判の政治活動も必要なかったはずである。(参照:「江沢民(ウィキペディア)」)。
今回の「その解消には長い時間をかけた(日中両国の)共同努力が必要」という中国軍幹部の談話は、天安門事件に関連して江沢民主席時代に反日教育が敷かれたことを暗示している。また先日の胡錦濤主席との日中共同声明でも「青少年の間の相互理解及び友好感情を絶えず増進することが日中両国の世世代々にわたる友好と協力の基礎の強化に資する」と唱い、反日教育の解凍には時間を要することを臭わしている。
大事なことは、江沢民時代から胡錦濤時代へ移行し、反日から友好へのターニングポイントに差し掛かっていることを両国民・両政府が認識し、慎重に曲がりきることであろう。その第一の試練が今回の自衛隊機の支援への両国の対応そのものであり、中国側の慎重な対応も、同記事内の以下のコメントに凝縮されているのではなかろうか。
『馬副総参謀長はこれに先立つ講演では「中国の政府と軍部は日本政府と自衛隊を含めた国際社会のいかなる支援も歓迎する」と述べ、自衛隊機を受け入れなかったのは「歴史的、文化的、心理的な理由」に基づく「中国の政府と民衆の選択と心情」によるもので、日本側も理解してくれているとの認識を示した。』
天安門事件のとばっちりを受け日中関係は冷え込み、それに輪を掛けたのが小泉首相の頑なな靖国神社参拝であった。天安門事件以後反日教育が中国国民に刷り込まれていることは、先の中日サッカー競技や日本製品不買運動を見ても明らかであり、その行動は日本国民に少なからずショックを与え、悪感情を抱かされたことは事実である。
それだけに両国民の感情の解凍には若干の時間を要するであろうが、奇しくも間もなく北京オリンピックが開催される。先ずは対日戦でも中国の観客に冷静な観戦を期待し、それが対日感情の改善のバロメーターになるのではないかと思われる。
「護憲+BBS」「行政ウォチング」より
厚顔の美少年
『理由として「中国の民衆に与える心理的な影響」を挙げ、その解消には「長い時間をかけた(日中両国の)共同努力が必要」と指摘。根強い反日感情や自衛隊機への拒絶反応が派遣見送りの背景にあったことを認めた。 』
http://www.asahi.com/politics/update/0531/TKY200805310301.html
この軍幹部の談話は、派遣見送りの一報を見て受けた印象どおりである。更に推測すれば、中国政府は天安門事件を弾圧後、その再発防止と以後の治安を保つために、文化大革命的な極左共産主義への暴走を押さえながら学生・若者に対する再教育が急務となった、その方策として採られた教育政策が、日本の旧帝国主義に矛先を向け、若者の目を日本の中国侵略に転換し、反日教育で天安門事件の再発防止策と自由主義の引き締めを講じたのではないかと思われる。
当時江沢民主席は天安門事件の再発防止という失敗は許されない国内事情を抱え、自らも必要以上に対日批判をして外交と教育の言行一致を国内外に示し、背に腹は替えられずに反日教育と活動が必要だったのではないか。仮に天安門事件が勃発していなければ、このような反日教育も対日批判の政治活動も必要なかったはずである。(参照:「江沢民(ウィキペディア)」)。
今回の「その解消には長い時間をかけた(日中両国の)共同努力が必要」という中国軍幹部の談話は、天安門事件に関連して江沢民主席時代に反日教育が敷かれたことを暗示している。また先日の胡錦濤主席との日中共同声明でも「青少年の間の相互理解及び友好感情を絶えず増進することが日中両国の世世代々にわたる友好と協力の基礎の強化に資する」と唱い、反日教育の解凍には時間を要することを臭わしている。
大事なことは、江沢民時代から胡錦濤時代へ移行し、反日から友好へのターニングポイントに差し掛かっていることを両国民・両政府が認識し、慎重に曲がりきることであろう。その第一の試練が今回の自衛隊機の支援への両国の対応そのものであり、中国側の慎重な対応も、同記事内の以下のコメントに凝縮されているのではなかろうか。
『馬副総参謀長はこれに先立つ講演では「中国の政府と軍部は日本政府と自衛隊を含めた国際社会のいかなる支援も歓迎する」と述べ、自衛隊機を受け入れなかったのは「歴史的、文化的、心理的な理由」に基づく「中国の政府と民衆の選択と心情」によるもので、日本側も理解してくれているとの認識を示した。』
天安門事件のとばっちりを受け日中関係は冷え込み、それに輪を掛けたのが小泉首相の頑なな靖国神社参拝であった。天安門事件以後反日教育が中国国民に刷り込まれていることは、先の中日サッカー競技や日本製品不買運動を見ても明らかであり、その行動は日本国民に少なからずショックを与え、悪感情を抱かされたことは事実である。
それだけに両国民の感情の解凍には若干の時間を要するであろうが、奇しくも間もなく北京オリンピックが開催される。先ずは対日戦でも中国の観客に冷静な観戦を期待し、それが対日感情の改善のバロメーターになるのではないかと思われる。
「護憲+BBS」「行政ウォチング」より
厚顔の美少年