life goes on slowly

或る大阪近鉄バファローズファンの
偏愛と放浪の記録

旭山動物園に行ってきますた。

2005-05-03 23:59:59 | 【旅】ぼちぼち放浪
 とりあえず私の周りだけだが、行った人で「おもしろかった」と言わなかった人はいなかった旭山動物園(旭川市)に行くことになった。

 9:00過ぎに迎えに来てもらって、結局到着したのが14:30前? 5時間半……けっこうかかったなー。もう1時間ぐらい早いかと思ったのだが。実際、岩見沢で高速に乗るかどうか悩んだんだけど、そこまでは混んでるというほど混んでなかったし、わりと強風&軽自動車なこともあって結局高速はやめにしたのだ。したらIC過ぎて少しの間がけっこう渋滞していて(笑)選択を誤ったか? とうんざりしたが、渋滞と呼べるのは実際そのあたりだけだった……まあ、それなりに時間は食ったけど。
 でもその渋滞よりも問題は旭川市内に入ってからの方で(笑)青看板の横にちょこんと出ている旭山動物園行きの標識をたどっていくと実はけっこう遠回り……というのを、走ってみて気づいた。←おいおい
 それというのも、友だちが旭山動物園の公式サイトから周辺マップと臨時駐車場その他の情報ページをプリントしてきたはいいが、これがまたわかりづらいのなんのって(笑)。ただでさえ地図を読むのが苦手な私にはお手上げで、むしろ最初からマップルで読んどいた方が良かったなこりゃ、って感じになっていた。慣れている友人にしても結局、わかんねーよこれ! って状態だったので、次があったら絶対普通に読み慣れている地図を読もう。(教訓)
 そんなもんだから予定より遅れてしまったのだな。でも、運良く無料駐車場に入れたので助かったけど。(無料駐車場と有料駐車場とが普通に並んでる)

 東門から入ってまず目に入ったのはカバだのサイだのゾウだの。カバは日向ぼっこよろしくすっかり寝ていた……。ゾウは桃色ペリカンと同居していた。キリンの飼育舎もあったのだが、昨年の夏に老衰で亡くなってしまったそうで、「喪中」と書かれてあった。
 オランウータンの餌付けの時間が15時で、あと5分も我慢すれば見られたのだが、その周辺にとても人が多かったのと、日が隠れていて少々寒かったので移動してしまった。サル舎で、ワオキツネザルだのアビシニアコロブスだのブラッザグェノンだのとあまりお目にかかったことがない種類を拝見。子どもがやっぱりちっちゃくて(当たり前だけど)かわいい。

 キジ舎でインドクジャクの雄が盛大に羽根を広げていた。昔、小浜島のはいむるぶしの敷地で放してあったのを見て以来だ。きれいだったー。羽根を閉じててもきれい。あと、この羽根は冬の間は落ちてしまうらしいということを初めて知った。羽根を広げてる目の前で写真を撮る人がいても意に介さずって感じで広げっぱなしなのでよっぽど慣れてるのかなーと思ったがなんのことはない、目の前に雌がいたんである(笑)。
 実は、個人的に気に入ったのはその隣の飼育舎にいたカピバラ。でかいげっ歯類。まぬけな風貌がかわいい。あと、ホッキョクキツネもかわいかったなー。白くてふさふさしていて。コノハズクも思ったよりずっと小さくてかわいらしい。フクロウの仲間はけっこうたくさんの種類がいた。

 ペンギンは餌付けの時間にちょうど出くわしたのでじっくり観察。キングペンギンが群れをなして直立している間の岩場に、イワトビペンギンがのっそり寝そべっているというか座っている(ちょっとわかりづらいけど)
 プールサイドから岩場をうろつくペンギンが見られるのと、プールの下を通っているトンネル状の通路で泳いでるペンギンを観察できるのと、2通りの見方がある。沖縄の美ら海水族館にあった、マンタなどなどが泳ぐのを下から見上げられるようになっているあれに近い。

 ほっきょくぐま館には「ホッキョクグマに襲われるアザラシの視点を体験できるカプセル」があって、まさに飼育舎の床にちょこっと出た半球体の透明カプセル状のスペースから、グラウンドレベルでホッキョクグマを見られるというものらしい。これがすごい列をなしていたので、とりあえずうっちゃっておいて他のものを見た。(もちろんホッキョクグマも他の飼育舎みたいに普通に観察することもできる)ライオンやトラを見た時も思ったけど、実物はやっぱでかいよなー。
 あざらし館の目玉は、水路で繋がっている大水槽と円柱水槽。水路から円柱水槽と大水槽を行き来するアザラシ(撮るタイミングが難しい)が見られるのだ。円柱水槽はレンズの効果でアザラシが大きく見えるのでなおダイナミックな感じ。やたらと「おおー」と感嘆の声をあげるおじさんもいて、それはそれで少々うるさかったけど(笑)。

 大体そんな感じでひとまわりして2時間ちょっとという感じ。少し駆け足ではあったけど。GWみたいに特別人出のあるような日でなければ、週末でももう少しゆっくり回れるのかな。でもまあ半日もあれば充分楽しめると思う。冬季になると13:30? だかで閉まってしまうので、前乗りするぐらいの勢いじゃないと行くのは非常に厳しいが……でも行ってみたいのは行ってみたい。

 全体を見て思ったのは、「手づくり」な感じが非常に伝わる動物園だということ。まあ、動物園に行くこと自体が小学生以来って状態では比較もできないんだけど(笑)
 でも、たとえばカバとペリカンを同居させたり、サルと他のなんとかいう鳥(忘れちゃった)を同居させたりということにはどういう意図があるのかとか、ニホンザルのサル山ではそれぞれの特徴の説明書きがあって、さらに1頭1頭の写真も一緒に置いてあって個体識別に挑戦できるようになっていたり、工夫を凝らしてある。ぺんぎん館とかほっきょくぐま館とかでは順路指示の標識がペンギンやホッキョクグマのイラストタッチの彫り物だったり。これ、個人的にはとても気に入ったかわいいタッチなので写真撮ればよかったんだけど、撮り損ねた。ホッキョクグマが「あっち」とか手で指してたりする標識なんだけど。
 飼育舎の前にある動物の説明用の看板等にしても、普通の説明(その種についての基本的な、一般に動物園で良く見かける感じの説明書き)以外に、スタッフさんが「旭山動物園にいる」その動物についていろんな解説とかを手書きで作って写真を貼ったりしてるものが一緒に貼られてあって、ユニークさというのは全体的にとても良く出ている。いろいろ考えて展示(飼育)してるんだなあ、というのがひしひしと感じられた。

 そもそも動物園という存在自体が不自然なものであって、「自然」という視点に立つと、動物の個体レベルの話とすれば矛盾も抱えてる施設ではあると思う。でもその中で、ただ動物を見せるだけじゃなくて、やはり見ている側に地球上の生態系について考えさせたりすることも動物園の存在意義であったりするとも思う。
 たとえば、カバの飼育舎の傍に、事故に遭って片羽になってしまったカラスの展示があるのだが、この展示の説明には傷病野生鳥獣の保護に関しての行政と動物園の考え方の違いなどについて、できるだけ多くの人が理解できるように丁寧な文章で書かれてあったりする。それに見られるように、「動物がいる」というだけではない、どうありたいかの考え方がはっきりしている動物園なのだろう。たぶんその真摯さが、来園者を楽しませてくれているのだろうと、漠然と思った。

 16:30過ぎに現地を出発して、帰り道は旭川市街地を横切ったがどう考えても行きより距離が短かった(笑)。途中、岩見沢で軽く晩飯にしたけど、帰宅したのが22:00前。正味、行きより1時間ぐらい早かったような……
 結局、往復で350kmぐらいになりました。私は正真正銘のペーパードライバーなので運転は任せっきり。でも今日は寝てしまわずにすんだ。ちょっと頑張った(笑)←たまに寝てしまう

 次は花見に行きたいなあ。って、それは私がどうやって土日の仕事の都合をつけるかにかかってるんだけど。しかし桜も今週末には開花しちゃうから、結局遅くても来週末じゃないと花見には行けないんだよな。というか、週末じゃもう遅かったりもするのか?

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2 コメント

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いいなぁ~ (妖しい姐@夜更かしちう)
2005-05-04 03:44:45
動物園~

私も久しぶりに行きたい~



コノハズク

可愛いよねぇ~~!

ペットショップで見つけて、かなり長い時間見ていたことがあります(笑)

フクロウとか好きなので、たくさんいるなら見てみたい♪

シロクマぁ~

ふかふか~♪

して、その襲われる感じ?ちょっと味わってみたいかも(笑)





動物園は、今や種の存続も担ってますものね

不自然な中で繋がれていく自然の命たち

色々なことを考えさせてくれる場所ではありますよね!



私がまたそちらに遊びに行く機会があったら連れて行って下さいね♪

て、運転は私なのかな?(笑)

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お願いします(笑) (かじ@admin)
2005-05-05 22:16:49
その時には、ちゃんと地図を追えるようにしておくので(笑)是非♪

ついでに旭川ラーメンでも食いましょう。



もう少し混んでない時に行ければ、もっとじっくり楽しめると思います。

夏には新しい飼育舎ができるみたいでした。

フクロウの類はいっぱいいて、こんなにいるもんなのか~と今さら知りました(笑)
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